一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

行政書士のバイトの時給が低い理由は?

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↑某飲食店のバイト募集の時給です。行政書士に比べると圧倒的に高い・・。

 

実務を積みたい目的に行政書士関連のバイトをみていますが、基本、時給がべらぼうに安いです。

群馬さん

私の県の周辺だと、ざっくり900円です。

 

上の某飲食店の高校生に払う時給と同列になっています。

 

一応、難関資格を合格しても、その辺にいる高校生と同列の市場価値しかないという悲しい現実です。

 

どうして、こんなにも時給が安いかというと、私が思うのは以下です。

・そもそも行政書士を雇う意味がない(非常に少ない)

・求人の需要がないので完全に供給過多

・業務内容が基本、誰でもできる

細かく説明していきます。

 

そもそも行政書士を雇う意味がない(非常に少ない)

 

行政書士は行政書士法によって他企業(行政書士法人や行政書士事務所以外)に雇われるのが禁止されています。

 

厳密には雇われることはおkですが、そこで行政書士として業務を受任してはダメだよとなっています。

 

つまりは、企業としては行政書士を雇ったとしても、行政書士業務をその人にお願いする場合は、別に費用を払う必要がでてくるということです。

 

雇う意味なくねえか!となっています。

 

強いて言えば、普通の人よりも法律に詳しいというだけで、特段、企業にメリットにもたらすことはありません。

 

悲しいかな、一般市場における行政書士資格保有者は、普通の一般人と変わらないわけです。

 

それが時給としてもあらわれており、行政書士だからと言って、特段のプラスアルファになりえないということになっていると思われます。

 

求人の需要がないので完全に供給過多

 

毎年5000人前後が行政書士試験に合格してきますが、多くの人は実務経験がなく実務経験を積みたいと思うはずです。

 

がそれに対して求人がどれだけあるか?というと数えるほどしかないと思います。

 

完全に想像で極端だと思いますが、1件の募集に対して100件くらい応募がいくような状態な気がします。

 

完全な供給過多なため、雇いたい人は行政書士の資格保有者であったとしても安い時給にしても余裕で雇用できるのが現状だと思えます。

 

業務内容が基本、誰でもできる

 

加えて、業務が基本事務作業で誰でもできるものが多い気がします。

 

そうなると、わざわざ行政書士資格保有者を雇う意味がありません。

 

行政書士資格保有者は、業務を覚えたらすぐに辞められ競合として独立するリスクもあるため、余計雇われにくいと思われます。

 

単純な事務作業や役所への書類のデリバリーが主な仕事であれば、やれる人は多くいることになります。

 

となると多くの人が特段スキルを必要としなくできる業務なために、供給過剰になり、さらに時給が下がる方向に圧力がかかってしかるべきという理屈です。

 

低賃金でも働きたいという人は多い

 

メルカリやクラウドワークスをみていると低賃金でも喜んでガツガ働く方が一定数いることが確認できます。

 

時給換算すると100円~300円でも喜んでやっているように思われます。

 

そんな人いるのか?と思っていましたが、実際は結構いる現実が確認できています。

 

そういう方にとって、比較的に時間の融通が利きやすい事務作業のバイトというのは、うってつけと思われます。

 

つまりは、こういう方が行政書士のアルバイトをするときの競合になることが予想されるため、時給が安くなってしかるべきと予想できます。

 

※行政書士業務のアルバイトの時給が安い理由は業務内容が単純事務作業だから

 

結局、このように深く理由を探っていくと、業務内容が単純事務作業だからということに行きます。

 

行政書士自体が受ける仕事は専門性がありますが、それを分解して個別の作業に落とし込むと、その個別作業自体は単純事務作業になっていると思われます。

 

なので時給が低くてもしょうがありません。

 

この書類に〇〇を書いて。

この書類を△△にもっていって。

◇◇に行って書類とってきて。

 

という仕事に高い時給を払えなくて当然とも思えます。

 

受けた仕事を誰でもできる作業に分解できる処理能力に付加価値がついているとも言えます。

 

なので時給が安くてもしょうがないとある意味で納得できます。

 

以上、行政書士のバイトの時給が低い理由は?でした。

 


                    
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