一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【行政書士開業1年目】1件受注できれば、その後の業務がかなりやりやすくなる。

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↑契約成立の「握手」のイメージ

 

一部の例外的な人を除いて、多くの行政書士試験合格者は開業すると仕事を受注できなく苦労することになりえます。

 

なぜならば、実務知識が全くないからです。加えて集客スキルも通常は持ち合わせていません。

 

実務経験がないから集客できないし、集客できないから実務経験が積めないの悪魔の無限ループに苦しむわけです。

 

が、どうにかこうにかして1件でも仕事を受注できると精神的にもかなり楽になり、その後の実務がやりやすくなる可能性がでてきます。

 

たかが1件でもされど1件です。受注できれば、ある種の自信につながるからです。その自信ゆえに2件目以降の受注につながりやすくなると思えます。

 

具体的にご紹介します。

 

知らない業務でも「専門外ですが」と言えるようになる

 

まず1件でも受注していれば、自分の知らない業務の問い合わせや相談が来たときに、ウソや偽りではなく「専門外ですが・・」と言えるようになります。

 

地味ですが、この効果は絶大と思えます。

 

よく何のためらいもなくウソをつく人がいますが、見ているとわかるので個人的には辞めた方が良いと思っています。

 

1件でも受注していれば、ウソ偽りなく、それを専門にやっていると言うことができます。多少強引ですがウソではありません。

 

そして、その実際の業務を通じて、座学では学べないリアルな実務知識を得ることできます。それゆえに専門といっても問題ないと思えます。

 

見積書・請求書・領収書・委任状などのやり取りも一通り経験できることも大きいと思えます。

 

それを踏まえて、わからない業務の相談が来たときに、「専門外ですが、それでもよろしければやってみますけど」と言えるようになります。

 

受注したことがなくて、専門外ですが・・と偽ることはできますが、顧客とのやり取り、官公庁とのやり取りで馬脚を露わすことになるでしょう。

 

何よりも自信のなさが色々なやり取りにでるはずです。1件でも本当に受注して対応した経験は、かなり大きいものになりうるわけです。

 

基本、役所の対応はどんな手続きでも一緒(と思える)

 

基本、行政書士の業務は官公庁へ提出する書類の作成代行がメインです。

 

わからないときにどこに連絡するか?不備が発生した際にどう対応するか?などは細かいところは違くても大枠で一緒であることがほとんとです。

 

それゆえに、1件でも受注して経験があれば、あとはその類推適用でなんとなく何をすべきか?わかるものです。

 

気をつけるところは、ミスった場合に依頼者に最大でどこまで迷惑がかかるか?をしっかり理解しておくことと思えます。

 

そして、そうならないように依頼者に密に連絡を入れて対応を確認していけば良いわけです。

 

そのやりとりも1件受注すれば、最低限のやるべきことを概ね経験することができます。

 

知り合いからではなく他人から受注できた場合はかなりの自信になる

 

さらに、受注が知り合いからではなく、完全なる他人から受注ができた場合は、かなりの自信になりえます。

 

たまたまだったのかもしれませんが、少なくてもその時点では他人に注文したいと思わせることができたという事実になるからです。

 

そして受注できた理由を自分なりに分析することで、色々と横展開が可能になりえます。

 

以下のことをより深く細かく自己分析していくわけです。

 

なぜその業務で受注ができたのか?

なぜ他の業務では受注できていないのか?

他の業者と比べて、どこに競争力があったか?

 

知り合いからの受注であった場合は、単純に人間関係なので、上記のような分析をする意味がありません。

 

知り合いからの受注でも経験値を積むのは有効ですが、知り合いからの受注はいずれ無くなります。

 

第3者から受注できたほうが自信につながり、先の展望も明るいでしょう。

 

※行政書士の業務は1万種類ですべてに精通しなくてよい(と思える)

 

そもそもで行政書士の業務は1万種類あると言われています。

 

すべてに精通できるのが理想ですが、種類の多さゆえに、すべての業務に精通するのは無理な話でしょう。つまりは、大きな失敗なくソコソコ対応できれば良いと思えます。

 

そのためにも「専門外ですが・・」といって、受注できようになれるのは効果絶大と思えます。

 

専門外といっても、官公庁に提出する書類ノウハウでは一般の人よりは精通しています。報酬をとっても全く問題ないと思えます。

 

というわけで、1件とりあえず受注できれば、すべて良い方向に進み始めると思えます。

 

そして、大事なのはコミュニケーション能力と思えます。

 

ウソをつかず、できること、できないことをしっかり説明しながらすることで行政書士としての対応が可能になると思えます。

 

たかが1件されど1件で、1件からすべてが大きく動き出します。

 

開業してから、最初の1件に相当な期間がかかったとしても、全く問題ありません。(と私は思っています)

 

資格の短期1発合格のように、なぜか開業直後に売上が上げることをドヤる人も見つけることもできますが、気にする必要はないでしょう。

 

人生は長いので、自分のペースでしっかりと地に足をつけて進んで行けばよいと思えます。

 

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