一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【行政書士開業準備】開業前にあれこれ考えるより、とりあえず開業した方が良いと思う理由

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↑開業を祝う風船

 

行政書士試験に合格すると、開業視野に入れて行動することになると思います。

 

一部の方は、合格発表後にすぐに開業するでしょう。

 

が、多くの人は行政書士試験に合格したものの、実務経験がないことに気が付き、開業に二の足を踏むことになるように思います。

 

ここで多くの人は、情報収集をして様子見ることになると思います。(私もそうでした)

 

が、約1年様子見たあとに開業した私の感想としては、様子を見るよりもとりあえず開業した方が良いということです。

 

※ただし前提としては事務所家賃が「0」もしくは生活に支障が出ない低額に抑えられる場合にかぎります。

 

とりあえず開業した方がいいと思う理由をご説明していきます。

 

情報収集したところで、大した情報が得られない

 

情報収集すると、主にネットですることになる人が多いと思います。

 

が、ネットで情報を収集していても、極一部の人の情報しか入ってきません。

 

私の印象では行政書士を開業している人の年齢層は高く、ネットを活用していない方が多い印象を受けます。

 

加えて、これは予想ですが、ある程度、業務が軌道に乗ると、わざわざネット集客する必要もなくなるように思います。

 

地元に根付いて、既存顧客の紹介等により、営業をしなくても紹介である程度周るようになる気がしています。

 

そのため、一定ラインを超えた行政書士の方の多くはネットに情報を発信しなくなるのでは?と私は仮説を持っています。

 

ツイッターやyoutubeを見ると、ある特定の行政書士さんばかりがヒットするようになり、あたかもそれらの人達の発信がすべてのような錯覚すらしやすくなります。

 

※実際は極一握りの人で極めてかたよった情報だと私は思っています。有益だと思いますが、あくまでたくさんある例の極一部であるという認識が必要だと思っています。

 

つまりは情報を収集するには不十分で、この不十分な情報を基に判断をするのは危険と私は思っています。

 

では、どうやって情報を収集するのが良いのでしょうか?

 

私が考えていることをご紹介します。

 

自分の足で(リアルで自分が行動して)情報を集める

 

ネットの限られた極一部の情報を収集するのではなく、実際に自分で行動して情報を収集するのが良いと思っています。

 

自分で行動して情報収集するって何?というと、開業するということです。

 

開業すると日本行政書士会と各自が所属する都道府県の行政書士会および支部会にアクセスできるようになります。

 

そこから開業する前とは比べ物にならないくらい多くの情報が提供されることになります。

 

具体的にどういうこと?ともっと踏み込んで知りたい方はnoteで書いています。(一部有料です)

 

【行政書士実務知識の習得】行政書士「開業前に思っていたこと」と「開業後の思ったこと」の違い

 

さらに定期的に支部会等で懇親会等もおこなれることになります。

 

そこで、多くの行政書士の先輩方と接することも可能になります。

 

つまりは開業せずにネットから情報を収集しているよりも、開業した方がより情報が入りやすくなるわけです。

 

電車で例えると、各駅停車の電車から特急電車にのれるようになったくらいスムーズになると思います。

 

※開業してもすぐに業務を始める必要はない

 

開業すると、すぐに業務を始めるイメージが強いと思います。

 

ネットでも開業初月で月商100万♪みたいに、いかに早く仕事を受注できるかがすごい!みたいな風潮があるように私は感じます。

 

が、別に開業したからと言って、すぐに業務を開始する必要はありません。

 

そういう意味で冒頭で前提で書いたように事務所家賃が「0」もしくは生活に支障が出ない低額に抑えられる必要があります。

 

開業したときの事務所家賃が「0」であれば、開業しても発生する追加費用は行政書士会の登録費用である月6000円くらいなものです。

 

大した負担にはならないでしょう。

 

事務所家賃の負担が重たい場合は、開業は見送った方が良いと思います。代わりに事務所家賃を低く抑えられる場所を必死で探すべきと思います。

 

知識もない状態で専門業種を決める必要はないと思える

 

行政書士試験に合格した時点での行政書士業務に関する知識はほとんどないのが実情です。

 

私の昔では幼稚園児に将来の夢を聞くと「パン屋」「花屋」「警察官」「パイロット」と答える場合が多いと思います。

 

それは、幼稚園児の知識だと、それくらいしか職種を知らないからです。

 

行政書士合格後もそれと同じ現象がおきていると思います。

 

典型的に「建設業の許可」「遺言書作成」「外国人のVASA」などを専門業務にしていきたい人が多いでしょう。

 

が、実際は他にもたくさん業務はあります。

 

自分の経験、知識の特性等を考慮して、マイナーな業務を専門にするものアリだと思えます。

 

情報を幅広く収集する意味でも、とりあえずは開業するというのが有効だと私は思っています。

 

 

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