ある程度ネットを使えるのに、ある部分でネットを使わない人がいることに気が付く。
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↑ネットで申し込まずに手書き郵送をする方がいらっしゃいます。(否定・批判しているわけではありません)
2023.7になると、色々な資格試験の申し込みが始まります。
私がチェックしているのは、行政書士と宅建です。
宅建は2023年に受験する予定があり、行政書士は行政書士の合格体験記を販売しているため、日々受験生の動向をチェックしています。
販売している合格体験記は下記です。(気になる方はどうぞ)
【行政書士試験】勉強すれども点数がイマイチ伸びない方へ!「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」のご紹介。
そんななかでビックリしたのが、行政書士の受験申込みをネットでせずに、書類でする方がいらっしゃることです。
※批判・否定しているわけではありません。素直にビックリしました。
受験申し込みは明らかにネットの方が便利で、書類でする方が面倒にもかからわず、書類でしています。
「なるほど!そういう人も一定数いるのか!」と勉強になりました。
これが今後、行政書士業務を展開する上でも非常に有益な情報でした。
・どうしてネットではなく書類で申し込むのか?
・それを踏まえて、どんなビジネスができる可能性があるのか?
以上の点で私が考えていることをご紹介します。(あくまで2023.7時点におけるものです)
その前に、ネットで申し込む場合と書類で申し込む場合の違いについてもざっくりご紹介します。
それがわかることで、それなのにわざわざ書類で申し込むの?と思えると思います。
※受験申込用紙は、極めて限定的な場所にしか置いていない
R5の行政書士試験の受験願書は、一部の場所にしか置いていません。
昨年まで?は書店でも置いていたっぽいです。
下記のように私がいる群馬県では行政書士会や各県税事務所になっています。
出典:行政書士試験研究センターHP
しかもおいてある期間も7月24日~8月25日になっています。
日程の発表は7月の頭で、その時点で、速攻に願書を取りにいった方を何人か見つけることができました。
もちろん、7月頭の段階では、まだ7月24日になっていないため、願書はおいていません。
「せっかく車で30分~1時間かけていったのに、願書なかったよ~」的にコメントも見ることができました。
ネット申込みすれば、すぐ終わるのに、わざわざ30分~1時間かけて願書をとりにいく行動が不思議でした。
※そういう方は批判・否定しているわけでありません。
そういう方は、ツイッター等を利用していて、決してネットを使えないわけではありません。なのに、わざわざ願書を時間をかけて取りに行って、かつ手書きで申し込むわけです。
たぶんネットに申し込むのが不安なんだろうと思える
なぜ、ネットを使えるのに、わざわざ面倒な手書きで願書を出すことを選択するのか?を想像すると、おそらくは、不安なんだろうと思えます。
ネット申し込んだつもりでも、うっかり申し込んでいなかったら怖いという不安心理があるのではないか?と想像できます。
せっかく1年間勉強してきたのに、申込みができていなくて受験できなかったら、かなり機会損失です。
そのために、そのリスクを減らして確実にするために、手書きで願書を書いて送ることを選んでいるように思えます。
たぶん、一定の年齢層の高い方(50代~)のような気がします。
私の父親も80歳ですが、「ネットは信用ならん」と閲覧程度しか利用せずに非効率なことを時間をかけてせっせとやっています。
世代の問題で50代くらい~だとネットは信用できないという思いがある人が多いように思います。(あくまで個人的な感覚です)
※何度も強調しておきますが、批判・否定しているわけではありません。
ある程度の年配の方にはネット作業を代行するビジネスが成立すると思われる
慣れている人からすれば、「そんなのネットですればいいじゃん!」と思えることも、抵抗があり、やらない方も一定数いるという現実が見えてきました。
それを踏まると、「代わりにネットを使って、なんらかの手続きをしますよ~」というビジネスが成立する可能性があると思えます。
「なんとなく、そんなの自分で簡単にできるっしょ!」と思えるものであっても、それは自分の思い込みであって、他の人にとっては、「お金を払ってでもやってもらいたい」というニーズである可能性があるわけです。
行政書士業務では、意外にそういう業務があると思えるので、今度の参考になりえます。
そういう意味で、今回の行政書士試験の申込みに関する受験生の動向は、とても勉強になりました。