資格試験の勉強でやってはいけないこと。~やると不合格率がアップ~
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2022年に行政書士試験に合格になったあと、懲りずに資格試験の勉強をしています。
知りたいことを一定レベルまで体系的に勉強するには資格試験を勉強するのが効率的に思います。
私の直近の資格試験の勉強は以下です。
2021年 行政書士 → 合格
2022年 ①知的財産管理技能検定3級 → 合格見込み(8月23日結果)
②税理士試験 法人税法 → 挫折
③宅建 → 少しやって、2023年に受験予定
④賃貸不動産経営管理士 → 11月に受験予定
これ以外にも受験してみたい資格は結構あります。勉強時間が300時間以内の資格試験ならお手軽なので、暇つぶしにちょうど良い感じです。
資格試験をある程度、横展開で勉強していく中で、改めて、資格試験の勉強でやってはいけないことがあるなと実感しましたので共有させていただきます。
たぶん、やると勉強時間が合格までの必要勉強時間の1.5~2倍に膨れあがると思います。
×まずは1回テキスト通読
まずは1回テキスト通読するという人は、結構多いのではないでしょうか?
全体像をつかみたい的な考えもあり、とりあえず1回読んでみようと考える人もいると思います。
私が何を隠そう全体像をとりあえずつかみたいという発想で1回テキスト通読をやっていました。
が、テキスト通読はハッキリ言うと意味がないです。(正確いうと効果がほとんどないです)
理由は単純でどこが覚えるべきところかが不明で全体をざーっと通読しても頭に何も残らないからです。
映画みても漫画を読んでも、最初の1回で細かい描写に気が付かない(気がつきにくい)のと同様です。
◎やるべきことは章ごとにテキストを読む→過去問→もう一度該当の章のテキスト
テキストはだいたい複数の章から構成されます。
賃貸不動産経営管理士のテキストなら下図のように1章~5章で1冊のテキストが構成されてます。
出典:賃貸不動産経営管理士の教科書
出典:賃貸不動産経営管理士の教科書
やるべきことは、テキストの通読ではなく、まず1章を読みテキストを閉じます。
その後、過去問集の方に移動し、下図のように、テキストの1章に該当する過去問を解きます。
出典:不動産経営管理士の過去問集
ここで過去問を解くことによってはじめて、テキストのどの箇所が過去問で問われるのか?理解できるようになります。
結果、何をどのように覚えればいいか?がわかるようになります。
そのうえで再度、テキストの1章を読みと、かなり理解が深まると思います。
今度は、最初の1回と違い、どこが重点的に覚えるところであるか?の理解がでてきいるため、テキストがかなり立体的に見えるようになってくるはずです。
つまりは、同じテキストでも覚えるべきところと覚えなくても良いところがわかるようになります。
×テキストと過去問がリンクしているものを選ばない。
次にはテキストと過去問がリンクしているものを選ぶことが大事です。
過去問をやって間違えたときに、テキストのどのページ戻って確認すればいいかが明確になっているものを選ぶということです。
下図のように1章の⑥へ行けと書かれているものだと、確認する時間が短縮できて効率的です。
出典:不動産経営管理士の過去問集
そのためには、当たり前ですが、テキストと過去問がリンクしているもので勉強する必要があります。
少しでも安くそろえようとメルカリなどでテキストは2021年版で過去問が2022年版を使ったりすると、対応がされていないので、確認するのに余計な時間がかかってしまいます。
テキストと過去問をちがう出版社で買うというものNGです。同様に解説を探すの余計な時間がかかります。
このあたりは、ケチらずにしっかり投資した方が良いです。時間を買うイメージです。
×早い段階で模試をやらない
ある程度勉強して完成してきたら、「腕試しで模試や!」というのもNGです。
早い段階で修正点に気が付ないからです。
勉強がまだ未完成のうちから、模試をやることで、今やっている勉強法で合格できそうかどうか?をチェックする必要があります。
テキスト→過去問のループをしていても、模試では十分な点数が取れない資格試験も存在します。
つまりはテキスト→過去問のループでは合格できるか?無理か?を早い段階でチェックして、無理そうな場合は修正する必要があるということです。
模試をやらないと気が付けません。たぶん合格率15%以下の国家資格は勉強方法をミスった方向で勉強していると万年受験生になると思えます。
テキスト→過去問で完璧だぜぇ♪とやっていると痛い目にあうことになるので注意が必要です。