【年金】自分の年金がどのくらいもらえるのか?確認する方法
数年前まで、「どうせ年金なんかもらえないから一切期待しない!」と考えていました。理由は国の財政が破綻して「残念ながら払えなくなりました」となると思っていたからです。
がどうやら年金は仕組み上、極めて破綻しにくいようです。少子高齢化で年金制度が破綻することが懸念されていますが、支給開始時期を遅らせたり、支給額自体を減額することで対応可能なようです。
考えてみると「なるほど確かにそうだな」と思います。
高齢化社会になったとは言え、全員が長生きするわけではありません。年金支給される65歳までに亡くなってしまう方も大勢いるでしょう。そういう方が納めていた資金は、全部他の方の年金原資になります。
加えて、支給年齢を上げて受給しようとする方で、上げた結果、もらわずに亡くなってしまう方もでてくるでしょう。これらも同様に他の方の年金原資になります。
これらの数字はおそらくかなり確度の高い統計データとして国がもっており、それをもとに支給額を調整すれば、財源が枯渇して支給できないということになりにくいわけです。
といういうわけで、国が財政難になっても、支給額が減る可能性はあるものの年金がもらえなくなるというのは現実的にはなさそうと思うに至りました。
そこで、自分が65歳にどのくらいの年金をもらえるのか?を確認する方法をご紹介します。
目次
方法①年金定期便(ハガキ)で確認する
一番オーソドックな確認の仕方は定期的に送られてくる年金定期便(ハガキ)で確認する方法です。年に1回、その人の誕生月に圧縮ハガキで届くようになっています。
↓こんな絵柄はハガキに印字されているやつです。
そのハガキを開けると「これまでの加入実績に応じた年金額」という欄があります。
↓下記です。私の場合であれば老齢年金額と厚生年金額の合計額が載っています。(※金額をいれると生々しくなるので消しています)
この老齢年金額と厚生年金額の合計額を12で割ったもののが、ざっくりの1か月でもらえるであろう年金額になります。
が注意事項としては、あくまで現時点(ハガキをもらった時点)の年金額です。年金支給開始までにはまだ時間があり、その間も社会保険料として払っている場合は、原則増えることになります。
私の場合であれば45歳なので、45歳まで払ったお金でもらえるであろう年金額が書かれていることになります。
年金支給(65歳)まで、まだ20年あるため、この20年で社会保険料を納め続けているとそれに応じて年金額も原則増えることになるというわけです。
が、一応、現時点(ハガキをもらった時点)で納めた金額をもとに、どれくらいの年金がもらえるか?を確認することができます。
現時点(ハガキをもらった時点)ではなく、65歳になったときにどれくらい年金がもらえるか?知りたい場合はねんきんネットで確認するのが良いです。
方法②マイナポータルで連動させた「ねんきんネット」で確認する
マイナポータルで確認すると65歳のときにどれくらいの年金がもらえるか?を確認することができて便利です。
出典:https://myna.go.jp/
前提としてマイナンバーカードを発行して、個人情報をしっかり登録している必要があります。これらが前提があると、簡単に65歳のときにどれくらいの年金がもらえるか?を確認することができます。
STEP1:ねんきんネットをクリック
マイナポータルの際の以下の画面が表示されていますので、その中の「ねんきんネット」をクリックします。
出典:https://myna.go.jp/
STEP2:将来の年金額を試算するをクリック
ねんきんネットをクリックした後は、次に「将来の年金額を試算する」をクリックします。
出典:https://myna.go.jp/
STEP3:かんたん試算をクリック
「将来の年金額を試算する」をクリックした後は、以下の画面がでてきますので、かんたん試算をクリックします。
出典:https://myna.go.jp/
かんたん試算とは、現在の給料金額が65歳まで続いた前提で65歳時でもらえる年金額を計算してくれます。
年金はざっくりと毎月もらう給料の額によって金額が増減します。そのため、現在から65歳までの間に給料が大きく変わるような場合は、計算することができません。
その場合は、かんたん試算の下にある詳細な条件で試算で、細かい条件を入れて計算することになります。少し、いじってみましたが面倒そうでしたので、かんたん試算で概算を知るだけでも十分に思います。
そして、かんたん試算をクリックすると以下のようにご丁寧に65歳~月額の見込み額が表示されることになります。(※金額をいれると生々しくなるので消しています)
出典:https://myna.go.jp/
※年金がもらえる額を一応、頭に入れておきましょう。
冒頭で書いたように、年金は制度の仕組み上、破綻しにくいシステムで運用されています。そのため、おそらく国の財政状況が厳しくても、少子高齢化であっても年金はしっかり払われると私は予想しています。
ただ想定よりも少なくなることはあるでしょう。
ゆえに、年金を多少はあてにしても良いように思えます。計画を立てるのにも、自分がいくらもらえるのか?理解していないと計画の立てようがありません。
そのため、今回は自分がいったいいくら年金をもらえるのか?を確認する方法をご紹介させていただきました。