一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

法人を設立すると地味に面倒に感じること。

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法人を設立すると、いわゆる社長になります。

 

1国1城の主だぜぇ~v( ̄Д ̄)vと最初の数か月が嬉しい気分になりますが、1年もすれば、そんな気分は一掃されて面倒に感じることも多くなります。

 

起業する前に知っておいた方が良いと思うことは下記で書かせていただきました。

 

今回は、それよりも軽微なもので、ちょっとしたことでも法人だと地味に面倒・手間になることをご紹介します。

 

 

法人で購入や手続きしようとすると定員が対応できなく、イチイチ時間がかかる

 

基本、あらゆる商品・サービスが個人向けであることが大半です。

 

そのため、法人で購入したい、サービスの提供を受けたいというと定員が対応できないことが多いです。

 

イチイチ、「お待ちください」となって、バックヤードに行って、上席または本社っぽいところに連絡をして確認をする作業をしてきます。

 

個人であれば、秒で終わることが、法人ですると平均10分くらいかかることになる場合が多いです。

 

地味にストレスになります。

 

私が体験した具体例は以下です。他にもたくさんありますが、2例だけ紹介します。

 

①法人名義で住宅を賃貸したいが定員がわからず。

 

不動産会社にいって、法人名義で住宅を借りたい旨を説明すると、ほとんどの定員に頭が???となる場合が多いです。

 

ネット上に法人でも賃貸できる住宅があったとしても、「調べてみましたが、そのような物件はないようです」と断れることが数回ありました。

 

逆にこちらから指定して、この物件ならいけますよね?と聞いても、定員は対応できない場合が多かったです。

 

単純に事例が少ないため、対応できる知識が定員にないことが原因です。

 

そのため、法人で契約できることを理解した定員に遭遇しないと、ずっと物件はあるのに、定員が無知なために物件が紹介されないという恐ろしい現象が起きていました。

 

結構ストレスになります。

 

知識がなさそうな定員に遭遇した時は、説明せずに速攻であきらめて他の不動産会社に行くということをやっていました。

 

②法人名義でスマホを契約する方法がわからない定員

 

法人名義でスマホを契約する場合もすんなり契約しにくいです。

 

大手通信キャリアしか法人名義で契約できないっぽいので格安SIM系のキャリアではそもそも法人では契約できないと思われます。

 

大手通信キャリアで契約しに行った時も、必要以上に時間かかります。

 

店頭で窓口で相談しても、相談した人が上席っぽい人に相談し、その上席もその上席っぽい人に相談して、3者会議みたいにゴソゴソ話をして、やっと契約に進んでいきます。

 

 

イチイチ登記簿がいる(取得に600円かかる)

 

法人における本人確認は登記簿でされます。

 

通常、登記簿の有効期限は3か月~6か月です。そのため3か月~6か月経過するたびに、再取得する手間が発生します。

 

しかも600円かかります。

 

郵送で取り寄せることも可能ですが、自分で取りに行くときは、法務局に行って600円払ってイチイチ取得しなければなりません。

 

これも必要になったとき、登記簿の取得から3か月~6か月経過していたら、再取得する必要がでてきます。

 

この点も地味に (・д・)チッ っとなります。

 

引越すたびに登記簿の変更をする必要がある(数万かかる)

 

法人の登記簿には、法人の住所、代表者の住所を記載することが義務つけられています。

 

代表者の住所は個人情報と言えると思えますが、個人情報もヘッタくれもありません。

 

法人の住所を引っ越すと引越しに伴い登記住所を変更する必要ができてきます。

 

その住所変更の登記に管轄内なら3万、管轄外なら6万かかってきます。

 

加えて、代表者の住所変更登記も1万程度かかってきます。(資本金1憶未満の場合)

 

頻繁に引越ししたい場合は、余分なお金がかかってきます。そのため、個人の引越しのようにコロコロ引越しをするというのができにくいです。

 

 

銀行の振込料金が高い(原則0円で振込ができない)

 

一部のネット銀行で一定条件をクリアすると、振込手数料0で振り込むことが可能です。

 

が、多くの銀行で振込手数料がかかります。この点も地味でヤッカイです。

 

振込手数料がかかるなら、現金で動かせばいいやと思うかもしれませんが、税務的に脱税を疑われるのでしない方が良いです。

 

私は振込手数料がかかっても振り込むことにしています。

 

加えて、現金で取引するとクラウド会計との連携ができないので、経理処理も手間が増えます。

 

それらを踏まえると、振込手数料がかかっても振り込みをした方が良いという判断を私はしています。

 

が最初、起業してばかりのときは、このハメ技みたいな国と銀行の連携攻撃に怒りを覚えていました。

 

加えて、銀行のネット接続料も高いです。月に数千円かかるところが多いです。

 

無料なのは、ゆうちょ銀行とネット銀行くらいです。それ以外は振込手数料も高いはネット接続料も月額でとられ、費用面は最悪です。

 

※まとめ

 

法人は設立すると、地味に、やることなすことに必要以上に時間とお金がかかってくることに気が付きます。

 

そのことに気がつかないと、法人化しても、個人事業の方がいいやとなる人も多い気がします。

 

そのために、法人設立して5期目の私が実体験より、地味に面倒なことをご紹介させていただきました。

 

が、税務に関する知識が一定レベルに達すると、事実上、自分で税率をコントロールできるようになります。

 

その場合は、これらの面倒・手間を考慮してもメリットの方が大きくなる傾向になるため、自分の税務知識レベルが一定水準以上になることが法人を有効に使いこなせる条件の一つと言えます。

 

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