R5.12.10試験の資格試験「競売不動産取扱主任者」を申し込んでみた。
日程的に差し迫っていたので、申し込むのを躊躇していましたが、競売不動産取扱主任者を申し込むことにしました。
受験料は9900円でした。
テキスト・問題集が各約3000円づつの計約6000円かかるので、合計で約1万6000円の出費となります。
競売に関する知識を網羅的に勉強できるコストが1万6000円なら安いものに思えます。たぶんコスパとしては悪くない資格のように思えます。
競売不動産取扱主任者の概要について、ご説明します。
目次
試験日:R5は2023.12.10
試験日は2023.12.10です。
宅建試験の約2か月後なので、若干スケジュール的にタイトですが、時間がないわけではありません。
私が申し込みに躊躇していたのは、他にやることがあったためです。
勉強も健康のために、1日に2時間前後しか勉強しないように私は自分に縛りを設けています。(長く勉強するとストレスを感じるため)
が、たぶんなんとかなるだろうと申し込むことにしました。最悪、不合格になってもいいやと思って申し込みました。
合格発表は2024.1.17です。
どんな形式の何が問われる試験か?
4肢択一式50問で、すべてマークシート方式で、試験時間は2時間です。
試験の名前そのものですが、競売に関する知識が問われます。
競売をするうえでの実務的な流れ
民事執行法
民事訴訟法
民法、法令上の制限、税
などです。
ざっくり半分は宅建の科目とかぶるために、宅建試験の直後であれば勉強が半分にすみ、有利に進められる傾向です。
私が試験を強引に受けに行く理由は、宅建直後だから、この機を逃すまいという気持ちがあったためです。
競売不動産取扱主任者の合格率
合格率の推移をみると30%くらいになっています。
出典:https://jqos.jp/minkan/keibaifudosanshutokushuninsha
一般的に合格率が30%という試験が、落とす試験というよりも、合格させる試験である傾向のため、あまり難しくないケースがほとんどです。
が、競売不動産取扱主任者の場合は、基本、受験する人が宅建合格者という特殊事情があります。
宅建合格者じゃないと競売不動産取扱主任者に合格しても登録できないためです。
ゆえに、表面上の合格率よりも難しい可能性があり、合格率から難易度を読むのが難しいです。
ただ勉強方法が原則、決められた所定のテキスト・問題集をやるの1択しかないために、そこまで難しい試験とは思えません。
勉強法が1択しかない
ビックリするのが上述したように、競売不動産取扱主任者の勉強法が原則、1択しかないことです。
↓下記のテキストと問題集をやるの1択です。過去問すらありません。この問題集はあくまで重要問題で過去問ではありません。
試験後に、問題用紙もすべて回収されるようです。
つまりは一般の試験のような過去問をやることができないのが、競売不動産取扱主任者の特徴です。
そのため受験生ができることを上記のテキスト・問題集をやるの1択しか原則ありません。
厳密には、試験の直前に2万くらいの講習を受けることが可能です。時間は6時間です。受講者っぽい人のツイートを調べると、この講習のなかから何問かはでるみたいです。
が、たぶん個人的には受ける必要はないだろうと思っています。そこまで気合をいれて受ける資格でもないように思えるからです。(※あくまで個人的な感覚です)
どのくらい勉強時間が必要か?
試験センターでは、宅建合格者なら20~25時間で合格できると言っています。
出典:https://jqos.jp/minkan/keibaifudosanshutokushuninsha
確かに試験範囲の半分はおそらく宅建と被ります。ゆえに宅建合格者であれば、通常の半分くらいの勉強時間でおそらく足りると思えます。
が、宅建合格者と言えども、合格から年数が経っていると、そうはいかずに再度勉強しなおすことになるでしょう。
たぶん、倍の50~60時間を見込んでいた方が無難でしょう。
実際に受験生っぽい人のツイートをみると20時間~25時間じゃ無理!と発信しているのを見かけます。
私はどうやって勉強するか?
競売不動産取扱主任者は、受験生も少ないことから、試験に関する情報がほとんどありません。
youtubeも基本ありません。ゆえに、正攻法でテキスト・問題集をやる!しかないと思っています。
私は、問題集からやり始めて、問題に問われた該当箇所をテキストでチェックするということをやっていく予定です。
何もない状態で、テキストを通読するのはシンドイので、最初に問題として問われるところをテキストに書き込むということを最初にやります。
そのうえで、テキストを読むということをしようと思っています。
そして問題集⇔テキストを何回かループされるということをやっていこうと思っています。
不動産に携わるつもりなら競売の知識は持つべきと思える
不動産にかかわることを仕事にするのであれば、競売についての知識は最低限備えておくべきでしょう。
仕入れに関しても、競売物件は原則価格の80%で強制的に売りにだされるために、有利に仕入れられる可能性がでてきます。
販売する側であっても、抵当権をつけて不動産を買う人は多いでしょう。
その際に抵当権が実行されるとどうなるか?を理解するには競売の知識が必要になります。
そして競売に関する知識を網羅的に勉強するなら、競売不動産取扱主任者を受験したほうが手っ取り早いでしょう。
という意図もあり、私は受験してみることにしました。