一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

稼ぐ算段がないにもかかわらず、「会社が嫌」で起業に踏み切るとどうなる可能性が高いか?

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↑稼ぐ算段がなく、「会社が嫌」で起業に踏み切って歩んだ道の先には何があるか?のイメージ。

 

サラリーマンをやっていると、いつかは起業したいと思う人が多いと思います。

 

人生100年時代と言われるようになった昨今では、60~65歳で会社を退職しても、時間が結構残っています。

 

そんなことを踏まえると、若いうちだけでなく40歳~になってから起業したいという人がまあままいる気がします。

 

20代やギリ30代前半なら、「会社が嫌」で起業に踏み切るのもアリだと思います。

 

失敗しても、やり直せる時間があるからです。

 

が30代後半や40代~になってから、「会社が嫌」で起業すると、やり直しがきかなく、人生をハードモードにしてしまう可能性が高いので注意が必要です。

 

30代後半や40代~で「会社が嫌」を言っている場合は、会社から評価されていないことがほとんどだと思います。

 

自分に自信があれば、単純に会社を辞めて転職なり、起業すればいいだけで、わざわざ「会社が嫌だから」など理由をつける必要がありません。

 

「会社が嫌」=「起業」に直接の因果関係はありません。

 

通常は、会社にいるよりも「自分でやった方が稼げる」から「起業」するという流れが正常なわけです。

 

「会社が嫌」だからという理由で起業した場合は、高い確率で起業を失敗することになると思えます。

 

起業で失敗と言っても命まで取られるわけではありません。

 

が、嫌で辞めた会社よりも、かなり待遇が悪くなって別の会社に再就職することになる可能性が高くなる未来が待っていると思われます。(個人的な考え)

 

そのため、会社が嫌だから起業するということを考えていた場合は、もう一度考え直すことをおススメします。

 

具体的に稼ぐ算段がないのに、起業に踏み切った場合に何が起きやすいか?をご説明しています。

 

 

契約をとるために過度に値下げをしがち

 

起業をしたときは、顧客がいません。

 

新規に獲得していくことになります。既に稼げている状態であれば、当然に適正に交渉し適正な値段で契約をしていきます。

 

が、稼ぐ算段がなかった場合は、「まずは契約しなければ話にならない」と、「何としても契約をまずは取りたい」という気持ちになると思います。

 

その思いが強いと、「今回は特別に20%安くします」など、言いガチです。

 

ここで相手が上手で、「いや~。〇〇さんなら、30%安くしてくれるって言っていたからなあ。30%以上安くしてくれれば考えるけど?」などと言われようものなら、即答で、「40%値下げします」など言ってしまいやすいでしょう。

 

稼げるあてもないので、まずは顧客獲得しなればならないので、しょうがない気がします。

 

が、本来であれば、安くする必要などないわけです。

 

定価で普通に売ればよく、それが嫌なら、「ご縁がなかったということで」と他へ行けばいいだけです。

 

それができないのは、稼げる算段がない状態で、「会社が嫌」という理由で起業してしまったことが原因です。

 

かならず、そうなるというわけでありませんが、契約を取りたいがばかりに過度に値下げをしやすいと思えます。

 

過度の値下げをしたために、サービスが劣化し、顧客満足度が低下しがち

 

せっかく過度の値下げをして、契約を勝ち取った後は、どうなるか?というと、顧客に提供するサービスが劣化しがちです。

 

なぜならば、契約のためとはいえ、本人は過度の値下げをして契約をしているからです。

 

心の中では、「こんなに安く契約したんだから、必要最低限しかやらないよ!」と思うはず。

 

顧客からしたら、本来受けられるサービスを格安で販売してくれたから契約したにもかかわらず、実際は安い値段相当のサービスしか受けれられないわけです。

 

本人:「安いんだからサービスしなくて当然。サービスしたら赤字になる」

顧客:「このサービスを安く受けられると思って契約したのに、全然してくれないやんけ!」

 

とミスマッチがおきます。

 

こうなると、この顧客の満足度は低下します。

 

リピートはもちろんも紹介もされることがないでしょう。

 

そもそもがしっかりサービス提供できる適正な値段で売ればいいだけですが、稼ぐ算段がなくスタートさせた場合は、そうする余裕がない場合がほとんどと思えます。

 

 

契約をとるために、無駄に遠方にもコストかけて行きがち

 

問い合わせが遠方から合った場合、コストが高くなっても対応しがちです。

 

稼げる算段がないので、対応せざると得ません。多少コストが多くかかっても契約0よりはマシと考えると思います。

 

遠方の見込み客や顧客であった場合に、今はオンラインでもできますが、顔を直に合わせる場合が必要な場合は無駄にコストがかかります。

 

交通費やホテル代などです。

 

数日だけもコストカットしなければ、5万~10万はかかってくるでしょう。

 

近場の顧客であれば「0円」ですむことを、「5万~10万」かけてやってしまいます。

 

これも値下げと同じようなことが起きます。

 

獲得までにコストをかけているからサービスは劣化し、顧客満足度も低下し、リピート、紹介に繋がりにくいでしょう。

 

 

結果、稼ぐことができずに、「嫌で辞めた会社」よりも「悪い待遇の会社」へ再就職することになる可能性大。

 

独り身であれば、厳しい状態であっても何とかなると思います。

 

が、通常、30代後半や40代であれば結婚して、配偶者及び子供がいることが多いと思えます。

 

その環境で、数年、稼ぎの悪い起業を続けていくことは困難と思えます。

 

結局は、定期収入を求めて再就職することになる可能性が高いと思えます。

 

再就職ともなれば、足元見られて、嫌で辞めた会社よりも待遇的に悪くなると思った方が無難でしょう。

 

稼ぐ算段をつけずに、会社が嫌で、起業してしまうとそういう結末が待っていると可能性が高いと思うので注意が必要です。

 

私は独身で、ある程度、稼ぐ算段をつけて起業に踏み切りましたが、それでも厳しい戦いをしていました。

 

下記で書いていますので、興味をもったからは参照ください。(一部有料です。)

 

サラリーマンを辞めて起業する際に副業でどれくらい稼げていたか?起業後はどれくらい稼げていたか?

 

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