R2年の行政書士試験に152点で大敗し不合格になった理由。
私はR3年の行政書士試験に合格しました。が2回目の試験で合格しています。
1回目はR2年に受験しましたが、152点という惜しくもなんともない結果で不合格になりました。
教材をケチったわけでなく、勉強時間が少ないわけでもなく、ガチで勉強して不合格になりました。
不合格になった理由は明確で、行政書士試験を簡単な試験とみなしナメテいたことです。
一部で士業な中では行政書士試験は簡単だと言われていますが、そういうは言っても国家試験で合格率10%前後で客観的にソコソコの難関資格です。
ナメテかかると私みたいに不合格になってしまうので、反面教師になるようにどのようにナメテ不合格になったかを共有させていただきたいと思います。
敗因①合格に必要な勉強時間600~800時間を鵜呑みにする
ネットで情報取集をすると、行政書士試験の合格に必要な勉強時間は600時間~800時間を言われています。
初学者なら多少時間が増えて1000時間かかるかもというように書かれています。
この時点で私は1000時間程度なら超余裕だなと完全にナメました。
というのも、私は群馬県の中では、ソコソコ有名な公立の高校出身で1日15時間勉強するのがある意味普通という学生時代を過ごしていたからです。
1日3時間程度の勉強ですら、1年で1000時間は超えるので、まあ勉強時間はまず問題ないなと思いました。
実際の私は1300時間~程度の勉強をして行政書士試験に臨みました。
私の感覚としては、1000時間で合格に届くのに、その30%増しなら超余裕でしょ~♪くらいに考えていました。
不合格になるとは1ミリも思っていませんでした。
敗因②合格率60%超えを高らかに宣伝するアガルートを信じすぎた
次に悪かったのでが合格率60%越えをうたうアガルートを信じすぎたことです。(批判しているわけではありません)
私は最初は完全独学で勉強を開始しましたが、法律がむずかしぎて、何を言ってるのがわからない状態で「これは大変だ!」と思っていました。
そこでyoutubeを見たらアガルートの豊村先生の講義がわかりやすかったので、これを聞きながら勉強した方が早いだろうと受講を決断しました。
受講した人の合格率も60%越えと高らかに宣伝していました。
出典:アガルートHP
これはR2年ですが、R1年でも合格率が60%越えをうたっていました。
が正直コレは盛りすぎと思います。ウソではないが、合格率が高くなるように意図的に算出式をいじくっていた可能性が高いと私は判断しています。
出典:アガルートHP
有料講座受講生の合否アンケートを集計とありますが、私のもとにはアンケートは来ておりません。
通学コース限定かもしれませんが、通学コースなら、模試等の出来具合から合格しそうな母集団を把握でき、そこに対してのみアンケートをとるということで意図的に合格率を高めることが可能だと思います。
この辺りに対して、複数の方がおかしくねえか?とyoutubeに動画を上げていました。
そのこともあってか?R3年の合格率は大幅に下げています。
67%から37%というのはスゴイ落差です。
出典:アガルートHP:https://www.agaroot.jp/gyosei/voice/
R2とR3年でそこまで試験問題の難易度が変わったわけではありませんが、にもかからず合格率は30%も下がったということは・・?と邪推してしまいます。
私の体感としても良くて30%台だろうなと思います。
が当時何も知らない状況で受講した私の印象では、これだけわかりやすい講義をしてくれていて、それでかつ受講者の合格率が60%こえであるなら、アガルートの入門総合カリキュラムをやり込めば合格できるだろうと信じてこんでしまいました。
が、実際には私が受講したR2の入門総合カリキュラムでは、講義動画と10年分の過去問しかないので、合格率は高くなりにくいと思えます。
正直、10年分の過去問だけでは合格はかなり厳しいなので、講義動画があったとしても、初学者なら良くて合格率30%と言うのが妥当な気がします。
過去問だけを完璧にしても正答率は40%までしかいかないデータもでています。
出典:民法・行政法解法スキルマスター
※合格したからわかることですが、受講していた当時はわかるはずもありませんでした。
アガルートさんを批判しているわけでありません。
敗因③模試を直前期までやらなかった
理解度チェックで模試を活用することを直前期である9月までやっていませんでした。
勉強時間を1000時間オーバーにして、アガルートの講義を聞きまくって、10年分の過去問をやり込めば、おのずと合格水準に到達しているものと思っていたからです。
が実際にその状態で模試を受けてみると、散々な結果で合格点の180点はおろか150くらいしかいかない状態でツミました。
本来、これが6月や7月なら、「この勉強では足りてないやんけ!」と気が付いて修正できたのですが、9月に気が付くと、もうざっくり1か月半くらいしかないので、時すでに遅しでした。
まとめ
令和2年で行政書士試験に不合格になったのは、完全に私が行政書士試験を簡単な試験としてナメたことです。
具体的には
・合格率60%こえのアガルートを完璧にすればおkだろう
と思い込んで、実力チェックを定期的に行い修正する努力を怠ったことでした。
不合格になるなどは1ミリも考えていなく、当然のごとく合格するもんだと思い込んでいました。
また合格率が10%前後で、しかも万年受験生がいる試験というのは、勉強時間を確保しても合格できない試験と思った方が良いです。
そういう意味で、自信があろうがなかろうが、実力チェックをして自分のタチ位置を確認しておくことが大事です。
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