一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【行政書士試験】何年も不合格になる人が多いのに、なぜ私は2回目の受験で合格できたのか?

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↑180点(行政書士試験の合格点)は、分厚いです。何年も跳ね返される人が多いです。

 

私は行政書士書士試験にR2に初受験をして不合格になり、翌年のR3に再受験し合格しました。

 

「1発合格できていないのにドヤるな!」と思うかもしれませんが、私は1年不合格になって翌年に合格できたという2年目合格でよかったと思っています。

 

強がりではありません。冷静かつ客観的にみてそう思っています。

 

1発合格した方は、残念ながら不合格者の気持ちがわかりえないでしょう。

 

なによりも〇〇すれば合格するということを実行しても不合格になるという「なんで?」と思うツライ経験をしていません。

 

それゆえに、1発合格者が発信している情報をみると、ほとんどが、「〇〇すれば合格できる!」みたいなものになっています。

 

実際に1発合格者が〇〇を実行して合格したわけなので、そうなるでしょう。

 

が不合格になる人の一部には、「その〇〇をしても不合格になったという人が存在する」わけです。

 

この悩みが一段深い受験生層に有効な話はできない可能性が高いでしょう。「〇〇しても不合格になる」ことが理解できないからです。

 

というわけで、私には「〇〇しても不合格になる」受験生に対して、ある程度有効な体験談を話すことが可能だと思ってます。

 

それができるのも1回不合格になっているからこそだと思っています。

 

そこで、どうして170点台までで何年も不合格になってしまうことが多い中で、2回目に合格することができたのか?の私なりの分析をご紹介したいと思います。

 

私はR3、R4と複数年の不合格者をかなりウォッチしています。それゆえに、合否をわけたポイントがある程度理解できていると思っています。

 

※何年も不合格になってしまっている人の現状を打破するための一助になればと思っています。生意気な内容かもしれませんが、ご容赦お願いします。

 

170点台で複数年不合格になってしまう方はどんな勉強をしがちか?

 

定期的に観察し感じていることを以下のように記事にしています。

 

・【行政書士試験】肢別過去問集を使って、何年も不合格になっているのに、それでも利用してしまう理由とは?
・【行政書士試験】予備校を使っても不合格になりやすい人の傾向。
・【行政書士試験】3年以上のリベンジ組が気づいていないと思えること。

行政書士試験の模試で200点越え連発しても不合格になる場合の原因は?

R4行政書士試験:私がチェックしていた5人の受験生(3~4回目受験)は全員不合格に。勝手にコンサルしてみる

行政書士試験において試験後自己採点せず、発表日に合否確認せず、ハガキで合否確認するデメリット

昨年170点台不合格者が今年も170点台で不合格になっているのが多い現実。180点の壁を突き破るには?

行政書士試験に合格するには600時間~800時間の勉強時間では足りないと思ったほうが良い。

行政書士試験で170点台で不合格になった人は翌年も170点台で不合格になりやすい理由とは?

行政書士試験において条文・判例が重視される理由とは?

 

 

そういう中で、連続して不合格になってしまう人と、2年目に合格できた私との違いをまとめてみました。

 

おそらく、それが合格へのキーポイントになっている可能性が高いと私は分析しています。

 

違い①勉強時間~年間で1000時間以上勉強時間を確保している~

 

行政書士試験は勉強時間を増やせば合格できる試験でもありません。

 

1年目に1200時間以上勉強して152点で不合格になった私の経験からもハッキリと断言することができます。

 

 

以下ではかなり非効率な勉強ですが、法律初学者がやりがちなことで反面教師になりえると思いますので気になる方は参照ください。

 

R2年行政書士試験で何をどれくらいやって不合格になったか?

 

が、一方で、勉強時間なんて多ければいいものじゃないよ!と高をくくって、少なすぎると合格率が当然に下がります。

 

一般的には行政書士試験は600時間~800時間あれば合格するとも言われています。(法律初学者なら1000時間)

 

この前提がたぶん原因になっていると予想できますが、複数年受験生の勉強時間は少ない傾向です。

 

不合格なった年までには累計で1000時間以上は勉強しているでしょう。

 

そうなると、不合格になった翌年は、「もうあまり勉強しなくてもいんじゃねえ?」と油断する人が多いと感じています。(私の観察するかぎり)

 

この記事作成時はGW中の2023.5.7ですが、バカンスを満喫している人が多いです。

 

「GWでもバカンスなんて余裕ない!勉強や!今日は12時間勉強したで~!!」みたいな人をみたことがありません。

 

という感じで、不合格になってしまっている現状にもかかわらず、ガツガツ勉強するわけでもなく、無理のない範囲で少しだけ日々勉強している方が多い印象を受けます。(私の観察するかぎり)

 

ちなみに、私は不合格になった翌年のR3では「単年」で1300時間以上は勉強していました。

 

8月くらいまでには「単年」の勉強時間が1000時間に到達していたと思います。(前年からの累計なら2200時間~)

 

直前期の数か月は、これ以上勉強してももう点数は伸びないと達観して逆に勉強時間を大幅に減らして質を考えるように方針転換しました。

 

上記で書いたように、勉強時間が多ければ良いというものではありませんが、かといって、余裕かましてバカンスするなどは一切していませんでした。

 

そういう意味で勉強時間が決定的に違っています。

 

勉強時間が少ないと、自分がやっている勉強が点数に結びついているものか?を判別しにくくなります。

 

そういう意味で、本気で合格しにいくのであれば、社会人であっても年間1000時間~は勉強時間を確保する覚悟が欲しいところです。

 

年間1000時間~をやっても点数が微妙であるという事実でもって、自分がやってきた勉強法が間違っていたと判別することが可能になりえます。

 

年間の勉強時間が300時間~500時間だと、勉強時間が不足しているのか?勉強法が間違っているのか?の判別が不能です。

 

ゆえに、不合格になってしまった場合に、翌年も勉強法が間違っているにもかからわず繰り返し、当然、また不合格になるという負のスパイラルになりやすくなります。

 

そのために勉強時間を年間1000時間~は確保する必要があると思えます。※累計ではありません。

 

私の観察するかぎり、合格している人の勉強時間は年間1000時間~が多いように思います。

 

違い②勉強時間が1000時間~を確保した上で、自己分析しながら、点数が伸びるために試行錯誤した。

 

年間勉強時間が1000時間~を確保した上で勉強をやっていくと、勉強すれども点数が伸びない状況になってきます。

 

よくいわれる行政書士における170点台の壁です。

 

そこで、どうすれば、点数が伸びる可能性があるか?の徹底情報収集、何で自分の点数が伸びないのか?を徹底自己分析していくことが必要になってきます。

 

ここをしっかりやっておかないと、何年も170点台で不合格になりやすくなります。(そういう方はツイッターでたくさん見つけることができます)

 

問題運で合格するケースもあるでしょうが、無策でひたすら勉強していると4年~5年コースになる可能性が高いです。

 

勉強時間が少ないと、170点台に存在する壁に気がつかないでしょう。

 

※170点台に存在する壁:普通に勉強しているとどんなに勉強しても170点台でとまるようになっていること。

 

下記の記事で詳しく説明しています。気になる方は参照ください。

行政書士試験の複数年受験者がする勘違い。~気が付かないとドツボにハマる~

問題集のやり込みが甘いからだ!などと誤認してしまいがちです。

 

しかも、この170点台の壁については、1発合格する人は軽々超えていっているため、170点台の壁を超える困難さを理解できていません。

 

そして、170点台に壁なんかなく、「〇〇すれば合格するっしょ!」と発信する場合が多いです。

 

ゆえに、気が付かない人は、何度も170点台の壁に、跳ね返されることになりがちです。

 

私は模試を通じて、170点台に壁らしきものがあることを痛感していました。(模試で250点を取ろうしていたのに180点前後しか取れなかったため)

 

そこで、色々と試行錯誤して勉強法をギリギリまで微調整していました。

 

具体的にはこちらで書いています。(一部有料です)

 

・勉強すれども170点前後に止まる方、必見の点数の結びつく勉強をしているかチェックする方法

 

※自己分析をできる人は意外に少ない

 

自己分析しましょう!なんていうのはよく聞く言葉です。そんなの「わかっとるわい!」という人もいるでしょう。

 

が、実行するのは結構難しくできている人が意外に少ないというのが私の印象です。

 

なぜならば、自己分析は自分の弱いところを直視する作業だからです。

 

自分の弱いところは見たくないという人が一般的には多いように思います。

 

行政書士試験においてもそうです。

 

民法が苦手なんだよね~と民法の点数が悪くて不合格になっていたとしても、克服するために民法をガッツリと勉強する人は意外に少ないです。

 

苦手でよく間違う民法をやるくらいなら、そこそこ正解になる他の科目を解いていた方が楽しいと感じるからではないか?と私は推測しています。

 

不合格になった方で、科目別の得点を公開している方の内訳をみると、不得意科目の点数が悪いままになっているケースが多いです。

 

ようは勉強しないわけです。

 

もし170点台で不合格になっていれば、「何も苦手な科目を勉強するよりも得意な科目でもう1~2問正解すればいいやん!」と考えてしまいがちになるのだと思えます。

 

偉そうにこの記事を書いている私も行政法は苦手とわかっていても放置しました。

 

重箱のすみをつつくような細かい言葉尻を問うてくる行政法がどうしても好きになれず、わかっていも放置しました。

 

不合格になったR2に13問しか取れていないのに、放置してR3に12問しか取れませんした。

 

 

わかっていても自己分析して克服するのはナカナカ難しいものです。

 

がその代わり、他の科目はかなりガッツリやりました。商法会社法は下手すると行政法よりも時間を使って勉強しています。一番勉強時間を使った科目かもしれません。

 

違い③自己分析できているからこそ、積極的に有料課金した。

 

なんでも有料課金すればいいというものではありません。

 

個人的は、一般的な資格予備校は高額の割には複数年受験生には効果が少ないと思うので課金には慎重になった方が良いと思います。

 

が、自分のどこが弱い部分か?を理解しており、ソコを効果的に改善できる可能性があるなら積極的に課金すべきだと思っています。

 

見ていると、無課金というか、最低限のテキスト・問題集だけで、できるかぎり低コストで勉強し続けている人もいます。

 

私は2年目において、勉強時間が1000時間~に達して、前年からの累計勉強時間が2000時間~になっても点数の伸びがイマイチだったために、有料の教材をそこからいくつか課金しました。

 

金額にして10万くらい課金したと思います。それが良かったと思っています。

 

が、これは「累計勉強時間が2000時間~」でも点数が伸びなく、自分の弱いところがある程度明確になっていたからです。

 

それを補う有料講座を課金しました。

 

上述した違い①の勉強時間がそれなりに確保できているのが前提になっています。

 

ただ有料講座を課金すればいいものではないことを誤認しないようにしなければなりません。

 

私が何を思ってどのように有料講座に課金したかも下記に具体的に書いています。(一部有料です)

 

・勉強すれども170点前後に止まる方、必見の点数の結びつく勉強をしているかチェックする方法

 

まとめ

 

何年も不合格になってしまう人と2年目に合格できた私の違いをまとめると、一番はわかりやすいところでいうと勉強時間と思います。

 

年間で1000時間~勉強して試験に臨めている人は少ない印象を受けます。

 

表にでないわかりにくいところとしては、「覚悟」だと思っています。

 

不合格になってしまうかもしれないが、合格確率を少しでも上げるために、勉強に1000時間~を投下して、なおかつ必要とあらばウン万円する有料講座の購入を厭わない覚悟です。

 

何年も不合格になってしまっている人を観察していると、「どうしても合格したい!悔しい!」とは言っていますが、日々勉強していません。

 

ようは思っているだけで行動していない人が多いです。課金もせずに、昔買った参考書を使いまわすだけと言う人もいます。

 

「合格はしたいが、できるだけ勉強せず、お金も使わずに効率よく合格したい!」と思っていない?というのが、日々の行動から透けてみえてきます。

 

「170点台で不合格だから、ぶっちゃけ合格までもう少しっしょ!」、試験までに知識が抜けないように最低限勉強しながら、試験前3か月になったら本格的に勉強するか~くらいに思っている人が多い気がします。

 

※全員がそうだと言っているわけではありませんが、私が観察している人だとそういう人が多いなあという印象です。

 

短期1発合格で市販の安いテキスト・過去問だけで華々しく合格するわけでなく、私の場合は累計勉強時間で2500時間~、課金額でいえば30万以上を使っています。

 

合格はしていますが、それなりにコストを使っているのが実情です。

 

他人の人生なので余計なお世話なのは百も承知で、非礼なこともあろうと思いますが書かせていただきました。大目に見ていただきますようお願いします。

 

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