一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【行政書士開業1年目】開業1年経過で行政書士から撤退した人の理由が判明。

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以前、行政書士で開業した人の情報収集をしていた際に見つけた方で、開業して1年経過したところで早くも撤退する人がでてきました。

 

ただその時点ではなぜ行政書士を撤退するのか?が不明でした。なので色々と勝手に想像してみました。そのときの記事が以下です。

 

【行政書士開業】開業1年経過で行政書士撤退した人を見つける。~行政書士を辞める理由を想像してみる~

 

記事の要約をしては、ざっくり下記を予想していました。

 

①貯金が枯渇して辞めざるを得ない。

②実務をどうすればいいかわからない。

③他で稼いだほうが良くねえ?と気が付く。

 

結果は、おおよそ予想の通りで、①~③の全部という状態でした。

 

詳細に説明していきます。

 

一番のネックは実務を勉強し続けなければならないことみたい

 

要因は複合的ですが、おそらく最も大きい要因は実務を勉強し続けなればならないことをシンドイと思ったからのようです。

 

その人が1発合格なのか?複数年受験で行政書士試験に合格できたか?はわかりませんが、それなりに勉強時間を費やしたと思えます。

 

合格できれば、バリバリ仕事できるぜぇ~と思いガチですが、行政書士試験で問われる知識は実務ではほぼ役に立ちません。

 

つまりは合格しただけでは意味がなく、むしろ合格後に行政書士試験で勉強した以上のことをしていかねば仕事ができないでしょう。

 

実務は〇〇すれば良いというマニュアルがないものがほとんどです。(あっても一定の知識がないと使いこなせません)

 

せっかく合格したのに、また勉強しなればならないの?とその人は思ったようです。しかも法改正があった場合にはその都度、勉強しなさないといけません。

 

それがシンドイと判断したようです。

 

1回勉強したら、後は、その知識を使い回しして業務をやり続けることができることを想定していたみたいです。

 

資金的にも厳しく、生活費のため他の仕事をする必要もあるよう

 

さらに資金的にもあまり余裕があるわけでなく、他でとりあえずの生活費を捻出する必要があるようです。

 

そのため、実務の勉強や営業で仕事を獲得するよりも、目先で確実にお金が入ることを選んだとも言えます。

 

ある意味で行政書士を開業した人の多くがたどるであろう道をたどったとも言えるでしょう。開業に淡い期待を抱いているとこういうパターンになるような気がします。

 

この人は発信をしていますが、全国には発信をしていないものの、こういう方がかなりたくさんいると思えます。

 

が、これは極めて自然と言うか、なるべくしてなっている現状に思えます。おかしなことではありません。

 

※そもそもが実務経験0で即独立するというのは、一般的にはかなり無理がある

 

行政書士は試験に合格すると即独立できてしまうことが制度的に問題あるように思えます。

 

税理士のように2年くらい実務経験を積むという前提があれば良いですが、行政書士事務所自体が一般的には人を恒常的に雇えるほど稼いでいないと思えるため難しいでしょう。

 

行政書士試験と実務が連動していないことを深く理解して、合格したら実務はどうするのか?をある程度想定しておく必要があります。

 

受験生の心理からすれば、合格できるか?どうか?わからない状態で、合格後のことを視野に入れるというのは難しいと思います。

 

が、合格したらしたで、実務どうするの?問題が発生することを頭にいれておくべきと思います。

 

そうしないと、今回の人や多くの行政書士試験合格者がおちいる合格したものの撤退をせざるをえない状態になってしまいます。

 

もしくは、私のように開業しても3年くらいは仕事が0であっても良い想定をして物事を組み立ていくと大きな見込み違いにはなりにくいと思います。

 

実務経験が0な状態で即独立して、それなりの金額の報酬を取れることに違和感を覚えないといけません。

 

そんなわけがあるわけがなく、相応の勉強して実務経験を積んでから仕事を受注する、または、実務経験が0で納得して発注してもらえるように営業努力をして受注する等の努力が必要になってきて然るべきでしょう。

 

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