一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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【行政書士試験】模試はあてにならない?模試で180点超えていたのに、本試験では不合格になる理由。

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↑模試で180点以上とっていたのに、本試験で不合格やんけ!と怒るイメージ

 

行政書士試験で模試で180点以上超えていて、合格を期待していたのに、不合格になるケースがあります。

 

※行政書士試験は180点以上で合格になる試験です。

 

模試で180点以上取っていても合格が確実ではないことは誰でも承知していると思いますが、期待するのが人間です。

 

模試で180点以上取っていたし、たぶん合格できるだろうと思うのが普通です。

 

が、ふたを開けてみれば、不合格だった場合は、「模試は何だったんだ(怒)。期待させやがって!」となるでしょう。

 

「模試はあてにならん!もうやらん!」と思うかもしれません。

 

しかし、そうなってしまう原因は、たぶん「模試の結果を自分の都合の良いように解釈している」可能性が高いと個人的には思っています。

 

どう都合よく解釈しているか?をご説明していきます。

 

簡単な模試で180点以上とって、実力を誤認する

 

当然ですが、模試によって難易度が違います。

 

本試験を想定した難易度の模試もあれば、基礎的な問題を確認する模試である場合もあります。

 

また本試験とはかけ離れた問題を出題してくる模試もあります。

 

一括りに模試として考えたら実力を測り間違えるのは当然と思います。

 

例えば、私が受験した2021年のLECの模試では模試よって難易度に違いがありました。

 

例えば、基礎的な問題が多く、基礎的な学力を図る到達度確認模試なら、最低でも200点オーバーしていないと合格レベルと言えないでしょう。

 

 

 

この到達度確認模試で180点を少し超えたところで、合格レベルとはいえないでしょう。

 

が、自分の都合の良いように解釈すれば、「模試で180点以上とれていたのに!」と自分の実力を誤認する可能性があります。

 

 

2021年のLECの模試でいえば、ファイナル模試が本試験の難易度に近かったと思えます。

 

 

 

そういう意味では、本試験に相当するであろう難易度で180点以上を取れているか?を基準にしなければなりません。

 

 

何を基準に本試験に相当するか?を確認すると、目安は順位です。

 

行政書士試験は上位10%が180点以上で合格する試験です。となると、180点が上位10%くらいになる場合が本試験に近いと言えると思います。

 

 

つまりは、180点以上を取れていたからと言って、手放しで合格レベル!と思ってはいけません。

 

模試の難易度を考慮する必要があります。

 

 

記述や一般知識で点数を取りすぎて実力を誤認する

 

次に気をつけるのは記述や一般知識で点数を取りすぎている場合です。

 

私の経験則だと、本試験での記述の点数は30点前後の人が多いと思います。

 

そのため、模試で記述の点数が40点~50点くらいあった場合は、割り引いて考える必要があると思います。

 

この到達度確認模試であれば、記述で54点も、とっています。取りすぎと判断した方が無難です。

 

 

本試験だったら30点くらいの可能性が高いとも言えます。その場合は、実力的には200点が実力じゃねえ?と自分で正しい実力に下方修正する必要があります。

 

加えて、この到達度確認模試は基礎的な問題で構成され、200点以上とるべき模試でもあるため、記述を自己補正した後の点数が200点で実力的にはギリギリだなと厳しめに見る必要があるわけです。

 

一般知識も同様です。

 

2021年の本試験に近いレベルのLECファイナル模試で180点以上を取っています。

 

が一般知識が11問正解で44点もあります。とりすぎじゃねえ?と思わなければなりません。

 

 

 

一般知識はみずものです。安定して高得点を取れるものでありません。

 

実際に私の他のLECの模試でも一般知識は7問~8問の正解で28~32点になることが多かったです。

 

本試験でも一般知識は7問~8問の正解を期待するくらいにしたほうが無難です。

 

そうした場合に、実際に私のファイナル模試は12~16点減らす必要があり、実質、170点~174点で不合格レベルじゃねえ?と厳しくみる必要があります。

 

つまりは、本試験でも「みずもの」である記述と一般知識が模試で想定以上に点数が取れていた場合は、点数をマイナスして実力を正しく測ることが必要と思います。

 

それをせずして、180点以上取れてる!から合格レベルや!と思うのは危険と思います。

 

 

平均点が高い模試で180点以上とって誤認する

 

一番最初に上げた理由と近いですが、平均点が高い模試で180点以上とって実力があると誤認するケースがあると思います。

 

2021年の本試験直前にあるLECのヤマ当て模試です。

 

この模試で私は198点をとっていますが、まったく楽観をしていませんでした。

 

理由は単純で上位30%にすらなっていなかったからです。

 

 

行政書士試験は上位10%に入らないと合格できません。

 

表面上は180点以上は合格という絶対評価になっていますが、実際は記述の採点で調整して、上位10%しか合格しない相対試験になっています。

 

そう意味では点数自体は198点で合格レベルにあるような気がしますが、実際は上位30%にもなっておらず、本試験であったら不合格であったことがわかります。

 

つまりはこの模試の198点という点数をもっても、合格レベルにあるという判断をしてはいけないというわけです。

 

 

※たぶん模試を結果を楽観的にみているから模試の結果が良くても不合格になると思われる

 

模試がよかったのに、不合格になった!と思う方が、たぶん上記で説明してきたようなことが起きていると思います。

 

単純に点数の結果だけをみて、合格レベルと誤認しているのではないか?と私は思っています。

 

上記で説明したように、厳しい目をもって、冷静に自分の実力をはかっていけば、合格レベルに到達していないことが確認できたような気がしています。

 

以上が、模試で180点超えていたのに、本試験では不合格になる理由だと私は思っています。

 

私は実体験においては180点以上を模試6回中5回とっていましたが、一度も合格レベルと思ったことはありません。

 

むしろ不合格になることを覚悟して試験に臨んでいました。

 

その様子は以下で書いています。興味ある方はどうぞ。

 

 

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