私が観察していた行政書士受験生の90%くらいの人が合格していた!!
R5の行政書士試験の合格発表が本日(2024.1.31)に行われました。
私はだいたい行政書士試験受験生を観察して、その人の勉強っぷりから勝手に合格予想をしています。
昨年R4は、観察している受験生はほぼ全員が不合格でしたが、今年R5は一転して、ほぼ全員が合格という状況になっていました。
個人的にはかなりビックリしています。
当然に、その人たちの努力もあると思いますが、そうは言っても努力が成果にむずびつくとは限らないのが行政書士試験を難関試験と言わしめる所以でもあるからです。
この合格率の高さはとても驚きました。
合格できた方おめでどうございます。
不合格になってしまった場合は、何が不足していたか?を徹底的に分析して、改善できるか?が翌年の明暗をわける決め手になると私は思ってます。
勝手にR5の行政書士試験を観察していた感想を述べたいと思います。
やっぱり全体の合格率(約14%)が高かった
合格率をみると、R5の合格率は13.98%で約14%です。
合格者の人数も6571人と毎年5000人前後と思われている合格者数から約1500人多いことになります。
出典:https://gyosei-shiken.or.jp/pdf/trans.pdf
過去10年で比較しても、合格者人数では最も多く、合格率では2番目に高くなっています。
こういうデータからも、観察していた受験生の多くが合格しているのもある意味で納得ができます。
(※当然、それに加えて受験生の努力の賜物ですが)
択一がやや難しく、記述が易しいとされているが・・。
R5の行政書士試験では択一がやや難しく、その代わりに記述問題が比較的易し目の問題がでたとされています。
が、実際に私が観察している受験生たちの択一の点数をみていると、特段に悪くありませんでした。
憲法が激ムズで0問正解、行政法がやや難で13問正解でもしょうがない的なことも言われていますが、普通に憲法は2~3問以上正解、行政法は15問以上正解している人がほとんどでした。
これって別に択一は難しくないんじゃねえ?と思ったのが受験生の点数をみていた私の感想です。
逆にいうと、だからこそ合格できている人が多かったのかもしれません。
ただ実際に受験生として問題を解いていたら難しくて、たまたま私が観察していた受験生が優秀だっただけかもしません。
が、ガチで勉強していない私には判断できません。
記述採点も厳しくなかったような気がする
※この記事作成時点(2024.1.31)では点数ハガキは受験生のもとに届いていないため、採点を推察することはできていません。
択一問題がムズしくなると、記述の採点が甘くなるのが行政書士試験です。
が今回の試験では、意外に記述を書けている人が多かったために、多少厳しめになるのではないか?という予想もされていました。
厳しめにしないと合格者多くなってしまい合格率11%前後にできないからです。
上述したとおり、合格率は14%近くあったため、おそらくそこまで厳しい採点はされなかったのだろうと推察できます。
私自身も何名か個人的に採点し、厳しい採点がされた場合はギリ不合格になってしまうかもと思える方が軒並み合格していました。
※不合格になってしまった人の傾向
一方で数名ですが、私の観察していた人で不合格になってしまった方々がいらっしゃいます。
そういう方々の特徴は、勉強が我流で、自分のやり方をブレずに貫いたということでした。
勉強が我流であっても、自分のやり方をブレずに貫くことも悪いことではありません。
が、もしそのやり方が間違った方向の勉強だった場合は残念ながら不合格になってしまいやすいでしょう。修正が困難だからです。
いわば諸刃の剣です。
それがR5の試験においては悪い方に働いてしまったのだと思えます。
最終目標は、試験に合格することです。
が「法律を勉強することが喜び」というように勉強すること自体を目的化したり、「自分は不器用だからひたすら勉強するのみ!」と勉強時間を増やすことを目的化してしまう人も一定数います。
難しいかもしれませんが、合格するための何が足りなかったのか?を自己分析し修正が必要に思えます。
通常は同じやり方をやり続けると不合格になりやすい傾向です。
ゆえに、その一助になればと私なりに自己分析するやり方をご紹介させていただいています。(一部有料です)
が、我流でブレずに貫き続けるのも、一つの人生です。修正せずに、突き進むのもありと思います。
本人が納得してやるのが一番に思えます。