一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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【行政書士試験】行政書士試験を(短期)1発合格することはリスクでもある。

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↑1発合格は相当の年月、資格試験勉強をし続けることになるという「呪い」になりえます。

 

行政書士試験に限らずですが、一定の一般的には難関資格と言われている試験に(短期)1発合格をすると、たぶん自分がスゴイ人間であるかのよう錯覚しやすくなると思われます。

 

「たぶん」と書いているのは、私にはそういう経験がないのでわからないため、たぶんとしています。

 

私は慶応大学に合格し、行政書士試験も合格していますが、1発ではありません。慶応大学は1浪後に合格、行政書士試験も2回目で合格です。

 

宅建は2023.11.1時点で自己採点45点なため、1発合格したと言えますが、行政書士試験に合格していることを考慮すると、難易度的には普通と思っていて、なんら感慨深いものもありません。

 

自分はたいして凄くないと思えるからこそ、行政書士試験の上位資格ともいえる司法書士試験や社労士試験などに手を出さないわけです。

 

が、行政書士試験などに(短期)1発合格していたら、たぶん私は高確率で司法書士試験を受験していたと思えます。

 

実際にそういう人は多いです。行政書士試験合格後に司法書士試験に進む人です。

 

そして、そのまま3年~5年合格できないまま受験生を続けるケースはよく見かけます。ある種の「1発合格の呪い」と思えます。

 

というわけで、私の場合は行政書士試験に1発合格できなかったことがある意味でよかったと思っています。

 

この点は理解しにくいと思うのでご説明させていただきます。

 

司法書士試験は「超」難しい

 

行政書士試験合格後に司法書士試験へ行く人が結構多いです。勉強科目が多少かぶるためと思えます。

 

行政書士試験の合格率は11%前後で、司法書士試験の合格率は4~5%程度です。

 

単純に合格率が半分だから、難易度的に2倍か?というとそういうわけではありません。

 

よく行政書士試験を〇か月で合格した!と自信満々であった人も、平気で3年~コースになっているのが確認できています。

 

民法で7年行方不明だと失踪宣言(死亡とみな)されることにならって、司法書士試験という山に入山してもうすぐ失踪宣言(7年不合格)というブラックジョークすらあるくらいです。

 

こうなってくると、正直、行政書士試験を(短期)1発合格したことが「呪い」であったとしても問題ないでしょう。

 

そうなる可能性があることはわかっているものの、行政書士試験を(短期)1発合格した私なら、「その呪いも祓える!(短期で合格できる!」と思いやすいでしょう。

 

が実際は、行政書士試験を(短期)1発合格した人の多くが3年~になってしまいやすいわけです。

 

なまじ1発合格の自信があることから徹底ができにくい

 

次は、どうやら司法書士試験は難しい!と気がついたとしても、簡単には撤退できないでしょう。

 

なぜならば、ソコソコ難しいといわれる行政書士試験を(短期)1発合格したプライドがあるからです。

 

さらに1年に何千時間と投下しているとも想定されて、それが複数年続ければ、そう簡単には辞められないでしょう。

 

不合格になっても次は!次は!となりやすいでしょう。

 

その結果は、失踪宣言(7年不合格)にもなる可能性があるわけです。

 

行政書士試験を1発合格したゆえに手を出してしまう。

 

通常なら司法書士試験を受けようという判断をする人は少ないように思えます。

 

上述したように「超」難しいというのがわかっているからです。

 

が、それでも挑戦しようと思ってしまうのが、行政書士試験に(短期)1発合格したためだと思えます。

 

他の受験生がヒーヒー行って合格したり、複数年かけて合格している行政書士試験に(短期)1発合格できた私なら司法書士もいけるっしょと思いやすくなるはずです。

 

それで1~2年で、すんなりと合格出来れば良いですが、観察しているとそうはいっていなく3年~コースになってしまっている人が多いように思えます。

 

ある意味で行政書士試験に(短期)1発合格の「呪い」と思えます。

 

そういう意味で、冒頭申し上げたように私は行政書士試験を不合格になったために、呪いを受けずに済んだとも思っています。

 

司法書士試験を受けたら奇跡的に合格できたかもしれませんが、そう上手い具合にはいかないでしょう。

 

ゆえに、私は行政書士試験を不合格になって、結果的によかったと思っています。

 

つまりは行政書士試験に(短期)1発合格したことが、リスクになりうる場合もあるということを言いたいわけです。

 

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