一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【ブログ】自分の失敗や欠点も隠さずに積極的に発信すべし。

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SNSではキラキラした自分を発信する傾向にあります。人から良く見られたいという気持ちを持つ人が多いため、ある意味で仕方がないと思えます。(逆で毒を吐きまくる人もいますが)

 

私が良く観察している資格試験についても、「短期で1発合格」系の発信をする方は自信満々で発信しています。資格試験であれば、多くの人はできるかぎり勉強せずに楽に合格したいと考えると思います。

 

そういう人たちを釣るのには、「短期1発合格」というのはキラーワードです。マーケティングとして有効な戦略でしょう。中には強引に「短期1発合格」になるように調整している人も見かけます。

 

が、マーケティング(集客)を意識しすぎると、実際の自分と整合性が取れなくリスクがでてきます。そうなると初回で釣ることができても、リピーターにはならないでしょう。

 

ゆえに、釣っても構いませんが、実際の内容・中身が整合性があうように細心の注意を払うべきだと私は思っています。そのためには、SNSの発信においては、自分の失敗や欠点も隠さずに積極的に発信すべしと思います。

 

そうすることで、SNSの読み手が受ける印象と、実際の自分や提供するコンテンツのギャップが少なくなることが期待できるからです。

 

簡単にいうと、「買って損した!」や「こんなものだとは思わなかった!」と期待外れに思わせないように配慮しないといけないと私は思っています。

 

もう少し詳細かつ具体的に説明しています。

 

資格試験で実際は不合格になったと思えるのに隠す人が散見される

 

具体的に資格試験についてで考えてきます。

 

資格試験にはおいて、ある意味で「短期1発合格」することがブランドのようになっています。そうなる理由は合格後に「ドヤれる」からだと推定できます。

 

本当に短期1発合格できる実力をもって合格した人もいれば、合格後にドヤれることを想定して、意図的に短期1発合格を演出してくる人も一定数います。

 

私のように定期的にチェックしていると概ねそういう人がわかるようになります。

 

そこそこ難しい試験を受けることを宣言している人で、短期1発合格ブランディングしている人を観察していると、その試験前後で以下のような発信をする傾向にあります。

 

・他にやりたいものを見つけたので、とりあえずそっちにシフトするので今年は受験見送ります。

・あまりにも忙しかったので、今回の試験を受験しにいくことができませんでした。

 

個人的には、こういう方は、実際に受験したものの不合格確定になって、ウソをついている可能性が高いと思っています。普通に考えれば、受験料を払っている状態であれば受験するでしょう。受験しない理由がないからです。

 

受験したけど不合格になりました(涙)をいうのを避けたいだけなんじゃねえ?と私は疑念に思っています。こういう方は次の試験で合格できた場合はあたかも短期1発合格したように振る舞う傾向があります。

 

前回、勉強していませんでした?と突っ込まれても実質ほとんど勉強していないから短期1発合格です!!という反論をしているのを何度か見かけてことがあります。

 

良く見せたい気持ちもわからなくもないですが、良く見せた自分は本当の自分を正確に表していません。自分をよく見せる発信をするとトータル的にデメリットの方が大きくなると私は思っています。

 

自分を正確に発信しないデメリット①:実際の自分と大きな乖離ができる

 

自分をよく見せたキラキラ発信をするデメリットは、相手に自分の実力を過大に評価させてしまうことや、正しくない自分として相手に認識されることと思えます。

 

試験で言えば、実際は短期1発合格できる実力がないのに、短期1発合格したかのように見せているわけです。当然に自分の実力とのミスマッチが起きるでしょう。

 

仕事をする前提に立てば、自分に求められる要求水準が高くなります。自分で自分のハードルを高くすることになり、結果首をしめることになると思われます。

 

そんなことになるのであれば、自分の実態に近い評価をしてもらい、そのレベルにあった期待値であった方が良いと思います。その方が少しがんばれば相手の期待を上回る納品ができる可能性があるためです。

 

自分を大きくみせて、そこから必死に努力してそれに追いつくという仕事の進め方もあると思いますが、個人的にそのやり方は長続きしないように思います。

 

自分を正確に発信しないデメリット②:ウソつく人、取り繕う人と思われる。

 

自分を盛った発信をした場合で、次に思うデメリットは相手に、その人がウソをつく人、取り繕う人であると思われることです。

 

事実を正確に伝えなく、盛って伝えてくる人はビジネスにおいてはリスクでしかないでしょう。取り繕って伝えられても混乱するだけです。

 

SNS系で盛った発信が多い場合だと、自分からある意味で「ウソをつく人、取り繕う人」であると宣言しているとも言えます。この点はかなりのデメリットになると思います。

 

私はそういう意味でも、自分にとって悪いと思えることを発信している人の方が実態を正確に発信している可能性が高く信頼性があると思っています。

 

※私の失敗発信の具体例:行政書士試験不合格。

 

行政書士試験は資格試験全体としては合格率10%の難関試験です。が士業の資格試験の中では最も簡単と言われています。

 

そんなある意味で(難関資格の中で)簡単と言われている試験ですが、私はR2の行政書士試験に152点(180点で合格)で不合格になりました。

 

600時間~800時間で合格するとネットでは言われている行政書士試験ですが、私は1200時間~勉強し、かつ17万払って予備校を利用したにもかからわず余裕で不合格になりました。

 

勉強時間と費やした費用からすれば、合格すべきだったでしょう。通常は、恥ずかしいから公開したくないと思います。

 

さらに私は難関大学と言われてる慶応大学の看板学部である経済学部に受験で合格し入学しています。普通なら慶応大学に入るような人なら、余裕で合格してしかるべきという推定が働くでしょう。

 

実際に受験期にやっていた匿名アカウントのツイッターで、「慶応に合格しているのに、なんで行政書士に不合格になるんですか?」と嫌味を言われたことがあります。

 

何で?と言われても不合格なった事実は変わりません。不合格になった要因はいくつかあり、それらは自分なりに分析していますが、不合格なったことを隠す必要はありません。

 

こういう行政書士試験に不合格になったという通常なら人が隠したいと思うかもしれないことを敢えて公開しておく方が、上記に上げた2つのデメリットを払拭する上でも有効であると個人的に考えています。

 

物事は二面性があります。デメリットと思うことも見方を変えるとメリットにも成り得ます。実際に行政書士試験では不合格になったことを売りにした合格体験記は、ほとんど存在していません。

 

私は1発合格者ではわかりえない不合格になったからこそわかり得る合格体験記を書いています。

 

つまりは、自分の失敗や欠点も隠さずに積極的に発信すべし。と言うことだと私は思っています。

 

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