【宅建】難易度を易し目にして発信する短期1発合格者に気を付けるべし。~スルー技術が大事~
![](https://hm-kawashima.com/wp-content/uploads/2023/09/24152089.jpg)
私は2023.10月の宅建試験を受験すべく勉強中です。
当初想定していたより数倍勉強が難しく、まあまあ苦労しています。。徐々に対応できるように修正しましたが、思った以上に苦戦しています。
その理由は、事前の情報収集にあります。特に短期1発合格者が発信するノイズに乱されました。(※自分が悪いです。)
自分の情報収集能力の低さが諸悪の原因ですが、ネット上にあふれる短期1発合格者が発信するドヤりのために、適正な情報が収集できずに苦労する結果となりました。
皆様もお気をつけくださいまし。
どんな時でもドヤる人はでてきます。ドヤる人が悪いのでなく、ドヤっている人の情報に多少なりとも影響を受けてしまう自分が悪いと反省するのが吉です。
短期1発合格者は、概ねドヤり補正をして情報を発信する傾向にあります。
事実を客観的に伝えるよりも、いかに自分にスゴイかに力点を置いて情報発信をするわけです。
信じると難易度を見誤る結果となり苦労します。人によってはそれによって不合格になるでしょう。気をつけねばなりません。
行政書士試験でそのことは重々理解していたつもりですが、今回の宅建試験でも見事に短期1発合格者の発するノイズで多少なりとも苦労する結果となりました。
その苦い経験を共有させていただこうと思います。
短期1発合格者のノイズ①1か月~3か月の勉強で合格できる
私がまず、ひっかかったのが宅建試験の合格に必要な期間を1か月~3か月で十分という説です。
通常であれば、1か月~3か月では難しいでしょう。
が、私は宅建の上位資格ともいえる行政書士試験に合格しています。(約2年前ですが)
たしかに行政書士試験を合格していれば宅建の権利関係は借地借家法・区分所有法・不動産登記法以外の10問分については、かなり勉強時間が短縮できます。
人によっては、ほとんど勉強せずに満点近い点数がとれるでしょう。私は2年前なので無理ですが、それでも6~7問は正解にたどり着くことが多いです
そのために権利関係を大幅カットして勉強できるために、1か月~2か月は無理でも3か月~5か月くらいあれば十分合格圏にいくだろうと予想していました。
そのため2023.3月くらいから、ゆっくリ勉強を開始しました。そうすれば、約4か月後の8月末にはソコソコ勉強は仕上がっているだろうと。
勉強時間に関しても通常300時間~500時間が合格に必要な目安時間とされていますが、私は100時間~150時間で合格水準に達すると当初見込んでいました。
が、実際に勉強してみると8月末になっても、まったく仕上がりませんでした。
7月中旬の模試では110時間程度勉強した結果が50点中30点という大敗でした。
【宅建 LEC ゼロ円模試】
権利 7/14
法令 6/8
税 1/3
業法 14/20
免除 2/5合計 30/50
累計勉強時間110時間くらい。
宅建業法を仕上げるつもりで宅建業法を重点的に勉強して臨みましたが、微妙な点数でした😅 pic.twitter.com/iPSXFj5Nw1
— 川島和秀(行政書士|群馬県邑楽郡)2023年宅建初受験予定 (@hm_ceo_) July 12, 2023
「おいおい、話が違うやん!」となりました。そうなる可能性も考慮して、数か月余裕をみた計画をしていたために修正できましたが、真に受けて計画を実行していたら、大変なことになっていたでしょう。
この判断を見誤る理由も一つは下記に上げる、通常に言われている勉強法が比較的に難しくないこともあります。
問題集自体をやり込むことは難しくなく、サクサクをやり込むことができます。それゆえに難易度を見誤りやすくもなります。
短期1発合格者のノイズ②大手予備校の過去問をやり込めば合格できる。
次に、ひっかかったのが大手予備校の過去問をやり込めば合格できる説です。
私は以下のTACの分野別過去問をやりました。(※下記リンクはもしもアフィリエイトのかんたんリンクを利用しています)
これをやり込んでも、点数の伸びがイマイチでした。私の2023.9時点の感覚だと、これ系の大手予備校の過去問をやり込んでも合格は難しいと思っています。
可能性はゼロでありませんが、仮に合格できたとしても「ギリ合格というレベル」ではないか?と思えます。 (※あくまで私の感覚です)
実際に2023.9時点で観察できる模試の点数をみても、いまだに30点~35点で推移している方が結構います。
人によってはやり込み方が甘いためだと思いますが、やり込むというは個人の主観によるもので個人差が大きいものです。
つまりは、やり方次第では余裕で不合格になるとも言えるわけです。
私はこれらの問題集を使っても合格一歩手前で止まる人が多いように思えます。
宅建業法を18点以上取りにいく勉強法を試行錯誤しているときにその事実に気が付きました。気になる方は下記を参照ください。(一部有料です)
※難易度が易し目で発信されていることが問題
短期1発合格者が発信する多くの情報は、ドヤり補正(自分をよく見せたい補正)のため、難易度が低めになる傾向にあります。
人間の性質として、すでに手に入れたものは簡単なものと思う傾向もあることもその一因になっているでしょう。
そのために発信されている情報の正確さを気をつけなければなりません。
発信している人がドヤり補正をする人か?どうか?も見極めなけらばなりません。
個人的には難易度が難しく発信されている場合は問題は少ないと思っています。「思ったより簡単やんけ!」ということなら問題になりにくいからです。
逆に難易度が易しく発信させていると問題は大ありです。
人によってはそれによって不合格になり、再受験することになるでしょう。いい迷惑です。
結局は、その情報を信じた自分が悪いので、そのドヤって発信している人が悪いわけではありません。
が、そういう難易度を実際より易しいように見誤るような情報発信がされていることが多いのが通常です。
それゆえに、ソコソコ勉強しているのに、点数がイマイチという人が大量発生しやすいと思えます。
点数がイマイチになりやすい勉強法なのに、あたかもそれが合格できる勉強法のように発信されているのをよく目にします。
それを見抜いてスルーする技術も大事だと思えます。