一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

行政書士は実務経験がなくても開業して問題なさげ。

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行政書士の開業をしないで観察ばかりしていますが、だんだんとデータが取れてきました。(あまり真剣にやっていませんが)

 

だんだん行政書士の業務の受注の流れがわかってきた気がします。

 

行政書士にかかわらず、仕事は受注してナンボなので、どうやって受注するか?等は問題にしていません。

 

最大のネックと私は感じていることが以下です。

 

①実務経験が一切積めないのに開業しても良いのか?

②実務経験がないのに受注して顧客とトラブルにならないのか?

 

この2つがあるために、若ければ、若さの特権で突き進むのをアリだと思いますが、40歳半ばのおっさんだと少々踏み出すのに苦労します。

 

このあたりの解消方法も観察していて見えてきたことがありますので、共有させていただきます。

 

行政書士の実務経験が積めていないのに開業しても良いのか?

 

そもそも行政書士の実務を積める場所がありませんので、実務経験を積むことができないと考えた方が無難です。

 

そもそもが行政書士は独立型の資格です。

 

さらに仕事内容も税理士・社労士のように顧問契約するケースが少なく、スポットで仕事を受注するため、仕事が不安定になりガチです。

 

そのために人を継続的に雇用することが少なく、原則、1人で仕事をまわす傾向と思います。(いても補助者が1~2名)

 

また行政書士は行政書士法で行政書士法人以外の普通法人に勤務することは原則不可です。

 

※普通に社員として雇い、行政書士の仕事は個別にその人に発注すると形態になるため、社員で雇う意味がないわけです。

 

ゆえに一般企業から行政書士の求人はありません。

 

行政書士法人においては求人はありますが、原則社員です。アルバイト募集もしていますが、行政書士資格保有をアルバイトで雇う意思はないと思えます。

 

同業にわざわざ業務を教える仏様のような方はあまりいないでしょう。

 

以下の記事で同様のことを書いています。

 

 

そのため実務経験がない状態で開業するしかありません。いいか?わるいか?ではなく、開業するなら実務経験なしにならざるを得ないということです。

 

がそれだと実務経験がないで開業して良いか?の不安は解消されないと思うので、私が不安が解消された考え方をご紹介させていただきます。

 

不安解消①そもそもが誰でもできる行政への申請を代行する業務である

 

行政書士は行政に対する申請の代行をするのが仕事です。

 

難しくてできないということは基本的はないと思います。(よほどのレアケースを除いて)

 

原則、自分でもやろうと思えばできるが、めんどうだから頼むという場合がほとんどだと思います。市役所行ったり法務局行ったり、場合によって別日に再度書類をとりに行く等です。

 

そんなことやってる時間がないから、行政書士に頼もうということが多いと思えます。

 

そのため、過度に不安になる必要がない気がします。

 

でてくる問題は通常より段取りが悪くなるだけと思います。そのため、受注前にあらかじめそのことを伝えておけばよいと思います。

 

不安解消②あらかじめ段取りが悪くなる可能性に了解してもらえばよい。

 

やり方は行政の手引書などに書かれていると思います。

 

行政の手引書に書いてあることを見落とすということをしないように細心の注意を払ってしなればなりませんが、それ以外の手引書に記載はないが慣行になっているようなことの理解がなく、段取りが悪くなる可能性が考えれます。

 

そのことはあらかじめ顧客に説明しておけば良いと思います。

 

行政書士に依頼する人のすべてが最短(急ぎ)でやってほしいわけではなく、ただ面倒だから依頼したという場合もあると思います。

 

最短(急ぎ)で依頼をする顧客であれば断って、段取りが悪いなる可能性を了承いただいた上で受注するようにすればトラブルが回避できると思います。

 

※実務経験がなく段取りが悪くても問題なく進行しているっぽい

 

観察していてビックリしたことが、素人っぽく、知識がないであろう方が受注し始めていることです。

 

実際に、その方はチェックしていると知識はほぼありません。

 

段取りの悪さ等も観察することできます。がそれでもポツポツ仕事が入りはじめています。

 

顧客は専門性を求めていない場合もあるんだなと理解できました。

 

要は、めんどくさいから代わりにやってタイプの顧客なのだろうと私は分析しました。

 

そういう意味では実務経験がなくとも開業して問題なしと思うに至りました。(まだ開業する気はありませんが・・)

 

実務経験できなくても、手引書や実務書などで最低限の知識を備えることは当然ですが必要ですので、そこは勘違いをしてはいけません。

 

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