【行政書士開業1年目】行政書士を開業して比較的順調に軌道に乗せる人の特徴とは?
行政書士を開業する前は、行政書士受験生を定期的にチェックしてましたが、最近は行政書士を開業した人をチェックすることに私の関心が移りました。
自分で言うのもなんですが、行政書士受験生は相応にチェックしてかなり分析しました。
具体例の一つは下記記事です。
R4行政書士試験:私がチェックしていた5人の受験生(3~4回目受験)は全員不合格に。勝手にコンサルしてみる
個人的には十分にコンサルとしてビジネスにできるレベルにまで昇華できていると感じています。受験コンサルは、もう少しすればやるかもしれません。
今だと、大体勉強している様子を確認すると、ざっくりこの人は不合格になるなあというのが直感でわかります。
※生意気ですいません。ご容赦ください。
そういう勉強をしてきた人が何年も不合格になっているのを見ているからです。
数年にわたって観察を続けた結果、だいたい不合格になる人の類型みたいなものが私の中でできています。ゆえに、観察する興味がほとんどなくなりました。
現在は、観察対象が行政書士開業者に移って定期的にチェックしています。
私は行政書士試験に合格してから開業するまでに1年遅らせているため、この1年でソコソコ先に開業した方の様子をチェックすることができました。
そこで、2023.5時点で、私が勝手に思っている「行政書士を開業して比較的順調に軌道に乗せる人の特徴」をご紹介したいと思います。
目次
何をもって比較的に順調に行政書士事務所を軌道に乗せていると判断しているか?
まずは、何をもって軌道に乗せていると判断しているか?というと、「仕事の受注」です。
行政書士事務所を開業して、最初の壁は仕事の受注でしょう。
そもそもが業務知識にソコソコ自信がないと仕事を受注できません。
もしくは業務知識がない場合は、それでも顧客から不安に思われずに受注できるくらいのコミュニケーション能力の高さが求められるとも言えます。
仕事が受注できるという点で、それらをクリアできているわけなので、結構スゴイことだと思えます。
私を含め、多くの行政書士試験合格者は、業務知識問題をなかなかクリアできずに、前に進めず右往左往するわけです。
たぶん行政書士試験合格者の30%くらいは、実務知識・経験に壁を感じ、合格法が確立されている他資格試験の勉強に戻る人が多いように私は感じています。
せっかく独立できるようになり、ビジネスができるようになったにもかかわず、勉強の世界に戻ってしまうわけです。
それくらい開業するだけでも一定のハードルが存在しています。それをさらに仕事受注までもっていけるのはスゴイことです。
特に知り合いではない人から受注している方は、かなり優秀な方だと思います。
知り合いでない人から定期的に受注しているっぽい人の特徴として私が感じていることを独断と偏見でご紹介します。
比較的順調に軌道に乗せる人の特徴①:意味のないツイートが少ない
Twitterを観察していると、その瞬間に思った感情をとりあえず吐き出すという人が多い印象を受けます。
匿名アカウントではなく、実名顔出しの士業アカウントでもです。
・今日はがんばった~♪ご褒美にビール♪
・昼は〇〇ランチ♪
・こんな服着てみました♪
みたいツイートをする方は、原則80%~90%がそういうツイートになる傾向です。
本当は仕事を受注しているかもしれませんが、外形上は仕事を受注できているように思えません。
たぶん仕事を受注できていないので、発信できることがないのではないか?と私は邪推しています。
※そういう方を批判・否定しているわけではありません。
個人的にはそういうツイートが多いと「この人は仕事を真面目にやっているのだろうか?」と不安を覚えられ、営業的に逆効果のように思っています。(※あくまで個人的な感想です)
一方で、比較的順調に仕事を受注していると思える人のツイートは、行政書士業務に関するツイートがほとんどの場合が多いです。
逆にいうと、意味のないツイートはほとんどしていない傾向です。
頭に中で思っていることをツイートしていると仮定すると、それだけ行政書士業務について真剣に考えて日々行動しているという証明であるようにも思えます。
比較的順調に軌道に乗せる人の特徴②:事務所ホームページがわかりやすい。
第2の特徴しては、事務所のホームページが「わかりやすい」ということがあげられます。
「キレイ」・「かっこいい」・「手が込んでいる」ではありません。
業者に相応のお金を出すと、それっぽいかっこいいホームページを作成することが可能です。
が、業者に頼んだっぽいホームページはキレイでも、かっこよくても「わかりづらい」と感じることが多い印象を受けます。
これには理由があると思っています。
そもそもがホームページ作成の業者に行政書士業務の知識がなく、かつ依頼する行政書士も知識がないからと推察することができます。
ようは、ポイントを抑えていないわけです。
とりあえず、必要な要件・書類を羅列して書かれているっぽいものをよく見かけます。「たしかにそうなんけど、わかりずらい・・」というのが見たときの印象です。
が、比較的に順調に軌道に乗せる事務所のホームページの特徴は「わかりやすい」です。
ホームページをさらっと見て、スーと何が必要になるか?を瞬時に頭に浮かぶようになっています。
これは、ホームページ作成段階で、受注時に何がネックになるか?を理解しており、それを踏まえてホームページを作り込んでいると思われます。
業務に対する理解度がそのままホームページ上に反映されているわけです。
言葉にするのは簡単ですが、わかりやすいホームページを作成するというのは難易度が高いと思います。
それをクリアできているので、順調に仕事が受注できているのだろうと思えます。
比較的順調に軌道に乗せる人の特徴③:日々、試行錯誤している。
当たり前ですが、行政書士業務に未経験で参入するわけなので、わからないことがほとんどです。
かつ行政書士試験の試験勉強のようにある程度の合格法が確立されているわけではありません。
失敗を重ねながら試行錯誤していかねばなりません。
が、この試行錯誤はナカナカできる人が少ないというのが私の印象です。
そもそもが行政書士試験で「〇〇やれば合格」というレール上の一定速度以上で走ることで合格を手にした人が多いわけです。
開業後に、「手探りでやってね!」という試験とは別競技に突入したときに、対応できない人が多いでしょう。
多くの人が似たような開業指南本を買っている現実からも「〇〇やればおk」みたいなレールを探しているのがわかります。
が、そういうものは存在していません。結局は自分で試行錯誤しながら進んでいくしかありません。
わかってはいるものの、今までがレール上を歩いてきたわけなので、そう簡単に試行錯誤しながら進んでいくということをできる人はいないと思えます。
観察していると、比較的に順調に軌道に乗せている人は、色々と試行錯誤しているのが観察できます。
Twitterの発信内容も、そういった試行錯誤を試している様子であることが多い傾向です。
だから、比較的に順調に軌道に乗せられるんだろうなと思います。