一人法人の社長かつ行政書士でもある川島和秀のブログです。

あまり勉強していない専門家よりも詳しくなるのに必要な勉強時間とは?

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勉強をするのはコスパの良い自己投資と思えますが、見渡すと意外にやっている人が少ないことに気が付きます。

 

たぶん勉強する習慣がないからだと思えます。

 

人生において基礎となる小中学で一定レベル・一定量の勉強をしてこなかった場合は、悲しいかな年を重ねた後に勉強をしようとしてもできない可能性が高い印象を受けます。

 

私は家庭環境に恵まれて勉強がしやすい環境にありました。それなりにお金も使ってもらえたと思っています。とてもありがたく思っています。

 

さらに私にとっては非常にツライ勉強漬けになった高校時代を過ごしました。

 

が、このことがおっさんになった今には無形の財産として何十倍にもなっても私に良いことをもたらせしてくれました。

 

 

というのも、ちょっと勉強をすると、日々あぐらをかいてあまり勉強していない専門家っぽい人を余裕でブチ抜くことができるからです。

 

私の経験上だと専門家っぽい人をぶち抜くために必要な勉強時間は150時間~です。

 

ある分野について150時間~くらい勉強していると、たいてい専門家っぽい人の知識を上回るようなります。

 

ガチの専門家にはもちろん足元にも及びませんが、あまり勉強していないその道30年の専門家っぽい人などは余裕でぶち抜くことができるのがほとんどです。

 

けっしてマウントを取るのが目的ではなく、150時間~くらい時間を投入すると専門家と呼ばれる領域に足を踏み入れることができる可能性が高いということを理解しておくことが大事です。

 

要は150時間~勉強するとイチイチ専門家に相談したり、場合によっては専門家を雇おうという必要がなくなりやすいので、コスパが良いということです。

 

私が150時間~勉強して、専門家っぽい人を超えたなと感じた具体例をご紹介します。

 

税務(法人税の申告)

 

私は2017年10月に法人を設立し、2018年11月に初めて法人税の申告を税理士なしでやりました。

 

法人税の申告は、税理士(専門家)なしではできないと言われる代表格です。

 

が、一般的に世の中で良いと言われていることを鵜呑みにしてはいけないと思っている私は、まずはいけるところまで自分でやってみようと思って自分でやることを選びました。

 

当時はかなり費用に厳しかったので、税理士に頼む費用をケチる意味もありました。

 

加えて、法人税の申告を個人事業主の申告と同じように思っていました。

 

クラウド会計を使って、秒で決算書が作成できたことより、「余裕じゃん。こんなことにお金払って税理士を頼むなんでもったいなさすぎる」と思っていました。

 

が、法人税申告書の作成の難しさは決算書を作成した後の税務調整である別表の作成にあります。

 

どうやら、法人税の申告には別表というものを作らなければならないと理解してからはかなり焦りました。

 

ネットで検索しても、どれもよくわからない前提条件での作成の仕方を解説しているもので、私には役に立ちませんでした。

 

それから書店にいって、関連の本を読みあさり、これだ!というものを5冊くらい買って、勉強しました。

 

このときに勉強した時間が150時間~くらいです。

 

それでも完全には理解できず、最後は税務署に教えてもらいに行き、やっと完成しました。

 

が完成した後も、わからなかったことを勉強していると、「税務署に教えてもらったことが違くねえ?」と感じるようになりました。

 

そこで改めて、税務署に行って確認すると「おっしゃる通りで間違っていますね。」となりました。

 

その後、この税務署でおきたようなことが、あちこちで起きるようになりました。

 
税理士さんに相談しても同様に感じることが多かったです。

 

※税務なので、あまり突っ込んで回答できなかったり、前提条件を適切に把握できていないという事情もあると思います。

 

つまりは、150時間~を勉強したところで、ほぼ専門家っぽい人(その道ウン十年に人)を超えてきたと思うようになりました。

 

聞いても間違うなら、自己責任でやるしかねえ!と現在に至っています。

 

賃貸不動産に関する知識

 

私は賃貸不動産に関しては賃貸不動産経営管理士の資格をとるために勉強しました。

 

2022年12月23日時点ではまだ合否は未定ですが、勉強は150時間~はやりました。

 

 

 

行政書士試験で2500時間~を勉強していた私にとって、賃貸不動産経営管理士の勉強は150時間~なので、これでは知識として不十分ではないか?と思っていました。

 

が、実際は、どうやら150時間の勉強でも、まあまあ専門家っぽい領域に入れた実感があります。

 

2022年12月に家賃保証会社が2か月の家賃滞納者に退去を求めることが棄却された判例がありました。

 

ニュース番組でこのことについて、「あーでもない。こーでもない」と討論していました。

 

がしかし、これは一定の知識があればノータイムで棄却で当然で、討論する意味がないレベルのものです。

 

実際の数棟経営するオーナーも出演していましたが、このことの対する理解はないように思われ、「私は滞納されても保証会社から家賃もらえるので問題なし」というスタンスでした。

 

実際の数棟経営するオーナーなら、家賃もらえるから関係ないではなく、「この判例は棄却で当然ですよ。なぜなら~」くらい言ってもいいように感じました。

 

勉強していないんだろうなという印象です。

 

150時間~の勉強で実際に数棟経営するオーナーよりも知識レベルが上回っている状態になっている気がします。

 

 

※150時間~でセミプロ化できるならコスパが良いと思える

 

セミプロ化の定義も難しいですが、私の思っているセミプロは以下です。

 

・その分野についての基本的なことは知っている

・専門家っぽい人に言われた助言にも「それは違くねえ?」と反応できる

・その分野の根拠法令、判例をある程度知っている

 

特にその分野の根拠法令・判例をある程度知っているということは大事と思えます。

 

なぜならは、世の中でトラブル的なことが起きた場合は法令・判例を基準にして判断されるからです。

 

勉強していないと、「通常なら~。常識的には~。~~じゃないと可哀そうでしょ。」みたいな感覚と感情で判断しガチです。

 

が、感覚や感情で判断されることはありません。

 

そう意味では、その分野の根拠法令・判例をある程度知っていて、判断の根拠を法令・判例に求めるようになればセミプロ化していると言っても良いと思えます。

 

私の経験上だと、150時間~くらい勉強しているとこのセミプロと言われる領域に入れる印象を受けます。

 

150時間~ならかなりコスパが良いと思えます。

 

世の中には、メチャクチャ勉強している方もいますが、割合からすれば一握りです。

 

通常はほとんど勉強していない人が大半なので、150時間~勉強をすればセミプロ化できるという印象を私はもっています。

 

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