R2年行政書士試験で何をどれくらいやって不合格になったか?
R2の行政書士試験で私は152点で不合格になりました。
合格体験記よりも不合格体験記を方が反面教師として有効だと私は思います。
・アガルート入門総合カリキュラム受講
で不合格となりました。外形的には合格しそうと思えるのに余裕で不合格になりました。
当時、どんな勉強していたか?を時系列でご紹介します。
結論的に言えば、問題演習をせずにひたすら講義動画を視聴することを勉強のメインにしていたのが敗因です。
が、それは法律初学者であるがゆえに、ある意味でしかたがないようにも思えます。
問題演習をした方がいいのはわかっていても、問題文すら意味がわからない状態で問題を解くまでに至らないと感じてしまうためです。
そんな苦悩をかかえながら、どうやって1年目を勉強してきたか?をご紹介します。
反面教師として参考にしてくだされば幸いです。
目次
- 1 2019年11月の行政書士試験を受験することを決意(民法がわかったで勉強)
- 2 2019.12月 アガルート入門総合カリキュラム勉強開始(民法講義動画1周・50時間視聴)
- 3 2020.1月 アガルート行政法の動画(45時間)を視聴 累計100時間
- 4 2021.2月~2021.3月中旬 累計勉強時間200時間~300時間
- 5 2020.3月末時点 累計勉強時間260~360時間
- 6 2020.4月~6月頭:累計勉強時間は360~460時間くらい
- 7 2020.6月頭~7月末:累計勉強時間は510~610時間くらい
- 8 2020.7月末~8月末:累計勉強時間は650~750時間くらい
- 9 2020.9月頭:初めての模試:LEC市販模試をやって盛大に勘違い(合格レベルと勘違い)
- 10 2020.9月頭~9月中:累計勉強時間は800~900時間くらい
- 11 2020.9月中~9月末:累計勉強時間は900~1000時間くらい
- 12 2020.10月~試験:累計勉強時間は1100~1200時間くらい。複数回模試を受けるとボロボロ。
- 13 まとめ
2019年11月の行政書士試験を受験することを決意(民法がわかったで勉強)
2020年11月の行政書士試験の合格を目指すことにしました。
受験することを決めた理由は以下で書いています。
簡単にいうと私は物販をやっていましたが、在庫ビジネスを微妙と思って、在庫なしビジネスを模索し、難易度的に行政書士を選んだというのが理由です。
当初は完全独学でやろうと思いました。
ネット調べて、法律のことが初心者でもわかりやすく書いてあり、初学者にはおススメと言われている以下の本を買ってみました。
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正直、私の感覚だと、この本はいらないです。
確かに法律の基礎っぽいことを説明してくれますが、正直どうでもいいレベルで、これを知っても焼け石に水レベルで意味はないというのが私の感覚です。
次に下記の「民法がわかった」を購入し、勉強を開始しました。
が、読んでいても難しすぎて挫折しかけました。正直、読んでも何を言っているのかがイミフ(意味不明)だったからです。
最初にでてくる心裡留保など意味がわかりません。なんで「内心のウソがうんぬんって何?」って思っていました。
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そこでどうしようか?と思っていたところ11月末になり、どうやらyoutubeでも勉強できるらしいということがわかりました。
当時はyoutubeで講義動画が出始める初期段階だったと思えます。
そこで心裡留保等をわかりやすく説明してくれるyoutubeの無料講義をみて、これだ!と思いました。
そのyoutubeで特にわかりやすいと思ったアガルートだったので受講を検討し始めました。
2019.12月 アガルート入門総合カリキュラム勉強開始(民法講義動画1周・50時間視聴)
アガルートは講義で17万もしましたが、合格すれば全額戻ってくるのがアガルートの特徴です。
1ミリも不合格になるとは思っていないかったため、実質無料で受講できるぜぇ~♪と思って躊躇せずに課金しました。
アガルートの入門総合カリキュラムの講義動画は全部で185時間ありました。
・民法(50時間)
・行政法(45時間)
・商法(会社法)(25時間)
・憲法(基礎法学)(40時間)
・一般知識(25時間)
2019年11月末から受講し、2019年12月が終わった時点で民法の講義動画がまず1周終わりました。
民法動画をだた1周の50時間分を通して視聴しただけです。
途中で過去問をやってみましたが、まったく解けず、理解力が足りないだろうとの判断をしていました。
加えて、民法はとりあえず一回全部やるのがセオリーとの言葉を信じて、とりあえず1回視聴したわけです。
当時の記録をみると以下が書かれていました。
12月に民法が一通り講義動画を視聴できたので問題を解いてみました。
結果はさっぱりでした。
民法の問題を解いてみた感想としては、「ひとひねりしてある」ということでした。
基礎的なことを理解した上で、一歩踏み込んだ場合はどうなるか?が問題として問われている印象です。
暗記をすればよいというものではなさそうでした。
その法律が何を目的として制定されているか?を理解していかないと回答できないように感じました。
ということからわかったことは民法を攻略するには表面的な理解ではダメで深いところまで理解する必要があるということです。
つまりは、点数がとれるようになるには、それなりの時間がかかるということです。
そこで思ったことは、民法でこんなのであれば、分量の多い行政法の勉強を後回しにしていると試験までに間に合わなくなる恐れがでてくるということでした。
ということで、民法の問題集にいくよりも先に行政法も終わらせ、全体像を把握しておこうという方針に切り替えました。
不合格になって気が付きましたが、アガルートは講義自体はわかりやすいですが、講義内容が試験に対応していないことがほとんどです。
今現在はどうか知りませんが、少なくても私が受講した2020年の行政書士の入門総合カリキュラムはそうでした。
ゆえに、講義を聞く→過去問を解くをやっても、ほとんど正解にならないという恐ろしい状態になっていました。
※アガルートさんの批判ではありません。私が感じた感想です。あくまで私はそう感じたということです。
2020.1月 アガルート行政法の動画(45時間)を視聴 累計100時間
民法を50時間視聴して過去問を解いても、全く点数が取れないことから、「これは時間がかかるゾ!」と理解しました。
ゆえに、とりあえず先に進めないと!と行政法の講義動画視聴を開始します。
とりあえず、1か月かけて、行政法の動画(45時間)を1周の視聴しました。
その当時の記録は以下です。よくわからなく、とりあえず手探りで勉強している感じです。
行政法は行政書士試験でもっとも配点が多いかつ範囲も広い最重要科目と言われているようです。
がしかし民法と違い、暗記科目っぽいようです。
行政書士試験の本丸の科目のようなので早めに着手しておこうとの意図で講義動画の視聴を開始して一通り視聴を終えることができました。
まだ問題を解いていないのでなんとも言えないですが、視聴したかぎりだと民法よりはわかりやすい科目である印象を受けました。
2021.2月~2021.3月中旬 累計勉強時間200時間~300時間
勉強した内容は以下です。
①民法:講義動画2週+過去問(半分)
②行政法:講義動画1週
③一般知識:個人情報保護法の講義動画を少し
④憲法:講義動画を少し
民法・行政法と1回講義が終わりましたが、再度民法の講義の視聴を開始し終わらせました。
1周50時間なので視聴だけで累計100時間になっています。
なんで2回を視聴しているか?というと、過去問をやっても解けないから、再度動画を視聴するということをせざると得なかったわけです。
以下を必死にやっているわけです。
過去問を解く→調べる→講義動画に戻って確認→再度過去問を解く
本当は、この辺りで、「あれおかしいな。やっても点数が取れないんだけど?」とアガルートと私がうまく合っていないことに気が付くべきでした。
正しい勉強法をしているかどうか?のチェックをしていないため、このまま同じやり方でドンドン突き進んでいくという愚行をしていきます。
法律初学者あるあるかもしれませんが、講義が良くないのか?自分の理解度が良くないために過去問ができないのか?の判別ができなかったわけです。
自分の理解度が良くないから過去問ができないと当時は思っていました。
だから何度も講義を視聴して理解しようと努力していたわけです。
加えて、民法だけではなく、並行して個人情報保護法や憲法についても動画視聴を開始しています。
2020.3月末時点 累計勉強時間260~360時間
この時期は、民法・行政法はお休みして、憲法・商法・会社法の講義動画の視聴に入ります。
とりあえず全体(全科目)を1周しようと思っていたためです。
当時のアガルート進捗管理画面です。
憲法の講義動画も視聴も終わり、商法・会社法の視聴も50%が終わりました。
累計で以下の勉強をしています。 勉強時間はほぼ講義動画の視聴で260時間~360時間です。
・民法の講義動画(約50時間)×2週、 過去問集を半分
・行政法の講義動画(約45時間)×1週
・憲法の講義動画(約40時間)×1週、短答過去問題集を1/3
・商法・会社法の講義動画(約25時間)を半分視聴
・一般知識の講義動画(約25時間)を1/5視聴
合格後の今だからわかりますが、明らかに問題演習が少なぎます。
300時間前後勉強しているのに、民法の過去問が半分と憲法の過去問1/3しか問題演習をしていません。
アガルートの講義と過去問がリンクしていないため、講義を聞く→過去問を解くということを実行しても、ほとんど間違うとことが起きるために、本能的に過去問演習をするのを逃げていたと思います。
2020.4月~6月頭:累計勉強時間は360~460時間くらい
4月になって講義動画を視聴しまくっている現状に、「このままじゃダメだ!」危機感を持つようになりました。
講義動画を視聴し、勉強時間は350時間くらいやっているものの、まったく過去問が回答できないからです。
アガルートの講義を聞いて、わかったつもりになるものの、過去をやるとかなり間違えるの繰り返しです。
基本、1つのものをやり込んだ方が良いという考えをしていますが、その考えを曲げて、合格革命の肢別過去問を購入しました。
当時のアマゾン購入データです。2020年4月7日に購入しています。
当時の記録です。
本試験の過去問を直でやるのは難しくてダメだ!と白旗を上げて、肢別過去問にシフトすることを決心しています。
4月は勉強方針を大きく変更しました。
今まではアガルートの講義を聞く⇔アガルートの短答過去問集をやるということをメインでやろうと思って勉強していました。
がしかし4月に考えが変えて合格革命を買ってやることにしました。
合格革命は一問一答形式に近いため知識を定着させるのにちょうどよいです。
基礎力をつける段階では本試験の過去問は使うべきではありません。
難しすぎます。過去問は、間違えるようにヒネってある問題が中心にでていきます。
当時は17万のする予備校の講座を買ったのに、普通の受験生が使う肢別過去問を使うことに抵抗がありました。
だったら17万課金しないで、最初から肢別過去問をやればよかったんじゃんねえ?とある意味で自分の判断の誤りを認めることになるからです。
でも、そんなことを気にしている余裕もなくなくり、肢別過去問をやり始めたわけです。
2023.6頭まででやったことは以下です。
・民法の講義動画(約50時間)×3.5週、過去問を半分 合格革命1周
・行政法の講義動画(約45時間)×2.5週 合格革命1周~3周
・憲法の講義動画(約40時間)×1週、過去問を1/3
・商法・会社法の講義動画(約25時間)を半分視聴
・一般知識の講義動画(約25時間)を1/5視聴
・文章理解 3/4
おそろしいことに、この時点で、さらに民法の講義を1周させて累計で3.5周もしています。
民法の講義視聴だけで175時間です。行政法もさらに1.5周(70時間)視聴しています。
※あくまで私の場合はですが、アガルートの講義を「聞いても聞いても聞いても」過去問はできるようにはなりませんでした。
2020.6月頭~7月末:累計勉強時間は510~610時間くらい
やっと解けると手ごたえを感じる問題集である肢別過去問集を手に入れて、肢別問題解く→わからないところはアガルートの講義を聞くという変則気味の勉強し始めました。
気分的に問題が回答できるだけでも、ずいぶん精神的に楽になりました。
6月頭~7月末までで累計の勉強時間が510~610時間です。
内訳は以下です。
・民法のアガルート講義(約50時間)×4.5周、肢別過去問集3周
・行政法のアガルート講義(約45時間)×4.5周、肢別過去問集 3周~4周
・憲法のアガルート講義(約40時間)×2周、肢別過去問集、1周~2周
・商法・会社法アガルート講義(約25時間)×1周 肢別過去問集、0.5周
・一般知識アガルート講義(約25時間)×1周 肢別過去問集、1周
勉強時間の割には圧倒的に問題演習が少ないです。
約600時間勉強しているのに、肢別過去問集が1~4周しかできていません。
そのことにも気が付いている当時の記録が以下です。
残り3か月としては勉強時間の割には過去問の回転が不十分すぎます。
がこれも致し方ないと思っています。なぜならば、知識が不足している状態で過去問を解いても肢別過去問集でさえ何を言っているのかわからない状態になるからです。
勉強時間が500時間~600時間になって、やっと行政書士試験の全体像と何を問われているのかが理解できるようになりました。
この状態をもって、やっと過去問をガツガツ回転できるだけの前提知識がついたことになります。
問題演習は少なすぎますが、肢別過去問をやってきけば、点数が上がってくれるだろうと期待が膨らんだ時期でした。
2020.7月末~8月末:累計勉強時間は650~750時間くらい
7月末~8月末になって、やっと肢別過去問を片手に、1肢を1個つづ丁寧に条文を引きながら演習することをやりました。
たぶん、多くの受験生が勉強当初からやるであろうことを、600時間も講義動画を聴いた後で、やっとやり始めたわけです。
が、この時の私はご丁寧に勉強時間を計測しており、合格必要時間である600時間~1000時間といわれる最下限の600時間は超えて、心の中で少し安心していました。
勉強時間なんか関係ないのに、「よしゴールに着実に近づいている」と思っていました。
今はまだ過去問は解けないけど、勉強時間が1000時間を超えてくるころになれば過去問を解けてくるだろうと、楽観的に考えていました。
行政書士試験は一般的には「簡単」と言われているために、無策でも勉強時間のゴリ押で合格までいくだろうと思っていたからです。
やっている勉強内容の内訳は以下です。
・民法のアガルート講義(約50時間)×5周、肢別過去問集4~5周
・行政法のアガルート講義(約45時間)×5周、肢別過去問集 4周~5周
・憲法のアガルート講義(約40時間)×2周、肢別過去問集、1周~2周
・商法・会社法アガルート講義(約25時間)×1周 肢別過去問集、0.5周
・一般知識アガルート講義(約25時間)×2周 肢別過去問集、1周
累計勉強時間が700時間前後になっているにもかかわらず、問題演習は相変わらず肢別過去問4~5周程度です。
問題演習が少ないのはわかっていますが、問題の意味もわからないのに、強引に問題集をやり込むやり方は好んでいなかったので、やり込みが少なくても、しょうがないと割り切っていました。
2020.9月頭:初めての模試:LEC市販模試をやって盛大に勘違い(合格レベルと勘違い)
9月に入ると満を持して模試をやってみようと買ってやってみました。
LECの市販模試2021年版です。
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やってみると、なんと一見すると点数がまあまあ良く合格しそうな点数が取れました。
・基礎法学・憲法 6/7問中 16分
・行政法 12/19問中 40分
・民法 7/9問中 25分
・多肢 8/12 20分
・文章理解 3/3問中 18分
・記述 10点 15分
行政法が不満でしたが、それ以外の科目で合格点近い点数が取れていました。
加えて、時間もギリでしたが、決して足りないというレベルではありませんで、問題ないと判断しました。
記述も全く勉強していないのに10点だから、これも残りに時間で勉強すればなんとかなるっしょ!と思いました。
問題演習が少ないことを懸念していましたが、
アガルートの講義動画をこれでもか!と聞いたことにより、法的思考力がそなわったんだ!問題演習しなくても正解に導ける♪俺ってすごい!と盛大に勘違いしました。
さらにこの当時、肢別過去問集を鬼のように何十回と回転している人がいて、その人の点数よりも良い点数でした。
その点も、「俺ってやっぱりスゲエな!」と勘違いを助長させました。
実際のところは、たまたま、このLECの第1回の模試が高得点が取れただけでした。
のちのちに他の模試も受けることになりますが、そのときに点数は超ボロボロでした。
このLECの1回目がボロボロの点数だったら、別の違った結果になった気がします。
がこの1回の模試の結果に気をよくした私は、捨てるつもりであった会社法をやる決断をします。
もう合格レベルだから、合格したらもう会社法は勉強しないと思うからもったいない!せっかくだから勉強しておこうという直前期になってから会社法を勉強し始める愚行を始めました。
2020.9月頭~9月中:累計勉強時間は800~900時間くらい
9月頭から中旬で、アガルートの商法・会社法の講義動画は全部で24時間しかないので余裕っしょ!と会社法の講義動画の視聴を開始します。
トータルの勉強は以下です。
累計勉強時間は800時間~900時間なのに、問題は肢別過去問集4~5周しかしていません。
・民法のアガルート講義(約50時間)×5.5周、肢別過去問集4~5周
・行政法のアガルート講義(約45時間)×5.5周、肢別過去問集4~5周
・憲法のアガルート講義(約40時間)×3周、肢別過去問集、2周
・商法・会社法アガルート講義(約25時間)×2周 肢別過去問集、1~2周
・一般知識アガルート講義(約25時間)×2周 肢別過去問集、1周
前回やったLECの模試を結果を受けて、完全に実力を誤認し調子に乗っています。
肢別過去問を何十回した人よりも点数が良かったことをうけて、当時の記録でこうドヤってます。
圧倒的に問題演習が足りていないと感じます。
この程度でも、そこそこ予想問題で点数が取れるので、ある程度の法的思考力が備わってくれば点数には結びつくということではないか?と思っています。
要はアガルートの講義動画をこれでもか!と視聴し続けたことによって、
法的思考力が身についているから、問題演習が少なくても法的思考力で正解にもっていけるっしょ!
と完全にナメて、調子にのっているわけです。
2020.9月中~9月末:累計勉強時間は900~1000時間くらい
9月中旬~末になると、会社法も講義視聴が終わったら、今度は記述対策っしょ!と全くやっていない記述対策に着手し始めました。
アガルートの記述問題集は3万という高額でしたが、前年に2問的中しており、よく的中すると宣伝していました。
1問でも的中すれば20点、2問なら40点だから、コスパ的に悪くないだろうと判断して超安易に課金しました。
合格すれば講座の17万も含めて全額返金されることが、わかっていたからです。
実際に記述対策の勉強をすると驚きの連続でした。
勉強していない論点がガンガン記述で問われるからです。
あれ?アガルートの講座とっているのに、何で知らない論点がでてくる?ということが起きました。
しかもなぜか?記述の解説動画では「本講義で説明しています」がみたいな説明がされていました。かなり驚いたのを覚えています。
合格した現在で思い返すと、おそらくアガルートの入門総合カリキュラムは本試験に問われる前の予備知識というか基本知識を教えている講座だったのだろうと思います。
だから過去問やっても解けないことが多かったと思えます。
実際に購入した記述対策講座に関しては、一定の効果がありました。
R2は記述で難問と言われていた問46の背信的悪意者の問題は、このアガールートの記述問題集に同じではありませんが類似の問題がありました。
ゆえに私は背信的悪意者の定義のところは書くことができ、それで部分点の10点が取れたと推定しています。
が、実力的に合格レベルに至っていなかったので、結果としては焼け石に水でした。
2020.10月~試験:累計勉強時間は1100~1200時間くらい。複数回模試を受けるとボロボロ。
10月になるとまさに直前期です。累計勉強時間でいうと1100時間~1200時間に達しています。
※600時間~700時間が講義の視聴時間ですが・・・。
この時期になって、やっと2回目の模試を最終調整のつもりでやり始めました。
9月にやったLECの市販模試依頼の2回めの模試です。
私としては、さぞかし良い点数が出るだろうと思っていましたが、結果は恐ろしくボロボロで、お先真っ暗になりました。
まずは最低15問は欲しいと思っていた行政法がかなり重点的に時間が使って勉強したのに10~12問しか取れませんでした。
その当時の記録で15日で120時間行政法勉強したのに点数が10~12点!と「\(^o^)/オワタ」状態です。
試験まであと20日ですが、行政法に勉強時間のかなりを突っ込んでも仕上がりません。
10月1日~10月16日までで、ざっくり120時間くらい勉強をしたと思います。
すべて行政法に費やしたわけではありませんが、60%は突っ込みましたが、一向に仕上がりませんでした。
肢別過去問集の回転とアガルートからの配布された行政法の過去問と模試をやりました。
目標としては19問択一で出題されるうち15問程度が安定的にとれるくらいでしたが、10問~12問程度に落ち着く結果となりました。
時間がもうあまりなく行政法の択一対策にこれ以上時間を費やしても効果は薄いと判断し、行政法の勉強は記述対策をメインにして残り時間を過ごしていきたいと思います。
もっと細かい内容は以下です。
10月の中ごろになって、やっと自分の本当の実力に気が付いた瞬間の当時の記事です。
行政法を最後やり込んでいく中で、求められている知識レベルが私が思っている以上に細かったことを理解し反省しています。
つまりは私は10キロマラソンだと思って、調整してきたものの、実際は42.195キロのフルマラソンでゴールはずーと先だったことを理解したわけです。
ゴールの設定が間違っていたことに気が付きました。
行政法において、肢別過去問集の正答率を80%程度になり、アガルートの過去問も70%取れるようになったとしても、模試で19問中、10問~12問くらいにしかならないことです。
以下の6回をやって、すべて10問~12問でした_| ̄|○
LECの予想模試3回
合格革命予想模試3回
模試だと本試験より難しいと言われているので本試験の問題を解いてみましたが、同じような行政法の結果でした。
令和1年 10問/19問
平成29年 11問/19問中
平成28年 15問/19問中
H28年やっと15問いきましたが、たまたまとしか思えません。
肢別過去問集が7周~8周くらいしかできていませんし、細かいところがまだ完璧でないことを引いても微妙な結果です。
たとえこれから肢別を15周くらいまで回転させたとしても、点数が伸びるとは一切思えません。
間違っている箇所を確認しても、肢別の知識が完璧だったとしても15問くらいにしかいかないからです。
さらにこの完璧にする作業は、かなり突っ込ん部分の知識を固める必要があるため対費用効果が悪い部分です。
単純に間違ったところを覚えるというのでは、対応できないレベルです。
このレベルが求められるのか!と最終目的地の知識レベルの想定を大きく見誤っていたことが誤算でした。
ネットで見ていると3か月や4か月で肢別・千問ノックを5周くらい回転して合格した人がいますが、どうしてその程度の回転で高得点がとれるくらいの知識量になるのかがよくわかりません。
さらに問題の回答時間も3時間を大幅に超過して、どう考えて3時間で全部を回答するのが不可能な状態になっていました。
なまじ問題を解いて正解できるという意識があったために、問題文や肢を細かく読み吟味しながら回答するようになっていました。
ゆえに解答時間が異常に長くなっていました。
その事実がわかったときの記録は以下です。
行政書士は暗記では無理で思考力型試験と言われています。
が嘘です。暗記型で即答して答えていくことが求められます。
1問を2分で解くのに思考なんてものは一切必要ありません。
もし本当に思考力が問われるのであれば、大学試験の数学の試験みたいに3問出題されて回答時間は1時間等になるはずです。
もしくは試験時間は十分にあるなかでの試験になると思います。
が行政書士試験では、一部の人を除いてほとんどが時間不足になり、選択肢を全部読まずに回答を出して次へというやり方になります。
このような試験に思考力もヘッタくれもありません。
よって勉強も普段からじっくり問題を吟味して考えながら解くということはしてはいけないということになります。
こうなると勉強の仕方がそもそも違ってきます。
というわけで色々と誤算が多く行政法の勉強は失敗に終わったと思っています。
がせっかくなので最後まであがこうと思っています。
時間不足になるなど、まったく想定していなかったため、どうやっても3時間30~4時間くらいかかってしまう私の回答スピードに絶望しました。
どう考えても、ちょっとやそっとでは修正できないレベルでした。
というわけで、勉強時間だけは1200時間~と立派にみえますが、実質はボロボロでした。
講義動画の視聴に600時間~700時間を割いており、問題演習時間が極端に少ない状態です。
結果、最も時間を使った行政法すら10点~12点しか取れないという仕上がり状態で本試験に突入していきます。
しかも普通にやると回答時間に3時間30分~4時間かかるために、俗にいうワンブースト(最初にでてきた正解と思う肢を正解とみなし、他の肢を吟味しない)を使って本試験を戦いました。
知識が不確定なかでワンブーストを使ったので、本試験自体は時間内に終えることができましたが、点数は悲惨なものでした。
実際の結果は以下でした。
まとめ
私はR2年の行政書士試験で152点で惜しくも何ともない不合格になった勉強法をご紹介させていただきました。
理由は、自分がやっている勉強法が正しいか?点数が伸びる勉強か?をチェックしないまま、勉強をすすめていったことが最大の敗因だと思っています。
600時間~1000時間の勉強時間で合格なら1200時間やれば余裕っしょ!と完全にナメテいて、不合格なるとは1ミリも思っていなかったためです。
しかも当時の合格率で60%越えをうたうアガルートさんを利用すれば鬼に金棒でしょ!と思ったことも敗因です。
以上のような不合格での手痛い失敗を糧に、行政書士試験は無策にゴリゴリ勉強していても合格できない試験であると理解しました。
翌年のR3では、行政書士試験に合格するにはどうすればいいか?を試行錯誤し続けて、リベンジを意図して再挑戦しました。
そのときでわかったことを以下でまとめています。気になる方は参照ください。(一部有料です)
私が不合格経験を踏まえて見つけた正しい方法の勉強・点数にむすびつく勉強)をしているかチェックする方法はこちら