新規に行政書士を開業する人は開業についてドコからどういう情報を取るのが良いか?
2023年3月に行政書士事務所を開業するにあたり、せっせと情報収集をしています。
行政書士は試験に合格できても、実務経験が積めない(積みにくい)という恐ろしい罠があります。
そういう意味では行政書士ではなく、社労士を狙った方が良かったかなと思う今日この頃。
社労士なら試験勉強が実務に直結していると思われ、即独立がスムーズに行けると思えます。
脱線しましたが、行政書士は実務経験が積めない(積みにくい)がゆえに、自分でせっせと情報収集をしなければなりません。
が、情報収集をするといっても、行政書士の開業に関する情報なら何でも良いわけではありません。
しっかり何を知りたいのか?を明確にしておくことが必要と思えます。
私は「実務経験なし,コネなしで開業した人がどうやって業務を軌道に乗せることができるようになるのか?」を知りたくて情報を探しています。
ドンピシャでそのものを見つけることはできませんが、当たらずも遠からずの情報はポツポツ見つけることができています。
情報を探す際に注意していることをご紹介します。
※以下の記事の中で参考にならないやダメといった表現をしていますが、あくまで私が求めている情報の観点においての話です。
※別の角度から視点でみれば十分有用になりえます。該当しているものを否定しているわけではありません。
目次
ブログで探すがの良い
情報を探す際はブログ、note、youtube、ツイッターなど色々あると思います。
私の経験上だとブログが良いと思えます。
ブログが良い理由を説明する意味でも他がいかに良くないか?をご説明します。(※あくまで私の感想です)
ツイッターだと、まず文字が少ないことに加え、貴重な値千金の体験談がツイートされることがほとんどありません。
さらにツイッターは検索性がないため、イチイチ画面をスクロールして過去を探していかなければなりません。
非効率すぎて対費用効果が悪いです。
youtubeにもそれっぽい動画がいくつかありますが、生々しい体験記というよりも美化され脚色された体験談っぽく感じます。(あくまで私の感覚です)
それでも人によっては価値ある体験談だと思いますが、私が求めている生々しい体験記ではありません。
※イメージだと「数か月売上0!!」みたいなリアル体験談を私は欲しています。
noteは現役の行政書士さんが最近(2023.2)有料で体験談を発売し始めましたので、それを買ってみるのもありかもしれません。
が、元から知っている人なら良いですが、私は知らない方の体験談をいきなり有料で買うのは抵抗感があります。
有料で買うにしてもこの人の体験談なら買いたいと思わせてくれるまでの導線がほしいところです。
加えて、その方がどういう文章を書くのか?がわからないので、とても買いにくいです。
それとnoteもツイッターまでひどくはないですが、検索性がありません。
ゆえに良い記事があるのかもしれませんが、見つけずらいです。
そういう意味で消去法的にもブログが良いと私は思っています。
開業が1~2年前までの人のブログが良い
R3またはR4あたりに開業した人のブログが見つけられると良いです。(匿名ブログが〇)
開業している行政書士さんが実名で売上などの生々しい体験記を公表していたら、既存顧客および見込み客が引くという懸念が生じるでしょう
ゆえに生々しい体験記は実名のブログよりは匿名のブログを探した方が良いと思えます。
「数か月売上0!!」みたいな体験談も見つけることができると思えます。
そういうブログには色々ヒントがあるので、有料級だと私は思っています。見つけるたびに「宝」を掘り当てた気になります。
通常なら1~2年で行政書士事業が軌道には乗りにくいと思えるため、生々しい体験記を疑似体験できる可能性が高いと思えます。
そういう体験記のなかで、〇〇しとけばよかったや、△△をやってよかった的に記述があれば調べて取り入れる検討を始めます。
「開業がかなり前の人」や「開業直後から軌道に乗っている人」のブログは参考になりにくい
※参考になりにくいと表現をしていますが、あくまで私が求めている情報の観点においての話です。該当しているものを否定しているわけではありません。
ブログでも逆に「開業がかなり前の人」で「開業直後から軌道にのっている人」のブログはあまり参考になりません。
当然と言えば当然ですが、開業がかなり前だと、時代が違うので参考になりにくいでしょう。
個人的には3年前でも参考になりにくいと思っています。
開業直後から軌道に乗っている人も私は参考になりにくいと思っています。
多く人が開業直後から軌道にならないと思えるからです。レアケースの情報を収集しても参考になりえないと思えます。
見つけた場合はさらっと目を通して、ブラウザバックすることにしています。
アフィリエイトブログに気を付ける
まれにアフィリエイトに力を入れているっぽいサイトにも遭遇します。
「〇〇な3選!」みたいな一昔前のSEOに有効なタイトルっぽい記事で書いてあるものは、概ねアフィリエイトサイトと思った方が良いです。
さりげなく予備校高額実務教材等へ誘導してくるので気をつけましょう。※その方が実際に経験した上での紹介なら良いと思えます。
アマゾンリンクも「必要以上に多く」あったりもします。
そういう場合は報酬目的で体験でもなんでもないので気をつけましょう。
それらブログからの学び①異種交流会は役に立たないっぽい
コネなし、実務経験なしで開業すると、人脈求めて異種交流会に参加することになると思えます。
その体験談というか回顧録だと、「有効だった!」という人は極少数です。まれに有効だったという人がいます。
多くが逆にセールスされまくりで疲れたという結果になっています。
私は参加しない方針で行く予定です。
それらブログからの学び②補助金バブルだったっぽい
ここ1~2年は補助金バブルだったっぽいことがわかります。
開業直後であってもソコソコ受注している様子が書かれています。
そういう意味では時期を逸して残念と思う反面、比較的、楽に仕事が受注できると思わなくて良いので長期的に経営することを考えるとよかったようにも感じます。
それらブログからの学び③仕事を契約するための流れで試行錯誤しているのがわかる
開業体験となると、初仕事を受注した事実くらいしか書いていないことがほとんどです。
が、実際には受注する前に色々必要になると思います。
具体的には、以下です。
・契約書はどうするの?
・見積書は?
・何でどうやってやり取りしている?
・領収書は?
・入金は前受、後受?
個人的にはこの辺りも非常に重要だと思いますが、これらを具体的に解説しているものをみたことがありません。
あったとしても、記事の中で、「できる限り私は前受にしています」くらいのサラっとして踏み込んでいません。
私は気になりますが、他の人は気にならないものなのだろうか?と思っていましたが、これらのブログをみると色々悩んで試行錯誤してる様子がわかりました。
参考になり、ありがたかったです。
※行政書士は実務知識習得が最大の参入障壁だと思えます。ゆえになかなか情報が開示されていません。と私は思っています。
そのため、わずかなヒントからでも、足りない情報をかき集めて、血肉にしていくことが重要と思えます。