一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

難化したR4の賃貸不動産経営管理士を合格できたことを踏まえてのおすすめテキスト・問題集

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2022年12月26日にR4の賃貸不動産経営管理士の合格発表がありました。

 

 

合格率は27.7%で合格点は34点でした。

 

 

 

前年(R3)の合格点は40点で合格率31.5%からすると、難化しました。

 

受験生の中では過去問では対応できなく難しすぎとの批判が噴出していましたが、難化されることは予想できていましたので、単純に準備不足としか言えないでしょう。

 

むしろR3の賃貸不動産経営管理士の問題の難易度が簡単すぎと言ったほうが正確と思えます。

 

では過去問で本当に対応できなかったか?というと、NOでギリ対応できるレベルだったと思います。

 

何を隠そう、私が過去問しかやっていなかったからです。

 

ただ過去問の周辺知識の習得もしました。←これがポイント。

 

不動産の実務経験があるわけではなく、宅建合格者であるわけでもありません。

 

R4に宅建を受験しようと思って少し勉強しましたが、勉強時間で10時間程度でほとんど勉強していないと言っても良いレベルでした。

 

が、しかし私は行政書士試験にR3に合格しており、民法に対する知識があったため、その点でアドバンテージがあった状態なので、その点は割り引いて考えてください。

 

どのくらい勉強したか?と言うとざっくり以下です。

 

・勉強時間150時間

・TACの過去問5周前後

・TAC・LEC・日建学院の予想模試(第1回と第2回) 1~2周

 

過去問を解いて、間違えたり、あやふやに思えた場合は、必ずテキストに戻り該当箇所をチェックするということを面倒でもやりました。

 

たぶん、面倒がって、それをせずに、とりあえず過去問を回して終わりにしている人が不合格者には多い気がします。

 

※R4ではこの勉強法で合格することができましたが、R5~はこれで合格に届かない可能性もありますので参考程度に思ってください。

 

R5では、過去問だけでは合格に届かないが前提になると思われるため、受験生の準備する勉強レベルが数段上がることが予想されます。

 

R5で賃貸不動産経営管理士を合格するには、私がしたR4の勉強に+αが求められる可能性が高いと思われます。

 

 

賃貸不動産経営管理士のおすすめテキスト

 

(※以降にでてくる商品リンクはすべてもしもアフィリエイトのかんたんリンクを利用しています)

 

おすすめは日建学院のテキストです。


 

↓TACのテキストが一般的に薦められていますが、正直、情報量が少なすぎて、微妙です。


 


まったくの無知識から勉強を開始する場合は、TACのテキストでも良いとも思います。

 

情報が厳選されており、本当に必要最低限のものだけが掲載されています。

 

とりあえずは基礎を抑えたいという場合は有効と思います。

 

が勉強が進んでくると、TACのテキストだけだと足りません。

 

具体的には市販模試を受けると、まったく点数が取れません。

 

実際に私は最初にTACのテキストと過去問を買って、数周やって、実力試しだ!と模試をやったら全く点数が取れませんでした。

 

というもの、テキストにない問題が大量に出題され、TACのテキストでは合格には届かないと実感しました。

 

そのために、新たに日建のおススメしているテキストを購入しました。

 

その時の記事が下記です。

 

日建のテキストを使えば、私の経験上だと合格にギリ届くと思います。

 

賃貸不動産経営管理士のおすすめ過去問集

 

過去問は正直、どれを使っても同じだと思います。

 

賃貸不動産経営管理士は歴史がないので、過去問が7年分くらいしかありません。よってどれを使っても同じだと思います。

 

私は最初にTACのテキストを使って勉強していたので、対になっているTACの問題集を買いました。


 

日建のテキストを使うのであれば、日建の過去問を使っても良いかもしれません。


 

 

※たぶん過去問を全部正解にできるようになるだけだと合格には届かない

 

R4で不合格になってしまった受験生は、過去問だけをやっていたと思われます。

 

正に文字通りの過去問だけです。

 

過去問だけをやっていると、通常は、過去問と同じ問われ方をされた場合のみ正解できるレベルで仕上がります。

 

具体的には、少し問われ方が変わったり、過去問の周辺知識が問われると、高確率で間違えます。

 

R3の簡単といわれていたときであれば、そのやり方で十分に合格する可能性があったと思えます。

 

がR4もおそらく来年以降は、そのやり方だと難しいと思えます。

 

私がやった過去問周辺知識の勉強の仕方(使った問題集)

 

過去問の周辺知識習得のためにLEC,TAC,日建学院の市販模試の第1回と第2回をやりました。第3回は無視。

 

R4の市販模試は各社第1回~3回まで、それぞれ難易度が「易」「標準」「難」となっていました。

 

私は第3回の「難」は、他の受験生が軒並み低得点だったので、難しすぎるレベルでやる必要がないと判断しました。

 

そのため難易度が「易」「標準」である第1回と第2回をやりました。

 




 

その中で過去問に出ていない問題で間違えたところを日建学院のテキストで確認して該当箇所にチェックを入れていきました。

 

 

出典:とことん学ぶ賃貸不動産経営管理士 基本テキスト

 

 

こうすることで、テキスト読み返す際に、過去問に問われていないが、日建学院のテキストにはしっかり載っている論点を確認していきました。

 

※TACのテキストだと、載っていないことがほとんどで使えません。

 

こうすることで過去問+αの知識をつけていく努力をしました。

 

実際に本試験の難易度と思われた各模試の第2回の模試でだいたい私の本試験の点数と同じくらいの点数がとれていました。

 

※最初にやったTACの2回分は知識がない10月にやった状態なので参考にしていません。

 

 

 

実際の私の模試の点数は36点でした。

 

 

 

というわけで、日建学院のテキストと使って、過去問と市販模試の第1回~2回をやるとギリ合格レベルに行くと思われます。(R4の難易度なら)

 

※あくまで私の場合の体験談です。参考程度にしていただければ幸いです。

 

R5~の賃貸不動産経営管理士試験はもう一段難しくなる可能性もあると思える

 

以上で、書いたことはあくまでR4での賃貸不動産経営管理士試験の状況です。

 

R5では、過去問だけは合格に届かないが前提になると思われるため、受験生の準備する勉強レベルが数段上がることが予想されます。

 

問題レベルが変わらなくても、受験生のレベルが上がり、合格点が上がる可能性があります。

 

※R4ではこの勉強法で合格することができましたが、R5~はこれで合格に届かない可能性もあることを留意しておく必要があります。

 

R5で賃貸不動産経営管理士を合格するには、私がしたR4の勉強に+αが求められる可能性が高いと思われます。

 

そこは各自で試行錯誤しながら対応くださいませ。

 

もし私がR5も受験することになっていたら、R5年版がでるのを待って、辞書代わりに公式テキストを買うかもしません。

 

試験の難化が予想され、過去問にでていない問題が合否のポイントになるのであれば、公式テキストは必須になってくるような気がします。


 

 

 

 

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