一人法人の社長かつ行政書士でもある川島和秀のブログです。

ビジネスにおける先行投資をしていてはいけない時期

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起業をすると先行投資は必須になります。

 

そもそもがビジネスをするうえでの基盤がないでの、とりあえず先行投資をして基盤を作らねばなりません。

 

基盤は顧客であったり、稼ぐための知識であったりします。

 

が、この先行投資はタイミングを間違うと致命傷を負うことになるので注意が必要です。

 

先行投資をしてはいけないときは、「経営状態が良くないとき」です。

 

経営業態が悪い(うまく稼げない)ときだからこそ、新しい収益源を見つけるために先行投資するのではないの?と思うかもしれません。

 

が、私はその考えが間違っていると思っています。

 

経営状態が悪い時にやるべきことは、徹底したコストカットをして、じーと次のチャンスを待つことだと私は思っています。

 

以下で理由をご説明します。

 

経営状態が悪いときは1発逆転を期待しガチ

 

経営状態が悪いときは、収入が少なく、厳しい状態です。

 

そんなときに、費用をかけて先行投資をするとどうなる可能性が高くなるでしょうか?

 

「ここであててやろう!1発逆転や!」的な発想になりやすくなる危険性があります。

 

なけなしの金を握りしめて競馬に1点買いするドラマでよく見る風景が典型例です。

 

本来は未知のことに先行して投資するわけなので、そこまで成功確率が高いものではないのが通常です。

 

が経営状態が悪くなると、わかっていても精神的な余裕がなく、1発逆転的な発想になりやすく、かつそれを実行してしまいガチです。

 

当然に失敗確率が高いため、失敗し、さらに経営状態が悪くなるという負のスパイラルにおちいる可能性が高くなります。

 

であるのなら、経営状態が悪いときには、コストカットを徹底して、じーと耐えてチャンスが到来するのを待つというのが有効と思います。

 

先行投資をするときは業績が好調のとき

 

では、どういうときに先行投資をするべきか?というと業績が好調なときです。

 

業績が好調なときだと、慢心して現状に甘んじる状態になりガチですが、このときこそ、次の業績が悪くなるときにそなえて先行投資をするときと思えます。

 

この場合はであれば、業績が良く好調なので、精神的に余裕で冷静に投資効果を見極めることができます。

 

なけなしの金を握りしめて競馬に1点買いするようなことにはなりません。

 

利益の10%は常に新規分野に投資する等を決めておくと良いかもしれません。

 

上場企業のabema(ネットTV)で有名なサイバーエージェントは利益を一部を利益が生んでいないabema(ネットTV)に投資するということをやっています。

 

こういうやり方が理想的と思えます。

 

一般的には業績が悪くなると新規分野に進出し、現状を打破しようと考える方が多いように感じます。

 

が、実際は逆に業績が良いときに業績が悪くなっても対応できるように新規分野に投資をするという方が成功確率が上がると思えます。

 

冷静に色々と投資効果を見極めることができるからです。

 

※日々のコストカットが大事

 

状態が悪いときの1発逆転的な発想になったら要注意です。

 

1回や2回は上手くいったとしても、いずれ失敗するときが確率的に起きてきます。

 

その際に致命傷を負う可能性が高いです。

 

普段からできることとしては、日々無駄なコストをカットしていくことだと思います。

 

無駄なコストカットは「節約」や「可能な限り無料ですます」ということではありません。

 

無料で済んでも、時間がものすごくかかっていたら意味がありません。節約しても日々の生活に不自由を感じていたらQOL(生活の質)が下がってしまいます。

 

私の場合であれば、自分で法人税を申告できるようにしたり、税務知識を深めることをしたりすることをコストカットの一環としてやっています。

 

日々のランニングコストを低く保てていれば、多少業績が悪くなっても当面の間、耐えて、次のチャンスを待つことが可能になってきます。

 

無駄に先行投資をして、バタバタと足掻くようなことはしていません。

 

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