行政書士試験の模試でどれくらいの点数がとれていたか?
![](https://hm-kawashima.com/wp-content/uploads/2022/08/24325360_s.jpg)
行政書士試験は普通に勉強していると170点台で不合格になるように何重にも罠が仕掛けられています。(180点以上で合格)
170点台で不合格になってしまった方は、「惜しい!もう少し」と思うかも知れませんが、実際は全く惜しくありません。
行政書士試験の試験センターの術中にはまりに170点台で目論見とおりに不合格になっているからです。
それくらい不合格になる178点と合格になる180点には万里の長城くらいの壁に阻まれています。
その170点台の万里の長城をぶち抜くには模試の活用が突破の一助になると思います。
ただ漫然と模試を受けて「〇〇点だった」。間違えたところを復習しようでは、もったいないです。うまく活用できるかどうか?で合格確率がかなり変わる思います。
私の観察している限り、模試を軽視している方が結構いるのがわかります。
理由のメインは、模試で良い点数を取ったからといっても合格できるわけではないからでしょう。
がしかし、そんなことは当たり前です。だからといって、受けない理由にはならないでしょう。
私はLECの会場模試を6回受けましたが結果は以下でした。
目次
1回目の到達度確認模試 232点
初めて受けた会場模試ですが、私の実力は170点くらいだろうと思っていたので、ビックリするくらい良い点数がでて驚きました。
が、このLECの到達度確認模試は簡単な難易度に設定されています。
野球で言えば、投手がストレートオンリーで投げるので、打てて当たり前というレベルのものでした。
正直、到達度確認模試は参考にしない方が良いです。
2回目の到達度確認模試 204点
予想通り1回目よりも点数が下がってきて、私の実力に近づいてきた印象はありますが、それでもまだ簡単な印象です。
到達度確認模試は、参考にしない方が良いというのは変わりません。
1回目の全日本行政書士公開模試 194点
全日本行政書士公開模試から、やっと難易度がほどよくなった気がします。
このころになると点数が200点オーバーしなく、伸びが弱いなと感じてきました。
最初の方から、思っていた通りで、実力的に相応の点数になってきた印象を受けました。
2回目の全日本行政書士公開模試 178点
ついに合格点の180点を割り込んできました。
勉強時間は1年目も考慮すると2000時間近くになっているのに点数が伸びないので、根本の勉強のやり方が間違っているのだろうと試行錯誤し始めました。
たぶん、一部の人は、この時期に自分の勉強が間違っているかも?と思わないようにするでしょう。
私であれば総勉強時間が2000時間以上になっているのに、その時間が無駄っぽいことを現実に受け入れなければならないからです。
が、私はこのときの自分の実力を冷静に判断し、軌道修正しないと不合格だろうと思い、勉強方法の修正を実行しました。
人によって、模試の悪い点数を見ないようにするために、模試を受けずにひたすら勉強する人もいると思いますが、私の観察するかぎり不合格になる人が多いです。
かつ万年受験生(4~5年以上の受験生)になりやすいです。私のなりにそう思う理由は以下で書いています。
【行政書士試験】累計勉強時間を計測している人がおちいりやすい罠。~合格確率が下がるかも~
ファイナル模試 186点
LECで最も難しいといわれる模試がファイナル模試です。
観察していると難しいというコメントが散見されました。私は、特に難しいという印象は受けませんでした。
おそらく、過去問にない系の問題が多く出題されたのだと思います。
実際にみてみても、それまでの模試で私よりも良い点数を取っている方が軒並み私よりも悪い点数になっていました。
そこから、どうやら私は、過去問に出ていない問題演習をたくさん積んでいるのだろうということに気が付きました。
私の勉強時間が多いのに、点数が伸びていないのは、過去問にない問題を多くやり、些末な知識習得をやっているからだろうとこのときにわかりました。
ただ、難しいといわれ、他の受験生が軒並み点数を落としている中で、逆に点数が上がったので、それなりに自信になりました。
実際に本試験の科目別の内訳をみてみるとR3で難しいと言われてる商法・会社法や民法で一問間違えしかしていません。
予備校の総評では民法は6問、商法会社法は2問とれていれば合格点といっていました。
それくらい、私は過去問にない問題にかなり時間を割いていたのだと思います。
直前ヤマ当て模試 198点
最後の模試で198点はとれていますが、順位が2020人中644位で上位30%のレベルで、不合格レベルだとガッカリした記憶があります。
行政書士に合格するのは上位10%だからです。
この最後の模試あたりになると、勉強時間は2500時間前後になり、もうこれ以上やっても点数伸びないだろうと達観していました。
難関試験で万年受験生が存在する理由が理解できました。
勉強時間を増やせば点数が伸びるというのは勉強時間が1000時間までと思われます。それ以上は工夫しないと伸びません。
万事休すというか、他のどうすれば点数が伸びるか?はわからずという状態で半分、諦めて受験することになりました。
結果はこのヤマ模試と同じような結果となりました。がギリギリまで模試を通じてどうすれば点数が伸びるのか?を模索し続けました。
ちなみにR2は以下で不合格です。
おそらく、無策のまま勉強を続けていたら、第2回目の全日本模試で178点になっていたように、勉強すれども点数が伸びないままであったと思います。
幸運にも合格できたのは模試を活用して試行錯誤したからだと思っています。
また勉強すれども点数がイマイチ伸びず悩んでいる場合は、以下の私の体験談が少しは参考になるように思います。よろしければ参照ください。(一部有料です)
【行政書士試験】勉強すれども点数がイマイチ伸びない方へ!「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」のご紹介。