一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【行政書士試験】受験後は自己採点すべし。(と私は思う)

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※以下の記事はあくまで私の私見です。読む人によってはキツく、不愉快に感じるかもしれません。その点は先にお詫び申し上げます。

 

2023.11.12にR5の行政書士試験が行われました。

 

毎年見かける残念に思うことの一つが、自己採点しない受験生がいることです。

 

本来は自己採点しようがしまいが本人の自由で、他人がとやかく言うものではありません。

 

たかが自己採点ですが、されど自己採点で、一時が万時で、今後の人生において、大事なことをはかる試金石になっていると私は思っています。

 

自分の弱いところ(見たくないところ)を見ることができるか?の試金石になりえます。

そして自分の弱いところから目を背けると高確率で成長が止まります

 

たかが自己採点で極端と思うかもしれません。

 

が、自分が成長するには、自分の弱いところと向き合って、改善していくことが多いです。

 

つまりは極論すると、自己採点をしない=自分の弱いところ(見たくないところ)は見ない=成長しないとも言えるわけです。

 

ゆえに、試験の出来がよくても悪くても、しっかりと自己採点をして自分と向かい合うべきべきと思えます。

 

その理由を詳細に説明していきます。

 

受験生が自己採点を嫌がる(しない)理由

 

自己採点をすれば、良くも悪くも自分が合格するか?不合格になるか?がおおよそ、わかります。

 

受験生によって程度の差はあれ、約1年かけて勉強をしてきています。そして受験の結果、不合格になれば、残念感をものすごく感じると思います。

 

ゆえに、怖くて自己採点をできない(したくない)という気持ちになるであろう受験生が一定数います。

 

とくに自己採点が良くなさそうと思う受験生に多い傾向です。

 

もっとも確認が遅い人だと、自己採点もせず、合格発表でも合否を確認せず、合否の結果のハガキで確認する人がいます。

 

もっとも遅い合否ハガキで合否を確認する場合は、行政書士試験から約2か月半くらい後に自分の合否を知ることになります。

 

俗にいう、先送りです。

 

結果は受験したときに決まっており、あとからではどうしようもなく、確認することしかできないわけですが、ギリギリ・限界まで確認作業を先送りするわけです。

 

キツイ言い方で悪く言ってしまえば、現実逃避していることに他なりません。

 

約2か月半を中途半端に過ごすことになる

 

自己採点をして、自分が合格か?不合格か?がおおよそわかっていれば、受験後から早ければ次にむけて始動できます。

 

合格見込みなら開業準備や他資格の勉強などに行動が移せます。

 

不合格であれば、何が足りなかったか?の自分分析などすることができます。

 

が、自己採点をしなかった場合は、もしかしたら合格するかもという淡い期待を胸に約2か月半の間をどっちつかずで中途半端な時間を過ごすことになります。

 

特に不合格になった場合は、深刻です。

 

2か月半後に不合格である事実に直面し、人によっては、そこからメンタルが崩壊して数か月勉強不能になる恐れもあります。

 

だったら、受験直後に自己採点して、不合格を受け入れた方が良いと誰でも思うでしょう。

 

自分の弱いところを直視できないと成長が止まる

 

行政書士試験だけに限らず、人生においても、困難に直面したときに自分の弱いところと向き合う必要ができてくる場合があります。

 

そのときに、自分の弱いところに向き合うか?見ないふりして、現実逃避するか?でその後の人生が大きく変わる可能性がでてきます。

 

自分の弱いところを見ないふりして、現実逃避するタイプの人は、いわゆる他責思考をします。

 

何かあったら、すべて他人の責・環境の責にして、自分の弱さを見ないようにする傾向があります。

 

R5の行政書士試験であれば、以下のような他責が可能です。

 

・憲法の正解率悪すぎ!こんな問題を出した「試験センターは」ありえん!

・一般知識で高得点とって合格するなんて、法律試験でありえん!「試験制度が」おかしい!

・模試で高得点とっていたんだから、私は合格できる実力はあるのに、「試験センターが」意地悪い問題を出すから・・。

 

他責思考で物事を考えるとかなり楽です。

 

悪いことは全部他人の責・環境の責にするために、自分が変わろうと努力をする必要がないためです。

 

そのかわり、高確率で成長が止まって、残念な人になりえます。

 

少し極端に思うかもしれませんが、行政書士試験の自己採点をしないということは、自分の弱さと向き合わないことでもあり、他責思考の始まりでもあると思えるわけです。

 

☆自己採点をしない人は複数年受験生になりやすい

 

色々な受験生をみていますが、自己採点をしない受験生に複数年受験生が多い印象を受けます。

 

その理由もある意味で明確です。自己採点をしない人は自分の弱いところを見ない傾向があるからと私は思っています。

 

行政書士試験の勉強においても、模試も受けない傾向にあります。悪い点をとるとショックを受けるからでしょう。

 

模試は自分の苦手箇所をあぶり出す意味もあります。模試をやらなければ、自分の苦手箇所を直視しなくて良くなります。

 

仮に模試をやったとしても、間違ったところを見直しはしない場合が多いように思えます。

 

そのために、勉強が独りよがりになりがちです。勉強時間が増えても点数がとれない確率が高くなりえます。

 

合格からも遠ざかるでしょう。複数年受験生の多いのも、当然と言えば当然かもしれません。

 

また、不合格の原因を他人の責にした場合、不合格にあった翌年の勉強法は、不合格になったときと同じ自分が慣れたやりやすい勉強法をするでしょう。

 

なぜならば、不合格の原因が自分にないとしているからです。

 

が不合格の原因が本当は自分にあった場合は、そのことに気が付かず、ひたすら不合格になりやすい勉強をし続ける悪魔の不合格ループを続ける可能性がでてきます。

 

というわけで、たかが自己採点をするしないで、その背景に色々なことが見えてくるように思えるわけです。

 

結論としては、合格を勝ち取りたいと願うなら「自己採点は出来が良くても悪くても必ずするべし」と私は思っています。

 

自分の弱いところと向き合うと精神的にツライかもしれません。

 

が冷静に考えれば、不合格になってしまって、何年も勉強を続けるよりは良いでしょう。

 

私はR2に不合格になった際に、以下のように自分の不合格になった敗因を分析しました。

R2年の行政書士試験に152点で大敗し不合格になった理由。

 

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