一人法人の社長かつ行政書士でもある川島和秀のブログです。

【資産運用】2020年から株式の年間運用成績がプラスで推移するようになった理由。

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私が2023年現在、結構ゆっくりした生活ができる要因の一つに株式運用能力が向上したことが挙げられます。

 

2023.5月現在の私は少し前に流行ったFIRE状態(生活するために働かなくて良い状態)です。

 

私は45歳ですが、イメージでは一般的にいう定年退職した後の生活をしています。

 

法人を経営が6期目だったり、直近では行政書士を開業していますが、法人は税金対策で行政書士は老後の遊びみたいなイメージです。遊びといっても比喩で超真剣にやっています。

 

たぶん、同世代の人からするとうらやましいと思う人も一部いるでしょう。(一方で独身で独り身なのでかわいそうと憐れむ人もいるでしょう。)

 

そういうある意味で少し余裕の生活ができている理由の一つが、「株式運用能力」にあります。

 

※他にも要因はあります。

 

2020年、2021年、2022年と年間での損益はプラスで推移しています。2023年も5月時点で年間利益でプラスです。

 

特に昨年2022年などは、米国は大暴落しました。2021年はコロナバブルで暴騰した反動で、暴騰した銘柄は軒並み5分の1くらいの株価になりました。

 

が、そんなときでも年間収益でプラスで終わらせることができました。

 

その理由をご紹介します。

 

前提:証券会社の人間は基本運用は下手である

 

私は野村證券で営業を17年やっていました。

 

何も知らない方であれば、「それならば、さぞかし運用も上手だろう」と思うかもしれません。

 

が、証券会社の人間は基本運用が下手です。

 

理由は簡単で、評価基準が「運用成果」ではなく「売買手数料」だからです。

 

顧客の心理を揺さぶり、売買させる駆け引きが上手になりますが、そこには運用成果は関係ありません。

 

①お客様の資産を2倍にしたが売買をしないセールスと、②お客様の資産を半分にして売買したセールスでは、後者である②が評価されます。

 

そのために、スーパーセールスを言われる人は売買させるのが上手な人であり、運用が上手い人ではないわけです。

 

一部で例外的に運用が上手い人がいますが、原則、下手な人が多いです。

 

というわけで証券会社の人間だから運用が上手ではないということをご理解ください。

 

もし運用が本当に上手なら会社を辞めて自分で運用して稼ぐでしょう。そうしていないのは・・・と想像すればわかるでしょう。

 

運用能力が向上した理由①損をしまくった

 

私が野村證券を辞めて、起業したのが2017年です。

 

証券会社にいる間は原則、株式売買は制限され自由にできません。辞めて初めて自由売買できるようになります。

 

実際に自由に売買ができるようになった2017年~2019年の3年間はかなり損をしました。特に2018年は全資産を半壊させるくらいの損もしました。

 

この経験は大きかったと思います。なんとか運よく大部分を回復させることができました。(今振り返るとかなり恐ろしいことをしていたとゾっとします)

 

が、人によっては回復させることができずに、再起不能になる可能性もあったと思います。

 

この時の苦い経験があるので、「してはいけないこと」を明確に心に刻み込むことができました。

 

人によっては、懲りずに何度も失敗する人もいますが、私は1度で懲りました。

 

そのため、今では資産を半壊するかもしれないような投資の仕方はしていません。

 

運用能力が向上した理由②自分の性格を理解した

 

投資するにおいての自己分析も徹底的にしました。

 

自分がどういう状況になると熱くなって無謀な投資をしてしまいがちになるのか?を分析し理解しました。

 

そして、そうしないようにできるかぎり自分を制御するようにしました。

 

気をつけているのがポジション管理です。

 

投資金額をかなり抑えて投資するようにしています。そうすることで、熱くならずに冷静にフラットに投資判断ができるようにしています。

 

が、簡単でなく、3年くらいかかっています。

 

「今はチャンス!」と思っても、大きく投資しないように自制しています。常にもし逆にいったらどうなる?と自問自答しています。

 

もし想定通り上昇したとしても、「また次のチャンスを狙えばいいだけ。チャンスはいくらでもある」と思うようにしています。

 

思うのは簡単ですが、実際に気持ちを制御し実行できるのに、私の場合は3年くらいかかりました。

 

わかっていてもできない人は多いと思います。

 

運用能力が向上した理由③自分で情報収集できるようになった

 

最初の方は、相場が上手な人の情報をかなり頼りにしていました。

 

そういう人が個別の銘柄を紹介するとその銘柄を売買して利益を出すということも多かったです。

 

がいつしか、もし「そういう人が情報を発信しなくなったら稼げなくなるんじゃねえ?」ということに恐怖を覚え、自分なりに情報収集できるようにならねばダメだ!と気が付きました。

 

そこから、相場が上手な人が何を基に投資判断をしているか?を分析して、その基になっている情報で自分なりに投資判断をする練習をしました。

 

1日10時間くらい相場とにらめっこする日々を数か月過ごして練習をしました。

 

その結果は、概ね、相場が上手い人と同じような判断ができるようになってきました。

 

今では、自分である程度相場を想定できるようになりました。

 

自分で相場を判断できるようになると、無駄に不安に覚えて売買することがなくなり、運用成果が安定しやすくなります。

 

誰にも頼らずに、投資判断ができるようになると無駄に情報収集しなくなるので、雑音が入りにくくなり投資成績が良くなる方向になります。

 

※稼げるようになっても楽観は一切せず

 

ここ数年は安定して稼げるようになってきましたが、それでも全く安心していません。

 

いつ何時稼げなくなるかもしれないと危機感をもって日々相場をウォッチしています。

 

少しでも楽観して、バランスを崩した投資をすると簡単に資産が半壊する可能性があるからです。そのため稼げるとしても人に勧められるようなものでもありません。

 

特に40歳までで運用が未経験であれば、運用には手を出さない方が良いでしょう。

 

下手すると資産が半壊して人生が終わってしまうからです。

 

20代なら積極的に運用にチャレンジして、30代なら個別投資はせずに、指数を積み立て型でやるのが無難でしょう。

 

積み立て型でコツコツ運用すると20年くらいでどんな成績になるか?を以下で私の実体験より紹介しています。(一部有料です)

証券会社出身者がidecoを20年以上運用するとどうなるか?

 

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