一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

行政書士の仕事を獲得する際に紹介を利用するデメリット

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行政書士を開業した場合に、新規に顧客を獲得しなければなりません。

 

新規に顧客を獲得する方法の1つに「紹介」があります。

 

たぶん、多くの人が紹介による新規顧客を受けたいと思っているのではないでしょうか?

 

観察していると、開業した直後だと、異業種交流会みたいなところに行く人が多い印象を受けます。

 

その狙いの一つは、色々な士業の方を繋がって、紹介を受けたいということだと思います。

 

が、顧客を紹介されると色々と面倒になることも発生します。

 

私はそのために行政書士をしても「紹介をしないし、されない」という方針でやっていこうと思っています。

 

私が感じる紹介されると面倒になると感じる理由をご紹介します。

 

①「紹介を受けるまでに」相当のコストがかかっている可能性が高い

 

顧客を紹介する立場のことを考えると見えてくることがあります。

 

顧客を紹介する場合は、誰にでも紹介をするわけではありません。紹介しても問題ないと思える人に、紹介をするのが通常と思えます。

 

万が一、変な人に顧客を紹介して、トラブルが発生したら、ほぼ自分のところに「何であんなやつ紹介したんだ?どうなってんの?」とクレームが入ることが予想されるからです。

 

そのために、紹介をする側は紹介をしてもいい人かどうか?を慎重に吟味する必要があります。

 

自分が紹介を受けたいと思った側は、紹介をする側の人に、「この人を紹介しても大丈夫だろう」と思われる必要があります。

 

紹介をする側の人に、「この人を紹介しても大丈夫だろう」と思われるには、相当の時間とお金がかかることが予想されます。

 

人柄がある程度わかるまでには時間の経過が必要です。加えて、それまでに何度もお互いが接触した方が望ましいことから、何度か会食等をし、お金も相応にかかるでしょう。

 

紹介を受けるまでに、結構なコストがかかってねえか?と感じます。

 

それならそのコスト使って、自分で集客した方が良くねえ?と私は思います。

 

 

②「紹介を受けた後」にもコストがかかる

 

上記に上げたような紹介を受けるための種まきをやって、実際に紹介を受けることができたとします。

 

その場合は、紹介をしてくれた方に、相応の謝礼をしなければならなくなるでしょう。

 

おそらくもっとも求められる可能性が高いのは、「紹介したんだから、お前も紹介しろよ!」という見返りだと思います。

 

ダイレクトに口に出して言ってこなかったとしても、暗に求める人が多い気がします。

 

紹介された後に、紹介を返さなかった場合は、おそらく2回目の紹介はされない可能性が高いと思えます。

 

紹介をする方も紹介を返してくれるだろう人に紹介をしたほうがメリットがあるので、当然の流れと思います。

 

言い換えると、紹介を受けた場合は、いずれ紹介を返さなければならないという負債を抱えるようなものと言っても良い気がします。

 

このいずれ紹介を返さなければならない負債を背負うことになることを考慮しなければなりません。

 

③紹介された顧客の場合、断りにくい

 

紹介してもらった顧客が微妙な人であった場合、断りにくいと思われます。

 

せっかく色々な種まきをして紹介してもらうに足る人であると認識され、実際に紹介を受けるところまでいったわけです。

 

紹介された顧客が微妙な人であり、断りたいと思っても、紹介した人の顔に泥を塗ってはいけないという配慮から、断れない可能性が高いです。

 

これが自分で開拓した(見つけた)顧客であれば、なんのためらいもなく断れると思います。

 

微妙だと思える顧客の仕事を対応するのは、相当のストレスになると思います。

 

せっかく開業したのなら、わざわざストレスが過度にかかる仕事はしたくないもので、できる限り避けたいものです。

 

が紹介を受けると、その確率が高まってしまうリスクがあると思えます。

 

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