SNS等のプロフィールで「どん底から復活した系」の経歴を書く際の注意点。
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ネット(特にSNS)のプロフィールって「どん底から復活した経歴」を書かれているのを見かけることがないでしょうか?
よくある典型例が月給15万休みなしのブラック労働が心身共に疲弊し人生に絶望していたところ〇〇に出会って人生が変わりました♪みたいなやつです。
おそらく虚偽、またはかなり盛って「どん底から復活した経歴」を書いている人もいるでしょう。
「どん底から復活した経歴」はマーケティング効果しては一定の成果が見込める可能性が高いからと思えます。
が「どん底から復活した経歴」のプロフィールを書くにあたっては注意が必要だと思っています。
そう思う理由とそれでも書きたい場合はどうすれば良いか?私が考えていることをご紹介します。
※そういうプロフィールを書いている方を否定してるわけではありません。
6~7年にネットによく出回っていた情報商材に多いやり方
私は2016年サラリーマン時代の晩年に起業しようと思って稼げそうなことを模索している時期がありました。
2016年はちょうどアフィリエイトがピークを少し超えて鈍化が見えてきた時期で、何も知らない素人の私には最も稼げそうに思う時期でした。(2022年のyoutubeみたいな状況)
当時は南の島のビーチでジュースを飲んでいるにもかからわず、ブログ収益で10万円♪(不労所得)みたいなアピールがガンガンされていました。
こんな稼ぎ方もあるんだ!とビックリしたのを覚えています。(※6が月かかって月1万くらいしか稼げず諦めました)
そんなときに色々やり方を勉強していると出てくることに「プロフィールの書き方」がありました。
そこで書かれてるのはプロフィールは「できるかぎり最悪に近い状況からスタートして、そこから復活したこと」を書くべしみたいなことでした。
その典型例が以下です。
・生活苦で電気・水道も止められた毎日だったのに・・・。
・低賃金のブラック企業の会社で・・・。
・多額の借金を抱えており・・・
これと全く同じと言うことは少ないでしょうが、概ね同じ趣旨のプロフィールはよく見る文言ではないでしょうか?
こういうプロフィールにする理由は「共感」
一般的に集客するには見込み客に興味をもってもらわなければなりません。
そして、何かしたらのアクションをする人は現状に不満を持っている人が多い傾向があると言われています。
いわゆる悩み系です。
その悩みの一つとして考えられるのが上記で上げたようなドン底状況なわけです。
そういうプロフィールを書くことで、「この人は私と同じなんだ!」と共感を得やすくなります。
これでツカミはおkとなります。
そうなると「この人のことなら信用できる」となりやすいわけです。
だいたい「どん底だったけど、〇〇をきっかけに奇跡の大復活♪」ということで、その〇〇を買ってもらうようにサイトが設計されている仕組みです。
信用した人の場合は〇〇を買いやすいでしょう。
以上の流れが6~7年前のノウハウだったと思えます。その名残が2023年現在でも踏襲されていると思えます。
マーケティングとしては効果的なやり方だと思いますが、情報商材系で目立って利用されていたために、良くない印象が付いてしまっていると私は感じています。
※「ドン底から復活系」のプロフィールを使うならコンテンツの充実が必要不可欠
以上を踏まえ、そのことを知っている人の目線だと、プロフィールで「どん底からの復活系」をみると、一気にうさんくささを感じるようになります。
例示したような極端などん底からの復活プロフィールではなくても、かなりのキナ臭さを感じます。
たぶん本能的にそう感じる方は多いような気がします。
そのため、安易にはどん底からの復活プロフィールは書かない方が良いと思っています。
もし、それでも「どん底からの復活」系のプロフィールを掲げるのであれば、うさんくさい疑念を払しょくできるくらい提供するコンテンツが充実している必要があると思えます。
が、通常の人には、なかなか難易度が高いと思えます。
ゆえにプロフィールは淡々と事実を書いた方が良いと私は思っています。
※あくまで私はそう感じているという個人的な考えです。そういうプロフィールを書いている方を否定しているわけではありません。