一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【行政書士試験】「直前期の模試が悪かったけど合格できたから安心して!」的な言葉を信じて良いか?

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この記事作成時は2023.9.24です。

 

行政書士試験まで、あと50日です。この時期になると模試の点数を公開する人も増えて、点数が低かった場合は不安になると思います。(良くても不安になるのが通常ですが。)

 

そんなときに、チョイチョイ見かけるのが、「私は模試の点数が悪かったのに合格できたから諦めないで~」という発信です。

 

この発信自体はあくまで「1事例としてそういう場合もある」ということで、良くも悪くありません。

 

人によっては、がんばれると思うので、その場合はそういう発言に勇気をもらうべきでしょう。

 

が、一部の人は、自分にとって都合のいいように解釈してしまう恐れがあるために、気を付けるべきと思っています。

 

ゆえに、原則、「私は模試の点数が悪かったのに合格できたから諦めないで~」系の話は真に受けずにスルーするのが良いと思っています。

 

※そういう発信をしている方を否定・批判しているわけではありません。

 

※模試の点数が悪ければ基本、不合格になる確率は高い

 

当たり前ですが、模試の点数が悪ければ、合格する確率は模試の点数が良い人よりも低いです。(あくまで確率の問題です)

 

その事実をまずは受け止めないといけません。

 

模試の点数が悪くても(確率は低いが)合格する場合があるということにすぎません。

 

その事実をフラットに認識できる人であれば良いですが、人によっては、自分にとってツライ事実を曲げて理解する場合がありえます。

 

・模試で低い点数をとっても合格できるから低い点数をとっても問題ない!

・模試で低い点数をとっても合格できるなら、わざわざ模試を受ける必要もない!

・模試で低い点数でも合格できるなら模試をぜずにマイペースに勉強をすすめれば良い!

 

など自分にとって都合の良いように変換して解釈する人が一定数でてくると思えます。

 

この点をはき違えて認識すると万年受験生になりえる可能性があるので注意が必要に思えます。

 

具体的に説明していきます。

 

模試の点数なんて関係ないと思うリスク

 

ありえる可能性として、模試の点数が悪くても合格するなら模試なんかあてにならない・受けないと思ってしまうケースです。

 

本来は模試は自分の実力チェックに有効です。合格するには積極的に利用するべきものでしょう。詳しい活用方法は下記で書いています。(一部有料です)

行政書士試験で私が思う模試の効果的な使い方。

 

が、模試の点数が悪いと、メンタルが崩壊するので、悪いだろう点数を取った場合は結果を見ないという人もいます。

 

または悪い点数を取りたくないがために、模試を受けない人もいます。

 

そういう模試で悪い点数をとりたくない受験生に、模試を受けない大義名分を与える可能性が出てきてしまうリスクがあると私は思っています。

 

それで合格できれば良いですが、通常はかなりの高確率で不合格になりえます。

 

一部の人を除いて、自己流の勉強法で合格できるほど行政書士試験は甘くないからです。

 

さらに最も危険なのが、模試を受けないと万年受験生になってしまうリスクが高くなると思えます。

 

万年受験生になるリスク

 

上記のように模試を受けずに、自分で良いと思っている我流の勉強法をゴリゴリやっていると、精神的にはかなり楽だと思います。

 

ある意味で趣味と同じで、やりたい勉強をやりたいようにやっているからです。

 

その一方で、我流の勉強ゆえに、点数になりにくいマイナー論点ばかり勉強して、基本論点をおろそかにしたりする可能性が高くなります。

 

また苦手分野を勉強せず、自分の得意の分野だけをひたすら勉強するリスクもありえます。

 

が、勉強している本人は当然に、無駄で非効率の勉強している可能性があるなどは微塵も思わないでしょう。

 

模試を受けないために、チェックすることができないからです。そうなるとドツボにハマって万年受験生リスクがでてきます。

行政書士試験の複数年受験者がする勘違い。~気が付かないとドツボにハマる~

 

若干、飛躍した考えかもしれませんが、「模試で低い点数だったのに合格できたから安心して!」的な発信を真にうけてしまうと、人によっては模試を受けなくて良いんだ!と解釈してしまう人がでてくるように思います。

 

観察していると、勉強はしてるが、いつになっても模試を受けていないっぽい受験生が一定数います。

 

が、模試を受けないで勉強をするのは、超ハイリスクと思います。万年受験生になるリスクがあるので気をつけるべきでしょう。

 

実際に、私はR2に行政書士試験を受験したときに模試を直前期まで受けることをせずにいたら1200時間勉強したのに、余裕で不合格になりました。

 

 

その経験から、単純に自己流でゴリゴリ勉強しているだけは合格はムリなんだと理解しました。

 

その様子は以下で書いています。気になる方がいればどうぞ。(一部有料です)

【行政書士試験】勉強すれども点数がイマイチ伸びない方へ!「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」のご紹介。

 

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