一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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【開業して1か月目】知識0・経験0で開業した場合の行政書士の実務の学び方

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私は2023年3月1日で行政書士を開業しました。

 

行政書士の業務知識・経験ともに0と言ってよいでしょう。

 

そんな場合にどうやって実務を学んでいくのが良いか?を開業1か月目で思っている・実践していることをご紹介したいと思います。

 

ちなみに「業務知識・経験ともに0」と言っても、何も知らないというわけではないことを捕捉させていただきます。

 

が、ここでは話をわかりやすくするためにあえて極端な表現をしているとご理解ください。

 

※実務の勉強の仕方は人それぞれです。どれが正解というものでもありません。あくまで私はそうしているという体験のご紹介です。

 

※座学よりもまずはとりあえず受注して覚えろは「違う」と思う

 

一番多く目にするのは、実務本などを買って勉強をしても意味がないから、「まずは受注しろ!」と言う先人たちのアドバイスです。

 

座学で「受注してもいないことを勉強する」よりも、実際に受注を通して一度業務をやったほうが数倍覚えるということを言っているのだと思います。

 

確かにその通りだと思いますが、その前提には依頼した顧客にかなりの負担をかけているということです。

 

実務を覚えたい行政書士側とすれば、これほどありがたいことはありません。勉強効率も良いでしょう。

 

が、顧客は、ほぼド素人同然の行政書士にわざわざお金を払って実務経験をさせるようなものです。

 

悪く言えば失敗確率の高い医者に手術をお願いするようなものとも言えなくもありません。(と私は思います。)

 

人によっては、それを良しとするかもしれません。

 

私はこういうやり方は信義則に反すると思っています。

 

やっぱりお金をもらって受注するのであれば、最低限のレベルまで座学により勉強し業務の質を担保した上で受注すべきと私は思っています。

 

※あくまで私の考えです。他の方に同調を求めているわけではありません。

 

この実務知識が0でも受注しても良いと思える場合は、依頼者が知り合いだった場合です。

 

その場合は、実務知識が0なのを承知なうえで依頼すると思えるためです。ゆえに知り合いに営業をかけるのであれば、とりあえず受注するは有効と思えます。

 

ではどうやって実務を最低限のレベルまで座学で引き上げることができるか?をご紹介します。

 

実務本の読む・セミナーを受講するだけでは足りない。

 

多くの人が考えるのが実務本を買って勉強することでしょう。(一部ではセミナー受講も)

 

実際に有用に思える実務本をいつかあります。

 

読むとある程度わかった気になりますが、正直、それだけでは足りません。

 

1冊ではなく関連の本を5~10冊くらい買って網羅的に勉強する手もあると思えます。

 

が、通常書いてある大枠は同じなので、何冊も買ってもそこまで有用にはなりにくいと思えます。

 

あとは重ねてセミナーを受講したり、手引書を読んだり、ネットで調べたりすると思います。

 

たぶん、ここまでの人が多いように思えます。

 

座学で実務を最低限のレベルまでもっていくには、そこから「ひと手間かける必要」があると実体験から思います。

 

実際に仮想顧客を作り、実務書類を作成してみるの大事

 

実務書を読んで、そこで終わりではなく、そこから一歩踏み込んで実際に書類を作成してみると一気に知識レベルが引きあがります。

 

なんだ、そんなことか?と思うかもしれせんが、意外にやる人は少ないのではないか?と私は思っています。

 

なぜなら、めんどうだからです。

 

実務書や手引書を見ながら実際に書類を申請する直前まで書くシュミレーションをすることが重要と思えます。

 

例えば、実際に建設業許可申請の書類を作ろうとすると、まずは20枚くらい紙を印刷する必要がでてきます。

 

 

 

そして実際に書類に架空の顧客を想定して書いていきます。

 

どこに何を書くのか?を1つずつ確認していきます。

 

 

こういう工事経歴書を記入することで何をヒアリングする必要があるか?どんな書類が必要になるのか?等のより具体的にわかってくるようになります。

 

 

そして実際に書いていると不明に思うことが出てくる場合が多いので、そこを出てきたたびに潰していけば、ほぼ書類を書き上げることは可能になると思えます。

 

この不明に思うことを「業務を開始する前に」洗い出して潰しておくことがとても大事と思えます。

 

これができるだけも、実務経験0知識0であっても、実務レベルとしては一定水準以上に到達していると私は思います。

 

通常は、実務本・手引書をさらっと目を通すくらいで終わる人が多いと思うからです。

 

※知識がない状態で顧客対応してもお互いに無駄になりやすい

 

実務本などを買って勉強をしても意味がないから、まずは受注しろ!と言う先人たちのアドバイスに従い、真に受けて顧客対応をすると、たぶん受注できない確率が高いでしょう。

 

そもそもが何を聞くべきか?がわかっていないからです。

 

食べたことのない食事のうまさを説明するみたいなもので、あくまで想像でしかありません。

 

あとから見込み客にヒアリングするのもありでしょうが、ヒアリングする回数も通常より多くなるでしょう。

 

昔からの友人や知り合いであれば、ある程度許容してもらえると思いますが、見ず知らずの人であれば、「こいつ本当に頼んで大丈夫か?」と不安になりやすいでしょう。

 

と言う意味では、実務レベルとしては一定水準以上に到達していると少なくても自分で思えたときに業務を開始すべきと私は思っています。

 

そんなことしていたら、いつまで経っても受注できないんじゃねえ?と思うかもしれませんが、私は受注できなくても良いと思っています。

 

人生は長いです。

 

行政書士業務は実務経験0からスタートせざるを得ない場合が多いレアな業種だと思っています。

 

ゆえにある程度実務に自信が持てるようになるまではゆっくり進めていっても良いと私は思っています。

 

開業して1か月目で感じた実務の勉強の仕方をご紹介させていただきました。

 

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