一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【行政書士試験】本試験後の自己採点が怖い・傷口に塩という考えは危険

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↑自己採点で凹んでいる人。

 

行政書士試験の本試験が終わると、ちょいちょい見かけるのは、自己採点したくないという人です。

 

そうなる理由も想像できて、1年間ガチで勉強したのに、

 

悪い点数をとった事実を受け入れたくない

悪い点数を取ったことで傷つきたくない

 

ということでしょう。

 

が、この思考は大変危険だと私は思っています。

 

試験に合格するための本質を見誤っていると思えるからです。

 

高い確率で長期複数年受験生になるでしょう。

 

自己採点をした方が良い理由は以下で書かせていただいています。

【行政書士試験】受験後は自己採点すべし。(と私は思う)

 

今回の記事では受験に合格する本質の面からその理由をご紹介します。

 

※厳しめな記事内容になると思いますが、合格するためには必要な思考法だと思っていますので、大目に見ていただきますようお願いします。

 

合格点をとるための勉強をすることが本質

 

あたりまえですが、試験を受けるのであれば合格することが最重要の目的になります。

 

そのことを忘れてはいけません。

 

合格するための勉強をすることが大事なわけです。

 

そして合格するための勉強をするには、実際に試験・模試を受けて、合格点をとれているか?をチェックする必要があります。

 

自分のしたい勉強をするのではなく、点数を取れる勉強をしなければいけないからです。

 

が、一部の人は、ここで自分のしたい勉強をしてしまう方向へ舵を切ります。

 

目的が合格することから、勉強をしていること自体が良いと思って勉強することにすり替えてしまうわけです。

 

悪い点数を取ることを「傷つく」と思う最大のデメリット

 

どうして、合格から遠ざかる自分のしたい勉強をしてしまうか?という原因の一つは、実力をチェックすべき模試等をしないことにあります。

 

実力チェックの模試で、悪い点数をとると「傷つく」と思ってしまうからと思えます。

 

本来は合格するために勉強をして、模試等でちゃんと点数がとれている勉強をするか?チェックするわけです。

 

点数が悪かったら、どうやら勉強法が間違っているっぽいと仮説を立てて、修正を試みることできます。

 

1回で修正できるものではなく、何度も修正を試みて、徐々に点数がとれるようになっていくパターンが多いでしょう。

 

通常はそうやって、合格するために勉強をしていくわけです。

 

が、模試などを受けて、悪い点数をとったら傷つくという考えをしていたらどうなるでしょうか?

 

点数がとれてない勉強をしているか?どうかの判別ができないままで勉強をすることになります。

 

車でナビを使わず、初めていく目的地に勘を頼りに行くようなもので、あっちこっち迷いながらトンチンカンのところへ向かう確率が高くなるのは容易に想像つくでしょう。

 

本試験を受けて、本試験後の自己採点が怖い?・傷口に塩?という考えをしていることが超危険で万年受験生の道を進んでいることに気が付かねばなりません。

 

悪い点数=傷つくと考える人がする自己満足の勉強とは?

 

悪い点数をとると傷つくと考えてしまう人がする自己満足の勉強は、

・問題集の周回数

・勉強時間

を基準に勉強しているとみなす傾向があります。

 

同じ問題を何回もやっていると、勉強するストレスが少なくなります。リズムよくガツガツ解答できるからです。

 

何回もやっているがゆえに正解も多くなるでしょう。間違えが少なく傷つきにくいと思えます。

 

が同じ問題集を何回もやるリスクは問題の回答を覚えているだけで、同じ論点の問題でも問われ方が違うと間違う可能性がありえます。

 

ゆえに模試等で実力チェックをしないと実力を見誤る可能性がありえます。

 

問題集では正解率が100%近くても、模試では50%~60%しか正解できないということが普通におきるでしょう。

 

勉強時間に関しても、「悪い点数=傷つく」という考えをしていると、どうしてもわかっている勉強が多くなるでしょう。

 

わかっていることをひたすら勉強していても、点数が伸びないのは当然です。

 

このあたりも勉強の本質を間違ってしまうがために起きる現象と思えます。

 

合格者は、悪い点をとることはむしろ宝を発見することのように思うはず

 

試験の勉強=合格するための勉強と理解していれば、「点数が悪い=傷つく」など思いようもありません。

 

点数が伸びるポイントを見つけることができ、そこをできるようにすれば点数が伸びる確率が高くなるからです。

 

「悪い点数をとった=修正ポイントを見つけた=宝を見つけた」のように思うはずです。

 

本試験の自己採点において、速攻でするでしょう。

 

合格していればそれで良いし、不合格であれば何を足りていなかったか?をいち早く知るためです。

 

それがわかれば、対策を考えることができます。

 

本試験後の自己採点を「傷口に塩を塗る行為」と感じる人もいるみたいですが、そういう人は長期受験生である(あった)人であることが多いです。

 

上記で説明したように、長期受験生になってしまうのも、ある意味では当然なわけです。

 

本試験後の自己採点が怖い・自己採点は傷口に塩を塗る行為と考えている受験生をみると、「あ~、この人は合格するまでに時間がかかるだろうな~」と思ってしまいます。

 

※あくまで私が多くの受験生を観察して感じてることで私見です。

※自己採点が怖い・自己採点は傷口に塩を塗る行為と考えている人を批判・否定しているわけではありません。

 

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