行政書士の実務本をまとめて買ってみた。
↑買った本たち。
これを本を買って、さっそく行政書士を開業してやるぜぇ~と鼻息が荒くなっているわけではありません。
とりあえず、どんなことをやるのかをある程度理解して、その中で自分が何をやりたいと思うか?をチェックするために、本を買いました。
行政書士試験と行政書士の実務は、悲しいかな、ほとんどリンクしていません。
ゆえに行政書士試験に合格しても、行政書士試験の合格をする以前に実務経験をしている等がないと実質的にド素人と同じなわけです。
かと言って、行政書士は実務経験を積むことが極めて難しい職種です。
私も行政書士事務所にいくつかバイトで申し込みましたが、すべて不採用でした。理由は、おそらく、「ノウハウパクられるのが嫌だから!」です。
何とも器が小さいなあと思うのですが、おそらく大半の方がそういう発想をすると思われます。
どんな内容の採用面談になるか?知りたい方は下記をどうぞ。個人的に貴重な経験で価値があると思っているので有料で提供しています。
行政書士事務所等に実務経験を積みたい目的でアルバイト募集に申し込むとどんな面談になるか?
そこで実務を積んだからと言って、その業務をやるとは限らないですし、お互いの人間関係を実務を通じて構築できれば、後々に色々役に立つこともでてくると想定でき、一概にデメリットとも思えませんが、しょうがありません。
というわけで、残された道は実務本で勉強する以外に方法はありません。(セミナーもあると思いますが、セミナーは高いだけで、実務本を口頭にしただけの中身の場合がほとんどなので実質同じと考えています。)
実際に自分の業務として扱うかどうかは別をして、可能な限り実務本を一通り目を通しておいた方が良いと思います。
行政書士で何ができるか理解していないと業務が①相続OR②建築業許可申請OR③補助金OR④自動車関連になる
※私が勝手にそう思っている偏見です。
これは私が観察している限り、新規に開業した人を観察していると90%くらいの確率で①相続OR②建築業許可申請OR③補助金OR④自動車関連になっている印象です。
たぶん理由は、行政書士として扱えることの代表がここで上げた①~④だからと思われます。
幼稚園児や小学生低学年の将来の夢が
男性なら「警察官、パイロット、サッカー選手」
女性なら「パン屋さん、お花屋さん、ケーキ屋さん」
とするのと同じだと考えています。要は、そもそもが職業を知らないので、自分の知っている範囲からしか選べないということです。
行政書士の仕事も同様で、良く知らないから先人たちの多くがやっていることをやろうという判断をしてしまいガチで、①~④が選ばれると私は勝手に思っています。
そうやって自分が行う業務を選択することを否定するわけではありません。
が本来、しっかりビジネスとして考えるのであれば、行政書士で取り扱える業務をざっくり薄く理解をし、自分の経験や商圏を加味して上で総合判断したいものです。
何も考えずに、とりあえず①~④で開業してみるというのは個人的にはしたくありません。(あくまで私は)
そのためには、実務本としてでているものがあれば、とりあえず手当たり次第買って、目を通してみるというのが有効な気がします。
目を通してみると意外にできそうな気がする
実務本にそれぞれ目を通してみると、どれもざっくりした印象は「できそうな気がする」です。
もちろん、そんな簡単にできるわけはなく、色々と手間がかかり大変なことがあることが想定できます。
が、あくまで、私の場合の実務本にたくさん目を通す目的は、行政書士としてできる業務をざっくりと理解することです。
それで充分です。
なんとなく、これはできそうだなと思っておけば、いずれどこかで会話になったときに、「それを私がやりますよ。できますよ。」と言えるようになるからです。
そもそも知らなければ、「それを私がやりますよ。できますよ。」と言えずに、チャンスを逸することになります。
個人的に、開業して数年は、ネット集客よりもリアルからの集客が重要だと思っています。
普段の何気ない会話から、業務になりそうなことを拾い上げて受注するという流れにもっていけることがポイントだと思っています。
そのためにも、何が業務になり、自分でできそうかをひろく薄く理解しておくことが大事と思えます。
わかりやすかった実務本
わかりやすかったと思える実務本を紹介しいます。(サラっとしか読んでいませんが、それでも全体像が何となくつかめた本です)
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この農地転用の本は、読んでいて読みやすくかつわかりやすかったです。
書いている方が東大卒でした。やっぱり頭が良い方が書いた本はわかりやすいなと改めて感じました。
農地転用もできそうな気がしましたが、測量は必要な場合などは大変そうだと感じました。
この運送業の本もわかりやすかったです。
運送業はこの本を読むかぎりだと比較的にできそうに思うのですが、導入部分で、筆者が最初の方がなかなか業務が進まなくて苦労したと書かれているので、おそらく、何かしらの難しい箇所があるんだろうと思った次第です。
建築業許可申請は、この本を読むかぎりだと、ネックになりそうなのが財務諸表を転記するところでしたが、私は比較的、財務諸表は読めるので、何とかなりそうな気がする印象でした。
とりあえず、しばらくは実務本でひろく薄く知識を仕入れていくつもりです。