一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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IFA(歩合証券マン)をやらない理由

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証券会社をやめる人は、その後IFA(歩合証券マン)になる場合が多い印象です。

 

一番は証券会社のときにやっていたことを、そのままスライドさせればいいだけなので、実務上は新しく物を覚える必要もないので合理的です。

 

私の今のように行政書士に合格したはいいものの、実務経験がなくて右往左往するというのがありません。

 

加えて、給料というか報酬が証券会社にいたときと同じレベルの仕事ができていれば、年収は数倍に跳ね上がります。瞬間風速では億も狙える可能性があると思います。

 

ただ顧客は0からスタートになるので、そう簡単に物事は進みません。

 

が通常は、ある程度、顧客を引っこ抜くことを前提をするために、しっかり計画していれば年収が数倍になるのは規定路線と思います。

 

そんなパッとした第一印象ではおいしそうな市場ですが、私は参入するつもりはありません。(採用されない可能性も高いと思いますが)

 

理由をご紹介します。

 

証券の営業は相場よりも顧客の性格・感情に左右される

 

証券の営業となると相場の読み解くことが大事な印象を受ける人が多いと思います。

 

が私の感覚だと証券の営業に相場観はあまり必要ではありません。

 

具体例は以下です。

 

仮に相場が急落して買いのチャンスだったとします。

 

そのときに顧客に「この急落はチャンスです。買いです。」と提案しても顧客の方から「いや。怖いから買わない!」と言われればそれまでです。

 

私は営業で何回も経験しました。

 

下げるときに備えて買わずに現金を用意しておき、いざ想定通りに急落してそのタイミングになっても、顧客は買わないものです。

 

むしろ怖くなって出金するという人が多かった気がします。

 

細心の注意の払って気をつけるべきことは相場ではなく、この顧客はどんな性格・感情をしているか?ということの方が大事ということです。

 

上の例で言えば、この顧客は「急落した局面だと怖がる性格だから、急落局面で買うのはNG。だから急落局面に備えて現金余力を残しておく意味はない」等、相場よりも顧客の性格・感情を読む必要があります。

 

つまりは相場を読み解くことではなく、顧客心理を読み解く心理カウンセラーみたいなものが証券営業と私はとらえています。

 

野村証券におけるいわゆるトップセールスと言われる人も相場観が良いのではなく、顧客の感情を揺さぶるのが上手な人が多いです。

 

つまりは相場観は必要がないというか、相場観を磨く必要性がないといったほうが正確と思います。(事実、偉くなった人で顧客の資産を増やしたという人に私は出会ったことはありません)

 

そういう意味で相場を読み解きたい気持ちがある私としてはIFAの仕事は魅力的に思えないということです。

 

顧客の性格・感情を読む努力をするのはとても疲れる

 

この顧客の性格・感情を読む努力をするのは、とても疲れます。

 

多くの面談を繰り返す中で、相手の話をよく聞き、考え・生活を把握していかねばならないからです。相手の趣味がわかれば、こちら興味がなくても調べて相手に合わせる努力をしていきます。

 

証券会社時代に、そういうもんだと割り切ってやっていたからできていましたが、独立して引きこもりで約5年自由に過ごしている今では、そういう努力をする気力がないと思えます。

 

自由気ままに生活できるのは、とても楽です。

 

そのため、多くお金をもらえる可能性があったとしても、今の自由の方がいいなと判断を現時点ではしています。

 

 

自分で稼げないからIFAやっているんじゃねえ?疑惑

 

これは極論みたいになりますが、儲けさせるのが仕事とするならば、まずは自分が儲けろ!だと感じます。

 

ソフトバンクの孫さんみたいにヤフーやアリババでものすごい利益を出して実績があって、ビジョンファンドとしてお金を募るのはわかります。

 

が多くの場合は、給料をもらうために証券マンをやっていて、自分では稼げていないことが多いと私は感じています。

 

自分で稼げていないのに、資産管理というのも大いなる矛盾を抱えている気がします。

 

もちろん、自分でも相場稼いだうえで証券マンをやっている人もいると思いますが、ほんの一握りだと思います。

 

自分で稼げないから証券マンやっているんだろう?みたいに私は感じてしまうので、IFAになりたいとは思っていません。

 

※IFAをやっている方を否定しているわけではありません。

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