一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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さっさと行政書士登録をして開業しない理由。

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↑道がある(開業できる)のに・・進まないの?というイメージ画像

 

行政書士に合格すると開業するか?しないか?を選択することになります。

 

私は合格してすぐに行政書士登録して開業しなくてもいいと思っています。

 

私自身はR4.1.26には行政書士試験に合格しているため、早ければ、そこから即、行政書士会に登録申請することが可能でした。

 

一定数の方は、登録して既に活躍されているかと思います。

 

が、私は、当面は開業しないと選びました。

 

開業するしないは個人の自由で他人がどうこういうものではありませんが、一部の開業するにあたっての条件がそろっている人以外は、とりあえず開業しないで1年くらい様子みるということをしても良い気がします。

 

開業しないで様子でもいいのでは?と思う理由をご紹介します。

 

①登録しないでいても行政書士合格は有効。

 

まずは行政書士合格の効力がずっと有効ということです。

 

海外に行く際のパスポートにみたいに、5年や10年で効力が失効するわけではありません。

 

行政書士会でそういう文言は見つけることはできませんでしたが、資格予備校などでそういう記述があります。

 

出典:https://www.agaroot.jp/gyosei/column/those-who-do-not-register/

 

出典:https://shikakutimes.jp/gyousei/283

 

というわけで合格したからといって、すぐに開業をしなければいけないわけではありません。

 

開業についてかなり具体的に計画していた人であれば、合格即開業でいいと思います。

 

が、多くの方はとりあえずは合格することに精一杯の状態のことが多いと思えます。

 

そのため、しばらくは情報収集等で様子をしても良いと思えます。

 

②開業すると入会届・年会費・事務所賃貸料でお金がかかる

 

次に思うが「お金がかかる」ということです。

 

開業すれば、すぐに忙しくなるくらい仕事を受注できる見込みがある人であれば開業しても良いと思えますが、多く人はそうはならないでしょう。

 

しばらくは閑古鳥が鳴く状態で、ほぼ開店休業状態になるでしょう。

 

がそんな状態でも容赦なく継続的にお金がかかります。

 

行政書士会に入会するための費用が約30万かかります。加えて、月に6000円の会費を行政書士会に払う必要がでてきます。

 

入会金は1度キリですが、会費の月6000円は行政書士であるかぎりずっとかかります。

 

加えて、自宅兼事務所にする以外は、新しく借りた事務所の家賃が継続的にかかってくるようになります。

 

レンタルオフィス等を使うと安くできますが、それでも少額ながら継続的に費用がかかります。

 

無駄な経費を削減する意味でも、ある程度準備をしてからにしたほうが良いと思えます。

 

③ホームページ・ブログの記事作成にまあまあ時間がかかる

 

行政書士で開業すれば、ホームページやブログを作成することになると思います。

 

ホームページやブログには当然ですが掲載する記事が必要になります。その記事を作成をするのに一定時間がかかると思います。

 

開業された行政書士さんのホームページをみると記事がほとんどないことが多いです。

 

せっかくキレイで立派なホームページを用意できたとしても、肝心の中身(記事)がないともったいないと思えます。

 

先に開業すると前述したように、毎月のランニングコストがわずかでもかかってきてしまいます。

 

であれば順番としては、開業することを想定してある程度、ホームページに掲載する記事を充実させるということの方が先でも良いと思えます。

 

開業したらしたで、きっとバタバタ足掻くことになると思えるので、開業前にできる準備(記事をある程度書く)と言うことをしておいて良いと思えます。

 

④実務を勉強する時間が必要

 

行政書士に合格した人の多くは実務経験が「0」と言う人が多いと思えます。

 

そのために専門書や手引書で自分で扱おうとする業務くらいは最低限の知識を入れておくことが必要かと思います。

 

行政書士は扱う業務が1万種類以上あり、勉強していたらいつまで経っても開業できないから、受注してから必死に勉強すれば良いという意見もあります。

 

これは人の性格にもよると思うので何とも言えませんが、個人的には自分が専門にしようとする分野だけは最低限勉強しておく方が良い気がします。

 

そうすれば、一応、専門にしたい業務以外を受注したときに、「専門外で経験はありませんがそれでもよければやりますけど」みたいはもっともらしい言い訳ができるようになると思えるからです。

 

自分で勉強したことを記事にしてホームページに上げていけば、知識の充実とホームページの充実が同時にできることになります。

 

 

実務知識というと行政書士事務所でバイトをしようと考える人もいると思いますが、原則、行政書士試験合格者は採用されないと思った方が良いです。

 

理由は、ノウハウを盗まれて開業されることを恐れているからだと私は思っています。

 

面接までしてくれますが基本落とされると思った方が無難です。

 

 

しかも結論がでるまでに3週間くらいかかる場合もあるので長期にわたって宙ぶらりんになるので注意が必要です。

 

 

私は数社の行政書士のバイトに申し込みましたが、面接してすべて不合格になりました。

 

どんなやり取りをしたか?生々しい内容を知りたい方は下記をどうぞ。(一部有料です)

 

行政書士事務所の求人に行政書士資格保有者が申し込むとどんな面談内容になるか?何に気をつけるべきか?

 

というわけで、実務を勉強するには、基本、専門書や手引書でするしかないと思えます。

 

 

⑤実務知識以外の事務作業でも確認しておくべきことがある

 

実際に顧客とやるするとなると、色々と事務作業も発生します。

 

その点も一度、どうやっていくか?を明確にマニュアル化しておく必要があると思えます。

 

・入金は前金が事後か?

・請求書、領収書をどうやって発行するか?どういうときに発行するか?

・契約書はどうするか?

・発送は何でするのが適切か?

・想定していない業務を依頼されたときどう対応するか?

 

なども、そのときの対応で何とかなるとは思いますが、ある程度想定しておいた方が良いと思えます。

 

⑥先に開業した人の動きを観察するのも一つ。

 

合格した後に、しばらく合格して即開業した方がどうなるか?を観察する手もあると思っています。

 

その中でどういう人が順調に行っていて、どういう人が苦戦しているか?を観察するわけです。

 

いざ自分が行政書士試験に合格してから開業にリアリティがある状態で観察すると、かなりの役立つ情報を手に入れられると思います。

 

開業した状態でも可能だと思いますが、いかんせん開業するとランニングコストが発生してきます。

 

より手堅くいけば開業しないで観察していた方が良いと思えます。

 

※例外:コロナの補助金対応のような特需が発生した場合

 

例外で、コロナにおける補助金対応のような特需が発生したときは、すぐに開業した方が良いと思えます。

 

新しくできたことであれば、全員が素人です。

 

早く参入して受注したもの勝ちになると思えるからです。

 

かといってむやみに受注すると詐欺の片棒を担いでしまう可能性もあるので、一定の注意は必要だと思います。

 

が今後において、何かしらの特需が発生した場合は開業に踏み切った方が良いと思えます。

 

それ以外の場合は開業をしないで、先に開業した人達を観察しながら開業準備を着実にしていく方がリスクが少ないように思います。

 

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