自動車の移転登録(所有権解除)する方法orしないとどう困るか?
↑の車検証のこの部分を変更してみました。
自動車の移転登録(所有権変更、所有権解除)する方法と実際にやってた感想をご紹介します。
群馬さん
目次
どうして所有権解除が必要なのか?
自動車を分割で購入すると所有者はディーラ等になっている
所有権解除とは、車を購入時に、一括購入ではなく、分割で購入した場合に、払い終わるまでは、所有者がディーラーやローン会社になっているものを、ローン完済後に解除して、所有者を自分に変える手続きです。
通常、車を分割で購入した場合は、ディーラーが所有者になっていることが多いです。
具体例で申し上げるとトヨタでプリウスを分割で買うと、
所有者 トヨタカローラ〇〇店
使用者 購入者(自分)
となるのが通常です。
これをローン完済後に、所有者をトヨタカローラ〇〇点から購入者(自分)に変える作業が、所有権解除手続きです。
ローンを完済しても手続きをしないと所有者は変わらない。
ローンが完済したからといって、自動的に所有権が自分に切り替わるわけではありません。
加えて、この例でいれば、トヨタカローラ〇〇店が変更手続きをしてくれるわけでもありません。
自分でしなければなりません。(もしくは費用を払って第3者にやってもらう必要があります。)
※所有権を解除しないと自動車が売れません
ローンを完済して、所有者を自分に変更しなくても、特段すぐに困るということはありません。
自動車を売却するときになって、初めて所有者が自分ではないと売れないという問題が発生し、所有権解除をする必要性に迫られることになります。
そのため、いずれは必要になるために、車検証の所有者が自分ではないディーラなどであった場合は、時間がある時に、所有権解除をしておいた方が良いです。
放置しておくと書類集めが面倒になる可能性
転勤族で頻繁に引越しをしていたりすると書類集めが面倒になります。
自動車を購入時の住所から現在の住所に至るまでの証明書類が必要になるからです。
自分がいた市の市役所等にいた証明である住民票の除票を取らなればならなくなります。
※住民票の除票を取得するには、手数料を定額小為替にして送る必要があります。300円の小為替に発行手数料が200円という恐ろしい手数料がかかります。
自分がいた市の市役所等にいた証明である住民票の除票を取得した場合は、自分のいた住所を記入する必要があります。
ずいぶん前になると覚えているのが困難になり、昔の住所が記載された書類などを見つけにくくなります。
戸籍の附票でも対応がですが、戸籍の附票でもすべてが記載されない場合があります。
※戸籍の附票は本籍地になる市役所で取得可能で、住民票を移した過去の流れを時系列で確認できるものです。
戸籍の附票であっても、本籍地の変更すると、すべてが確認できなくなります。加えて、戸籍の附票の書式の改定が行われると、それ以降が確認できない場合もあるようです。
そのため、ほっておくとこの住民票の時系列で確認できる書類を集めるのが面倒になる場合がでてきます。
ゆえに、自動車を売却するときには必要になるので、それなら気が付いたら、即、変更手続きをした方が良いです。
自動車の移転登録(所有権解除)に必要な書類
以下の書類が必要になります。赤字の③~⑤は旧所有者からの受け入れが必要になります。
①OCR申請書類(1号様式)
②手数料納付書(500円の収入印紙を貼る)
③譲渡証明書(旧所有者の実印が押印)
④印鑑証明書(旧所有者のもの)
⑤委任状(旧所有者の実印押印)
⑥印鑑証明書(本人のもの)
⑦車検証
⑧実印
OCR申請書類(1号様式)
OCR申請書類(1号様式)は陸運局にあります。(ダウンロードもできます)
書き方はこのようにネット上でも、陸運局でも確認できます。
手数料納付書(500円の収入印紙を貼る)
手数料納付書は陸運局の受付でもらえました。
書くべきところも受付の方が教えてくれるので問題ありませんし、実際に書く欄も少ないです。
後は、近くあるところで印紙を買って貼ればおkです。
譲渡証明書・印鑑証明書・委任状は所有者に請求する
譲渡証明書・印鑑証明書・委任状は所有者に請求しましょう。
通常は、ディーラー(exトヨタ)とのホームページに以下のようにあります。
そこに必要書類がかかれているので、それをそろえて、所有者に送ると「譲渡証明書・印鑑証明書・委任状」を送り返してくれる流れです。
通常は以下を送ります。
・所有権解除依頼書(現本)
・車検証のコピー
・本人確認証のコピー
・住所が変更している場合は変更の流れが確認できる戸籍の附票や住民票除票のコピー
※陸運局はとても混雑している
陸運局に行って、実際に処理をしてみると、とても混雑しています。
常時、人が30人くらいいます。
やり方がよくわからないけど、とりあえず行って、やり方を聞きながらやろうというスタンスだと、とても聞けるような雰囲気ではないので注意してください。
もし聞くとすると、後ろに行列ができているのに、根掘り葉掘り聞いているに近い状態で、よっぽど図太い神経の持ち主ではないとできないと思います。
あらかじめ、何をするべきを自分で明確にして、陸運局に行くことをおススメします。