【行政書士試験】複数年受験生で記述抜きで120点前後の場合は、過去問やり込み不足を認識すべし
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行政書士試験は、士業のなかでは簡単な試験と揶揄されますが、一般的には難しい試験です。
難しいという理由は、多くの人は単純に過去問をやり込んでいても、合格レベルには達しない試験だからと私は思っています。
難関資格以外は基本、過去問を丸暗記すると合格できます。合格率約15%の宅建までは過去問丸暗記で合格が可能です。
そのため、宅建までの過去問丸暗記していればいけるっしょ!と想定して行政書士試験に臨むと、下手すると万年受験生になりえます。
一方で合格には届かないものの、過去問をやり込むことで記述抜きで140点~150点くらいまでの点数は期待できます。
ゆえに、特に3年以上の複数年受験生であるにもかかわず記述の抜きの点数が120点前後だった場合は、過去問やり込み不足を認識する必要があると思えます。
そのように私が考える理由をご紹介します。(※あくまで私はそう思うという考えです)
※該当する人は耳の痛い話になると思います。
が、合格するために理解しておくことが必要と思いますので、あえて書かせていただきます。ご容赦ください。
過去問をやり込むと記述抜きで140点~150点くらいにはなる期待値
行政書士試験は、一部の人を除いて過去問だけをやっても合格できない試験という認識を私はしています。
が一方で、過去問と同じ問題が一定数で出題されるため、それをほぼ正解すると記述抜きで140点~150点くらいはとれる期待値があります。
これは多くの複数年受験が、何年も記述抜きで140点~150点くらいで不合格になるが多いことから、逆算すると想定することができます。
そのことから、記述抜きで択一の点数が120点前後であった場合は、問答無用で過去問のやり込み不足と言えます。
マラソンで例えると、他の受験生は毎日10キロ走っているのに、自分が毎日5キロしか走っていない状況みたいになっているわけです。
「どうして、他の人のよりタイムが遅いのか?」は単純に他の人よりも走り込みが圧倒的に不足しているというのが理由と思うのが妥当でしょう。
記述抜きで120点前後の場合は、過去問の「実質」正解率が6割~7割くらいなはず
複数年受験生であった場合は、記述抜きの点数が120点前後であったとしても、過去問はソコソコやっているつもりになっているでしょう。
相応の周回数をやっていたり、勉強時間を費やしたりで、自分で計算している過去問の正解率が8割~9割にくらいあるかもしれません。
が、それはやっている「つもり」で、正解率も鉛筆なめなめで甘めのものであると思ったほうが正しい理解でしょう。
なぜならば、通常は過去問を8割~9割正解をしていると、記述抜きで140点~150点くらいになる期待値があるからです。
自分では正解率が8割~9割あると思っていても、実質的に正解率が6割~7割までしか行っていないと言えます。
だからこそ、記述抜きで120点前後になってしまっていると考えられます。
合格するには足りませんが、「まずは」記述抜きで140点~150点には行くように過去問をやり込まねばなりません。と私は思っています。
まずは過去問をやり込むべし
私は過去問だけでは合格に足りないという考えをしていますが、まずは過去問をやり込まないことには話になりません。
複数年受験生で記述抜きで120点前後であった場合は、今まで過去問をやり込む度合いが浅かった可能性が高いでしょう。
極端で言えば過去問正解率を10割にしようくらいの意識改革が必要と思えます。
本人的には、過去問を十分にやったつもりになって、他に何かいい教材を探してやろうとするかもしれません。
が、まずは過去問を徹底的にやり込むのが先でしょう。
過去問をやって、実力試しに模試をやって、しっかり記述抜きで「まずは」140点~150点までもっていくのが大事と思えます。
記述抜きで140点~150点になって、やっと本当の厳しい行政書士試験の勉強がスタートします。
記述抜きで140点~150点になってからの、あと10点~20点を加点する勉強が行政書士試験は超大変で、多くの受験生が苦しむところです。
記述抜きで120点前後までのステージは早々に脱しなければなりません。
脱するには今までの過去問のやり込みが浅かったことを自覚し、過去問を徹底的にやり込むの一択でしょう。
やり込めているか?の判断は、模試で記述抜きで140点~150点をコンスタントに取れるか?です。
周回数や勉強時間、過去問正解率ではありません。
また、模試で記述抜きで140点~150点をコンスタントに取れるレベルになっても、一般的には合格レベルではないことも理解しておく必要があります。
※上記で書いたことは、あくまで私はそう考えているという私見です。