私がR2・R3受験生のとき行政法の点数が伸びなかった理由が推測できた。
私はR2とR3と行政書士試験を受験しましたが、行政法の点数が伸びずに苦戦(12点~13点)してました。(19点満点です)
※行政書士試験における行政法は最も配点が高く、行政法を制するものが行政書士試験を制すみたいに言われています。
R2では勉強すれども行政法の点数が伸びず、行政法の点数がそれなりにとれる前提での受験戦略を立てていた私には致命傷になりました。
それをうけたR3でも行政法の点数が伸びずに苦戦しましたが、今度は行政法以外の他の科目で点数をとるという受験戦略で合格することができました。
しばらくどうして、他の人が行政法は簡単だ!といって高得点を取るにもかからず、私がとれなかったか?わかりませんでした。
が、R5の8月時点では、点数が伸びなかった理由が推測できるようになりました。
問題のやり込み不足です。これにつきます。
これだと抽象度が高すぎるので、もっと具体的に踏み込むと行政法の過去問の正解率が80%~90%くらいしかなかったためだと推測することができました。
なんで、そこに気づいたか?というと私が2023.8時点で宅建の勉強をしているからです。
宅建の宅建業法は、行政書士試験における行政法の劣化版(簡単バージョン)と言われています。
その点数が伸びてきたことを踏まえて、行政法のたぶんそうなんだろうと推測できるようになったわけです。
以下で詳細に説明しています。
目次
R2・R3の行政法の点数は12~13点だった
私が不合格になったときのR2の行政法の点数は13点でした。
合格した年のR3でさえ、私の行政法の点数は12点でした。
通常は行政書士試験に合格する人の行政法の点数は16~18点くらいが多い印象です。人によっては満点19点取る人もいます。
が私は本試験だけでなく、模試でも13点前後しか取れませんでした。
なんで?他の人が簡単という行政法の点数が取れないのか?しばらく謎に思っていました。
私の場合は、逆に他の人が難しいという民法や会社法で点数が取れています。
私の感覚と他の人の難易度を感じる感覚が逆だったわけです。
点数が伸びなかった理由①:行政法過去問正解率が80%~90%では勉強が仕上がったと誤認していた。
私の当時の記録をブログ記事をみると以下のように書いてあります。
不合格になったR2の本試験1か月前の10月ころの発言です。たぶん行政法だけの勉強時間は600~700時間やったと思います。
行政法において、肢別過去問集の正答率を80%程度になり、アガルートの過去問も70%取れるようになったとしても模試が19問中10~12点くらいにしかなりません。
2023.8月現在で思うことは、正答率低くない?ということです。
それじゃあ10~12問でもしょうがないだろと思います。
が、当時はそう思っていませんでした。なぜなら勉強時間で言えば行政法だけで600~700時間をやっています。
勉強時間だけで言えば、やっているほうでしょう。行政書士試験受験で年間で600時間ですらできない人は多いからです。
それを行政法だけでそれだけ勉強していれば勉強時間だけでみれば、こんなにやったんだ!と実力を誤認しがちになります。
さらに、法律をほとんど知らない状態で勉強を始めた場合、過去問の正答率が80%くらいであっても、かなり理解ができた気になります。
そんなわけで、ある意味で正解率80%くらいすれば、点数が取れてしかるべきと誤認していたことが点数が伸びなかった原因とも思えます。
点数が伸びなかった理由②正解率を95%までもっていく勉強は間違え探しゲームとバカにして勉強しなかった
勉強をやっている方ならわかると思いますが、行政法の問題は一定水準を超えると問題が間違え探しゲームみたいになります。
単純に法律を知っているか?どうか?ではありません。
「Aさん」ではなく「Bさん」と主語だけが違う、「または」と「かつ」と接続詞だけが違う、「その日」ではなく、「その日の翌日」と数文字だけ違うなどが正解などが決定打になって正誤判定をすることが多くなります。
つまりは、基本的なことは知っているうえで、細かいヒッカケを見破らないと、うっかり間違えるわけです。
90%以上から95%くらいまで正解率を上げるには、こういう細かいひっかけに慣れる勉強をしなければならなかったのだと今だと推測することができます。
私はそういう問題を、「そんなことを法律の問題でなく、間違え探しゲームだろ!」とバカにしていました。
ゆえにそう言う行政法の勉強をしないでいました。その代わりに他の科目を勉強したわけです。
たぶんだから、行政法の点数が12点~13点止まりだったんだろうと思うに至りました。
※宅建の宅建業法でも行政書士試験の行政法と同じことがおきた
今回、行政法の点数が伸びなかった理由が、わかったのは宅建の宅建業法で同じことがおきたからです。
宅建の宅建業法も行政書士試験の行政法と同じと言われています。
ようは理解することはほとんどなく、覚えればいいだけという科目で、一般的には難しくないと言われています。
実際に一定の勉強を経て、模試をうけた結果の宅建業が行政法みたいに13点止まる現象が起きました。
※宅建業法は20点満点です。
以下が私が受けて模試の点数結果です。見事に13点~15点に抑え込まれています。
そして、今回は打開するために面倒に思いましたが、間違え探しゲームであっても勉強してみました。
そうするとなんと宅建業法の点数が上向いてきました。
出典:【宅建】2022年クレアール総合模試(宅建業法19点):2022年LEC全日本宅建公開模試基礎①(宅建業法17点)
そのため、たぶん行政法も間違え探しゲームを嫌に思わずに、勉強していけば17点前後は狙えた可能性があったのだろうと推測できるに至りました。
時間に余裕があれば、もう一度行政法を勉強して17点前後がコンスタントに取れるようになるのか?検証してみたいですが、現状では時間がもったいないのでできません。
ゆえに仮説として、たぶんこうすれば行政法は17点前後はとれていたであろうということをご紹介させていただきました。