一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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時給200円でアルバイトが成立した面談に遭遇してビックリする。

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先日、いつものようにファミレスに行って勉強していました。

 

すると、比較的若い女性といい年をしたおっさんがヨソヨソしい状況で少し離れた席に着席して話を始めました。

 

パパ活の交渉の場かな?おもしろい現場に立ち会えそうだ!と思っていたら、どうやらアルバイトの面談でした。

 

アルバイトの内容も聞いていたら、ものすごく条件が悪いアルバイトで、時給換算したら200円程度なので、誰がそんなバイトするかい!どうせ断るだろうと思って聞いてきました。

 

が、その女性は快諾していましたナントッ!!Σ(゚∀゚ノ)ノ

 

理由を考えて見ると、クラウドワークス等で時給200円の仕事がガツガツ成立する状況と同じでした。

 

要は、小さいお子様を抱えていて、いわゆる9時~17時の定時で働くことができない方は、そのことに負い目を感じ、時給は安くても働かせてもらえるだけで助かるという行動メカニズムです。

 

その女性の状況と要望

 

幼稚園児と小学生低学年のお子様が二人いるようです。

 

そのため、子供が幼稚園、小学校に行っている10時~15時くらいまでなら働けるという状況です。

 

若くして結婚して、数年前に家を購入したばかりで、少しでも家計の足しになればという発想です。

 

典型的な主婦の例と思います。

 

アルバイトの内容は1件7円のポスティング

 

アルバイトの内容は1件7円のポスティングです。

 

リフォーム会社みたいで、リフォームしませんか?というチラシを家のポストに放り込め!というものです。

 

その1件が7円というものです。

 

売りは、決まった時間でやる必要がないということです。

 

その代わり時給換算ではなく、1件7円という業務委託契約になるとのことです。

 

1件7円というのは報酬は別として、決まった時間にやる必要がないので、時間に制約があるこの女性の方のニーズには合致していると思います。

 

が正直、1件7円では時給換算すると200円くらいしか稼げないと思われます。

 

10時~15時で働いて、1000円しかもらえない期待値だけどいいの?と思いましたが、その女性は快諾していました。

 

ポスティングの条件がかなり厳しい

 

ポスティングも手当たり次第、家に放り込めというものではありません。

 

リフォーム会社なため、リフォームが必要になるであろう家にポスティングしろ!との要望です。

 

手当たり次第、ポスティングは不可

 

私自身の経験で証券会社時代に個人向け国債の返信用チラシをポスティングした経験がありますが、手当たり次第ポスティングしても1時間に100件もポスティングするのは難しいです。

 

普段から、家が密集していてポスティングするのに適した場所に目星をつけていないとダメです。

 

高級マンションの郵便受けにポスティングするくらいでないと1日100件は難しいです。

 

リフォーム会社の要望だと、当然にマンションに投函するのは不可で、さらに新し目の家はリフォームニーズがないから投函するなとのことです。

 

こういう選別をしながら、ポスティングするとなると1時間に50件投函できればいい方でしょう。

 

となると1時間に7円×50件で350円が最大時給になる可能性が高いです。

 

無差別にボスティングをするなら1件7円でギリ納得できますが、投函先をイチイチ選別するとなると普通に時給で雇用するのが妥当でしょう。

 

投函する先を選別する時間がかかる工程が報酬に反映されていないと思えます。

 

チラシはそのままもらって、自分で投函できるように織り込むことが必要

 

投函用のチラシも投函できる状態で渡さないようです。

 

チラシそのもので渡して、その女性がリフォームしませんか?を前面に出した3つ折りをしなければならないとのことです。

 

このチラシを3つ折りにする作業も地味に大変です。

 

本来なら、チラシの3つ折りに対する報酬も発生すべきですが、この工程の費用も省かれています。

 

チラシ投函する1時間に7円×50件で350円が最大時給を下げる要因になります。

 

当然、現地にいくまでの往復交通費はでない

 

リフォーム会社の要望だと、1日150件~200件のポスティングを目標して、最低でも月に3000件くらいはやってほしいとのことでした。

 

私の感覚だと1日50件~100件くらいがいいところだと思いますが・・。(1日350円~700円しか・・)

 

仮に要望通りに月3000件くらい、家を厳選しながらポスティングをするとなると、自分の家の周辺だけは足りないでしょう。

 

多少遠方に行く必要がでてきます。

 

往復する時間がかかりますが、当然、そのコストは報酬に反映されません。

 

そう意味では、時給換算するとこのポスティングの仕事は200円だろうというのが私の試算でした。

 

当然、断るだろうと思っていたら、まさかの快諾していたのに、とても驚きました。

 

※時給200円のアルバイトが成立する世の中になっている

 

日本は貧しくなったと言われていますが、このバイトの例が典型例だと思えます。

 

外国人を雇うわけでもなく、普通に若い日本人が時給換算200円雇うことができている現状があります。

 

9時~17時で働くことができない場合は、時給は200円程度まで下がるのが相場のように感じます。

 

このバイトだけではなく、クラウドワークスなどの案件を見てみると時給にして200円くらいのものがガツガツ成約している現実があります。

 

メルカリなどを見ても、定価1000円で発売されたばかりのもの利益10~50円で大量に売る人がたくさんいます。

 

最初はこういう人たちの行動原理が理解できませんでしたが、色々調べてみると、「9時~17時で働くことができない人の時給は、時給は200円程度が相場」というのに気が付きました。

 

1時間に200円稼げるだけもおkという人がたくさんいれば、利益10~50円で売買が成立する理由が理解できるからです。

 

恐ろしいことですが、日本はそういう時給200円現象がおきている現状があります。

 

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