一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

行政書士試験に不合格になって良かったと思えること。

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↑ルビコン川のイメージ。1発合格しなかったのでルビコン川を渡らずにすみました。

 

私は行政書士試験に1度失敗しました。そして翌年合格しました。

 

そのことが結果として、良かったと思っています。

 

もし1発合格をしていたら、たぶんそのまま司法書士試験に突入して(ルビコン川を渡って)いたでしょう。

 

※「ルビコン川を渡る」の意味:後戻りのきかない道へと歩み出す、その決断をすること

 

要は、行政書士試験を1発合格できなくて「足るを知った」わけです。

 

※「足るを知った」の意味:身分相応に満足することを知る

 

自分が法律の勉強において、そこまで適性がないことが理解できたわけです。ゆえに難関資格である司法書士試験を受験しようと思いませんでした。

 

これは本当によかったです。

 

何で、そうなるか?をご説明します。

 

司法書士試験は合格率4%の超難関資格である

 

一般的に資格試験には難易度があります。

 

法律系であれば、宅建>行政書士>司法書士で合格するのが難しくなってきます。

 

合格率でいうと宅建15%、行政書士10%、司法書士4%です。

 

が実際は行政書士と司法書士の間にはルビコン川が流れています。(難易度がものすごく上がります)

 

合格率だけでみると、そんなに難易度が変わるとは思いにくいです。

 

が、実際の司法書士試験の難易度は激ムズになってきます。

 

行政書士試験をかる~く1発合格した方でも、平気で5年以上浪人する場合があります。

 

通常は、多くの人が不合格になる行政書士試験に軽く1発できた方なら、「俺なら余裕で司法書士試験も合格できるだろう」と高を括る(安易に予想する)でしょう。

 

そこで1発で合格できれば良いですが、不合格になった場合は、2年、3年と受験をすることになります。

 

なまじ行政書士試験を1発合格できた自信があることから、安易には撤退できないでしょう。

 

気づいたら5年も経っているということも普通に起きています。

 

まさに司法書士試験の受験を決意することは「ルビコン川と渡る」と同意と思えます。

 

毎年、行政書士試験の1発合格者が司法書士試験に挑戦するが・・。

 

個人的には行政書士試験に1発合格した方で、そのまま司法書士試験を受験して1発で合格していく人は、見た記憶がありません。

 

たぶん司法書士試験を目指している方は、行政書士を経由せずに最初から司法書士試験の勉強をガチでやっている気がします。

 

そういう方が腕試しで行政書士試験を受けて合格するというのはよく見かけます。

 

が、逆の行政書士に合格後に司法書士試験の受験をして合格していくというのは、ほとんど見た記憶がありません。

 

※意識してみていないからかもしれません。

 

また私が観察しているのはここ1~2年です。つまりは、1~2年で合格できる試験でもないとも言えると思えます。

 

そういうことからも司法書士試験の合格が簡単ではないというのがわかります。

 

行政書士試験の次は司法書士♪みたいなノリで受験勉強を開始すると大変な目に合うと思えます。

 

まさにルビコン川を渡る覚悟やどうしても司法書士になりたいという強い意志が必須と思えます。

 

行政書士に1発合格できないなら、私には司法書士など到底無理だろうと諦められた。

 

私の場合もご多分に漏れず、もし行政書士試験に1発合格していたら、高確率で司法書士試験を目指していたと思います。

 

しかも、自分がどこまで通じるか試してみた的なノリだったと思います。

 

もし司法書士試験の勉強を始めていたら、少なくても3年は勉強することになった気がします。(しかも不合格)

 

その後に、冷静になって撤退するか?どうか?を悩むことをしていたと思います。

 

そういう意味では行政書士試験に不合格になり、足るを知ることができ、良かったと思っています。

 

※司法書士試験に合格できる方は本当にすごいと思います。私とは頭の出来が違うなあと敬服します。

 

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