一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

橋本秀樹さん著「1日2人しか診ない本当の歯科医療」を読んだ感想

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2016年に発売された本のようですが、「歯について」と「経営について」に興味があったので購入してみました。

 

特に興味があったのは「経営」についてです。

 

私は薄利多売モデルよりも、こういう少数高利益で商売をしたいと常々考えています。

 

私はnoteで記事を有料販売していますが、一般的にはまあまあ高い方だと思います。

 

以下の記事は定期的に購入いただいていますが、値段を少しつづ上げています。おかげさまでそれでも売れています。

 

最初は1000円でしたが、その後1280円→1480円で2023.4月時点では1980円にしています。

 

・勉強すれども170点前後に止まる方、必見の点数の結びつく勉強をしているかチェックする方法

 

他の方をみると同種のnoteは安く売っている人が多い印象です。300円~500円が多く、高くても1000円で売っているのをよく見かけます。

 

私はとてもではないですが、そんな安い値段では売れません。私が苦労して必死にもがいた2年間が凝縮しています。

 

しかも行政書士試験は下手すれば5年以上受験することになります。そこから脱出できるかもしれないノウハウなので正直1980円でも格安でしょう。(と私は思っています。価値観は人それぞれです。)

 

買った人に失敗したと思っていただかないように定期的に文章を加筆しています。

 

話は脱線しましたが、このように私はできるかぎり高く売りたいという考えを持っています。

 

そのためにこの本にとても興味を持ちました。

 

また私は歯が悪いので歯医者にいくことが多いですが、その際にボッタくられる歯医者にも数件遭遇しています。

 

そういう意味でも歯医者の内情に関心もありました。

 

以下読んでみた感想をご紹介します。

 

高単価で商品(サービス)を提供できるには?

 

当たり前ですが、普通に売っているものを値段だけ高くするのは不可能です。

 

やろうと思えばできますが、誰もその価格では購入しないでしょう。

 

値段を高くするには、高くても購入したいと思ってもらう商品・サービスを提供する必要があります。

 

ではどうしたら、高くても販売できるか?というと以下だと書かれています。

 

①歯医者の治療の実態(患者をみていなく稼ぐために不必要な治療をしている)を説明

 

②本当に治療をするなら、時間がかかり、そのために高額の費用が必要と説明

 

③納得してもらう人のみを実際に診察する

 

※①~③を患者に理解してもらえるように、本・ブログ・youtubeを活用する必要がある

 

「私はやっぱりそうなのね!」と思ったことは、赤字のところです。

 

ようは自分の考え・治療方針等を本・ブログ・youtubeで発信するということです。できそうで、できないことはこの点だと思います。

 

誰もが高単価で商品を売りたいでしょう。

 

が高単価である理由を顧客に納得してもらえる説明がされていないと、売れるはずがありません。

 

が、これを丁寧にしっかりと説明できる人というのは少ないと思えます。だから、多くの人ができないと思っています。

 

私も見る人が多かろうが少なかろうが毎日ブログを更新している理由も、意図しているところは同じ(私のことを理解してもらうため)です。

 

たぶん値段は普通の歯医者と比較すると相当高いが・・・。(価値を感じる人には安いと感じるはず)

 

この歯医者さんでは最初で約2時間くらい会話をするそうです。

 

その会話に入る前に、料金についても説明し、納得いただけない人には、その場で診察せずに帰ってもらうそうです。

 

納得してもらえば、2時間程度、治療方針や患者が何をしてほしいか?等の会話をするそうです。

 

料金についての言及はありませんが、おそらく会話だけでも5万~10万くらいすると思えます。(想像です)

 

会話というとおしゃべりみたいに思ってしまいますが、ガッツリコンサルをするイメージです。

 

弁護士に払うタイムチャージと思えば、高い金額でもないと思えます。

 

が、この歯医者さんのHPにいっても料金がでていません。

 

個人的には、最初から料金はHPに書いておいた方が良い気がします。普通なら歯医者にいって会話をして数万の費用になればビックリすると思うからです。前もって提示しておいた方が良いように私は思います。

 

が、ソコソコお金に余裕があり、歯を大事に扱ってほしいという方に、とっては10万以上かかっても安いと感じるでしょう。

 

私は、以前、ある歯医者で前歯の治療で20万くらいの見積もりをされました。

 

その歯医者いわく、前歯の治療にはそれくらい必須とのことでしたが、別の歯医者にいったら保険で6000円で治療できました。

 

それくらい歯医者は落差があります。

 

ポイントは、しっかり患者の要望を聞いているの?ということです。高くても納得いく治療であれば良いですが、ボッタくり医者はただ金の欲しさに高額の見積もりを出してきました。(私の意向無視で)

 

ゆえにただのコンサルで5万~10万というものを個人的には高くないと思います。2時間も話を聞いてくれて、それを組んだ治療方針を組み立ててくれるのであれば、むしろ安いでしょう。

 

そのため、このビジネスモデルがなりなっているのも不思議ではありません。

 

 

※証券会社のときの営業を思い出す

 

少なからず、証券会社にいたときの営業も同じようなもんだと思えます。

 

これからが大きく利益をだすだろうと思う株を保有していても、目先の手数料が欲しい場合は、売却して乗り換えをしてしまうものです。

 

サラリーマンとして生きていくには収益を稼がないと生きていけないからです。

 

このときに、もし利益がでた一部を手数料として下さい的な契約が可能であれば、売買せずに保有することになるでしょう。

 

その結果、顧客も利益を出し、営業マンもより大きな収益が得れるようになります。

 

証券会社では、そういう交渉は無理なので、できません。

 

が、歯医者の世界ではそれに準ずることができて、実際に実行しているがこの本の先生なんだろうと思います。

 

最近は本を読むことが少ないですが、この本は興味深い内容なので購入しました。気になる方は読んでみてください。

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