【行政書士試験】大事なのは「自己分析」し、適宜、勉強法を修正できる力。〇〇すれば合格する♪と思っていないか?
![](https://hm-kawashima.com/wp-content/uploads/2024/01/1041281-1.jpg)
↑自己分析している人。
行政書士試験になかなか合格できずに、何度も不合格になってしまっている方に対して応援する意味でこの記事を書いています。
肢別過去問集を20回転すれば合格する!
勉強時間で1000時間勉強すれば合格する!
〇〇講師の講座をとれば合格する!
以上のように考えている人はいませんでしょうか?
ようは〇〇すれば合格するみたいに勝利の方程式を探して実行すれば合格できると思うことです。
結論から言うと、そういうものはありません。
人には得意不得意や置かれている環境、今まで歩んできた人生が違うので、単純に〇〇すれば合格するとは言い切れないからです。
〇〇すれば合格するという考えをもっていると、「目的が合格することから〇〇すること」に代わる人が多くなり本末転倒になりえます。
大事なのは、他の人は1000時間勉強すれば合格するって言われてるけど、どうやら私には合わないっぽいなどと気づく力です。
そこから、さらに一段深く考えて、なぜ私は1000時間やっても合格できないのか?その理由は?を自問自答する自己分析能力がとても大事だと思っています。
そして、その自己分析をもとに適宜、勉強法を修正できるか?が合否をわけるポイントと私は思っています。
以下で詳しく説明していきます。
※生意気な記事だと思いますが、わかっていて書いています。これからの受験生の参考になればと思って、一般的に言いにくいだろうことを書いているつもりです。大目にみていただきますようお願いします。
〇〇すれば合格する!は、〇〇することが目的化する
受験生によくおきることは、肢別過去問集を10周すれば合格すると言っている人を信じて、やったにもかかわらず不合格になるパターンです。
10周ではなく、20周や30周、場合によっては50周しても不合格になる人もいます。
これは本来、ある合格者が覚えようとひたすら肢別過去問を回転をして、10周程度したときに、合格ができそうと手ごたえを感じたということでしょう。
あくまで、「その合格者が」です。他の人までもそうであるか?はわかりません。
人には得意不得意や置かれている環境、今まで歩んできた人生が異なり、前提となる知識が違うからです。
が、一部の受験生は、どんな人でも「肢別過去問集を10周すれば合格する」と間違って認識するでしょう。
そして、とにかく肢別過去問集を10周しようと勉強を開始するはずです。が、早く結果を求めたいのが人間です。
極端な話で、答えを丸暗記しようとする人もでてくるはずです。ここから5問は「〇〇×〇×」みたいにです。
本来は、わからないことがあれば適宜、判例、条文に戻って確認して、理解を深め、それでもわからなければ、わかるまで調べなけれなりません。
が、そんなことをしていれば当然時間がかかり、なかなか周回数を増やすことができません。
その結果、よくわからないけども、この問題は〇!みたいにして次々にすすめて周回数を増やそうとする人がでてきます。
受験生のなかで「俺は1週間で1回転した」「私は5日で1回転した」「甘いな!私は3日で1回転や!」など、いかに高回転させるかゲームをしている様子も観察することができます。
つまり、〇〇周させることが目的化するわけです。あたりまえですが、これだと合格が難しいことは理解できるでしょう。
勉強をする方向性が完全にズレています。
法律学習は理解が難しいゆえに、「〇〇すれば合格する」にすがりやすい
以上のように、〇〇すれば合格する!という考えをすると本末転倒し不合格になりやすいというのは行政書士試験受験生なら誰でも知っています。
ゆえに、「そんなこと言われなくてもわかっとるわい!」という人も多いでしょう。
が、私が受験生を観察しているかぎり、わかっているのに、〇〇すれば合格する!という行動がしている人が散見されます。
法律の勉強は難しいです。
行政書士試験で問われるレベルは他の難関法律系試験に比べると易しいと言われてますが、あくまで司法試験や司法書士試験等の超難関資格と比べた場合です。
一般的はに難しいです。多く人が不合格になる宅建の3倍くらいの難しさがあると思います。
ようは勉強時間を1000時間やろうが2000時間やろうがポイントを抑えて勉強しないと不合格なる試験なわけです。
その結果、勉強しても点数が伸びない、わからないということになりやすく、受験生は超不安になりえます。
そんなときに、「〇〇すれば合格する!」という言葉をわかっていても、心のどこかで信じてしまうことがおきると思われます。
「不安だからこそ、とりあえずは〇〇を目指そう」と精神安定剤のような役割になっていると思えます。
10周すれば合格すると仮定すれば、周回数を重ねるごとに着実に合格に近づいている偽りの安心感を得れるからです。
「〇〇すれば合格する!」わけはないとわかっているのに、実際は「〇〇すれば合格する!」を信じて行動してしまうわけです。
周回数をベースにこの記事は書いていますが、勉強時間も同じです。
☆大事なのは自己分析して勉強法を適宜、修正できる力
大事なのは、勉強しても点数が伸びない、わからないときに徹底して自己分析ができるか?だと思っています。
・肢別過去問集を10周やっても点数が伸びないのはなぜ?
・勉強時間を1000時間超やっているのに点数が伸びないのはどうして?
など自問自答する必要があります。
問題集を周回させるのに、
その都度、条文・判例をチェックしているけど、これって意味ないんじゃねえ?
記述は条文・判例の知識を問われるので、記述の勉強した方が結果的に、条文・判例を覚えるんじゃねえ?
この紙の問題集を周回させても、暗記するから点数が伸びないんじゃねえ?
アプリでシャッフル機能を使えば、暗記できにくいから点数が伸びるんじゃねえ?
など、問題点・解決策を見つける努力をして、修正を試みる必要があります。
そんな自己分析・修正を日々繰り返して、突破しにくい合格点に向けて点数を上げていくわけです。
決して、どの問題集やればいいですか?何時間やればいいですか?みたいに〇〇したら合格できますか?という考えをしてはいけないと私は思っています。
この自己分析はある意味で自分の弱いところと向き合う行為なため、できない人が一定数いるでしょう。
が、合格せずに不合格になり続ける方がもっとシンドイという事実に気が付いて、自分の弱いところにも積極的に向き合うべきだと思います。
慣れてくると、自分の弱いところを見つけることが成長の余地を見つけたことにもなるために、喜びに代わってきます。
自己分析ができると色々なことにおいて失敗確率を減らすことができると私は思っています。
実際に具体的に受験時代に私が自分の弱いところに対峙して勉強法を修正した体験談は以下で書いています。気になる方はどうぞ。(一部有料です)
【行政書士試験】勉強すれども点数がイマイチ伸びない方へ!「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」のご紹介。