一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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【法人税法】私が税理士試験の法人税法の勉強に挫折した理由。

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私は行政書士試験が終わった直後の2022年1月に税理士試験の法人税法の勉強を始めました。

 

↓行政書士試験の合格発表前である1月4日にスタディングで法人税法の講座を課金しています。(行政書士が不合格でも勉強するつもりでした。)

 

 

受講した理由は税理士になりたいためではありません。私自身が1人法人のやっており、税理士なしで法人税の申告をしているため、知識が欲しいというのがメインの理由です。

 

中間納税の還付をする場合の申告書の書き方を勉強したかったわけです。

 

法人税はFPや簿記のようにテキスト・問題集・講義動画が充実していないため、独学が極めて困難です。わかりやすい書籍が皆無と言っても過言ではありません。

 

本屋にいって、何十冊も目を通りしましたが、これだ!というものは、まずありません。(※私にとってという意味です)

 

そのために、まとも勉強したいなら、結果として税理士試験の法人税法を勉強した方がコスパおよびタイパが良くなるというのが私の実経験です。

 

そのあたりは下記記事で書いています。

法人税の申告を勉強したいなら税理士試験の法人税法を講義を受講するのが効率的

 

勉強する過程で、税理士試験の法人税法に手が届きそうであれば受験してみようと思っていました。税理士になる気はなくても、科目合格があるだけでも対税務署対策では有効に思えたからです。

 

が、実際は、そんなに甘いものではなく、とてもではありませんが受験できるレベルには到達できませんでした。

 

その理由を今後のために分析しておきたいと思います。

 

挫折した理由①簿記の基礎がなかった。

 

私は2022年1月当時簿記3級しかもっていませんでした。(2023.6時点でももっていませんが)

 

私自身は法人税の申告を5年間税理士なしでやっていますが、簿記の知識が必要と思ったことが一度もありません。クラウド会計があるために、仕訳さえできれば、決算書はボタン一つで秒で作成できます。

 

仕訳自体はググれば、解決します。ゆえに経理において簿記は必要ないと思っており、勉強する必要すらないと思っていました。

 

仕訳はググっても出てきにくい難しい仕訳もありますが、そういう仕訳にならない取引に徹しているため、問題なく比較的簡単に法人の税務申告ができているわけです。

 

さらに法人税法の勉強だから簿記の知識はより一層いらないだろうと思っていましたが、そういうわけではありませんでした。

 

たしかに法人税法で簿記の知識が直接聞かれることはほぼありません。が法人税を計算する前提で色々とググってもでてきにくい仕訳をする必要ができてきます。その仕訳に簿記の知識が必要になってくるわけです。

 

日本語で普段読み書きや会話ができても、難しい漢字や語彙がある法律文章が同じ日本語でも一定の知識がないと意味不明で読めないのと同様のイメージです。

 

私には基礎となる簿記の知識がないために、法人税の問題に行く前段階でわからないことが多く、挫折する原因となりました。

 

※この勉強をしている2022年当時は、簿記がネックになっていることに気が付いていなく、単純に法人税法が難しいのだろうと思っていました。

 

挫折した理由②理論の暗記(条文暗記)が無理ゲーだと思った。

 

次に無理だなと思ったのが理論を暗記しなければいけないことでした。

 

法人税法の試験では、「理論暗記といういわゆる条文を100条前後暗記すること」が求められています。ざっくりではなく、正確に覚えないといけないようでした。

 

合格者はどうしたか?を調べてみても、暗記に近道はなく、「ひたすら地道に覚える」というのが唯一無二の方法でした。※当たり前と言えば当たり前ですが・・。

 

受験生からすると条文の暗記は地獄ですが、実務をやることを想定すると条文のある程度の暗記は必須と思えます。

 

これはゴリゴリ暗記することが求めれられているのではなく、暗記をする過程で条文の重要さと条文を通じて法律を深く理解することが求められているのだと思えます。

 

実際に、弁護士youtuberのニュース解説なんかを聞いていると、「根拠条文は〇〇法の△△条で、そこから判断すると□□と考えることができると思います。」という発言が多いことが気が付きます。

 

芸能人などのコメンテイターがする「自分がどう思ったか?の感情論」の基づいたコメントとは、明らかに違います。

 

日本が法治国家である以上、法律に基づいて考えるというのが重要で、税理士でも同様でしょう。そのため条文の暗記は必要条件であるとも言えます。

 

が、その代わり勉強は超大変です。税理士になるという覚悟があれば良いですが、かるく知識レベル向上のために勉強するのには高すぎる壁に思い、挫折することになりました。

 

挫折した理由③合格するまでに2000時間かかりそうな気がした。

 

法人税の合格までもっていくには、私の当時の実力では、簿記1級相当の勉強をすることになり、かつ理論暗記(条文100個暗記)が必要になってくると判断しました。

 

簿記1級に合格するレベルとなると、500時間~1000時間はかかるでしょう。加えて、法人税法独自の勉強でも500時間くらいは見込んだ方が無難です。

 

加えて、理論暗記にも500時間くらいかかるかもしれません。ということを想像すると2000時間くらいかかるんじゃねえ?と直感で思いました。

 

さすがに、2000時間も法人税法の勉強に突っ込むのはもったいないと判断して、挫折するに至りました。

 

たぶんトータルで300時間くらいしか勉強しなかったと思います。が、上述したように法人税法は市販の本で勉強するのが極めて困難です。

 

そのため、課金して勉強したことは良かったと思っています。おかげで中間納税還付の決算処理が自分が満足するレベルでできるようになったと思っています。

 

※税務申告は税理士の独占業務です。行政書士では法律でできません。無料相談であってもできません。

 

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