【資産運用】損切りの重要性~下がっているものは下がり続ける傾向~
今さら言うまでもありませんが、運用においては損切りが大事だなと思うことがありましたので共有させていただきます。
少額だからいいやと放置していたら、ひどいことになっていました。
損切りは「損」という痛みを伴うため簡単には出来ない場合がほとんどです。
下がっても時間が経過すると戻ってくるケースもあるため、より一層損切りをしにくくます。
が通常は確率で考えると、下がった銘柄はしばらく下がり続ける場合はほとんどで滅多なことでは戻ってきません。
そのため現実的は下がった場合は損切りをした方が良いでしょう。
私の失敗事例をご紹介します。
目次
失敗事例①2018年ころ買った6552gamewith
野村を辞めて少しして購入した銘柄です。
ゲームの攻略サイトを作成し、そのPVから広告収入を上げるような会社でした。上場して、間もない状態で無借金で資産がほぼ現金という会社でした。
さらには攻略サイト作成だから、そんなに固定費もかからないだろうから、高収益でずっといけるんじゃねえ?と安易に買った銘柄です。
購入した証券会社も野村證券であったこともあり、購入してしばらく放置していました。
当時下がっていたのでほとんど損で売って、100株だけ残している状態でした。正直持っているのを忘れていました。
先日、思い出して株価をみたら、びっくりするくらい下がっていました。
私の買ったときから、ずっと右肩下がりで面白いように下がっていました。
金額が少ないからいいものの、なんと4分の1になっています。おそろしいです。
日経平均がこんなに上昇しているのに、この銘柄は蚊帳の外でずっと下がり続けています。
本業がダメな会社は下がり続ける
この会社はゲーム攻略サイトを運営している会社にもかかわず、その攻略サイトでの収入が年々下がっている会社でした。
まさに結果論的に上場ゴールの会社でした。
購入してしばらくは会社の決算説明会を聞いていました。わからないことをIRに電話してみたら、決算説明会で説明しているCOOみたいな人が電話にでてビックリした記憶があります。
忘れましたが、ある1つのゲームタイトルの攻略サイトで収益を上げており、それがピークをすぎて年々利益が落ちているという会社でした。
なんとかしようと人員補強したり、米国でのサイトを立ち上げたり、Eスポーツ事業を収益化しようとしているものの上手くいかない状態が継続している印象でした。
本業で利益を上げられていない場合は見切るべきだと改めに痛感しました。
4~5年も投資しているのに下がる続けるという恐ろしさ
今の相場であれば、4~5年投資しているならば2倍になっていてもおかしくないでしょう。
突出した数字ではなく、平均で2倍になっても良いと思えます。
が、この株式は2倍どころか、4分の1の株価になっています。
これが個別株をやる場合の恐ろしさでしょう。銘柄選定を間違うと爆死します。
※教訓:ダメな銘柄はいつまで経ってもダメである
当たり前ですが、利益が上がれば株は上がります。
利益があるのは本業で利益が上がるときです。その本業の利益がいつまで経っても微妙だったらどうしようもありません。
この会社は保有していた当時、本業の稼ぎ場を失って迷走している感がありましたが、それは4~5年経っても同じっぽいです。
野村證券を辞めたばかりのときの銘柄の選球眼が悪すぎ、かつそれを放置したということに反省せねばなりません。
保有銘柄はしっかり本業で利益が上げられてるか?をチェックし、微妙と思うであれば売れねばなりません。
そこを徹底しなければなりません。
その後、上がることがあるかもしれせんが、そこは一定の決め事として粛々と実行した方が良さげです。
総じてそうなった株が上昇に転じる可能性は低く、下げ続けることが多いからです。
今回ル―ルに則って損で売ってみた。2127日本M&Aセンター
前回の決算で暴落したときに、ノリで適当に買ってしまった2127日本M&Aセンターが今回の決算で本業の利益が芳しくなく大暴落しました。
日本M&Aセンターは、粉飾決算気味で利益を上げていたっぽいようで、それを修正しにいっているために、決算が悪くなっているっぽいようです。
株価的に安いですが、見切りをつけて損でも容赦なく売りました。
上がるかもしれませんが、そのときはその時として諦めます。
個人的には一度、おかしくなった会社は簡単には戻らないだろうと予想し、もう一段下がる可能性も十分あると判断しました。
どうなることやらです。
が私にとって、大きく下がった銘柄は叩き売るというのは初めての経験で、投資家として一皮むけられたように思います。
金額的に少額しか投資していないので、容赦なく損切りしてみました。