一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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【行政書士試験】予備校を使っても不合格になりやすい人の傾向。

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↑予備校講師のイメージ。

 

相変わらず、たまにですが、複数年不合格になってしまっている受験生をウォッチしています。

 

その人がどうして不合格になってしまっているのか?を分析しています。

 

人の不幸を喜んでいるわけではありません。

 

自分が他の試験を受験する際に、「してはいけない行動」として、その人達から反面教師で学んでいます。

 

野球の名将であった故・野村克也氏が「勝ちには不思議の勝ちあり。負けには不思議の負けなし」という金言を残しています。

 

多くの人は、合格した人から学ぼうとするでしょう。

 

が、私は合格はあくまでその人固有の経験(不思議の勝ち)である可能性が高く、私には役に立たないと思っています。

 

むしろ、不合格になった経験は「負けに不思議の負けなし」なため、負けを研究し、同じ轍を踏まないように注意することで、合格確率が高められると思っています。

 

というわけで、行政書士受験で複数年不合格になってしまっている受験生をウォッチしています。

 

とても勉強になると思っています。

 

そこで、予備校を利用しているのに、不合格になってしまう可能性が高い人の特徴をご紹介したいと思います。

 

※私が観察して、感じた独断と偏見によるものです。また予備校さんを批判・否定しているわけではありません。

 

不合格になりやすい特徴①勉強時間を多くをインプットに使っている

 

予備校を使うと講義が中心に組み立てられるでしょう。

 

動画視聴できるタイプの予備校であれば、教材のメインは講義動画と言っても過言ではありません。

 

おそらく200時間前後は、講義動画があるように思います。

 

私が不合格になったR2に利用したアガルートさんは動画ボリュームがたくさんある予備校として知られ、講義動画だけで300時間ありました。

 

予備校を利用する値段は高いです。(20万前後)

 

高い費用を払ったからには、、元をとろうと考えるのは当然です。

 

そして、その思考に沿って、講義動画を全部見たらどうなるでしょうか?

 

講義動画が全部で200時間と仮定した場合、全部1回みただけで200時間もかかってしまいます。

 

一般的に社会人が働きながら無理なく勉強できる時間は、400時間~600時間と言われています。

 

ただ1回講義動画を視聴しただけで、ほぼ勉強できる時間の半分が消えます。「問題をせずにただ動画を視聴しただけで」です。

 

テキストで例えば、1回とりあえず通読するのに、200時間も時間を使ってしまう計算になります。

 

通常1回ではわからないことがほとんどなので、2回目を視聴するとなると400時間も消費します。

 

「いつ過去問解くねん?」となりませんでしょうか?

 

1年で勉強できる時間が400時間~600時間とすると、少ない人はもう400時間終了しゲームセットです。

 

600時間使える人であっても、残り200時間しか問題演習に使えません。

 

というように、予備校を受講すると、動画視聴に大量の時間を奪われ、勉強時間の大半をインプットに費やす可能性が高くなります。

 

よっぽど目的意識をもち、必要でわからないところだけ視聴する等しないと、無駄に講義動画視聴をすることになります。

 

私もR2はそういう結果になりました。

 

1200時間勉強しましたが、インプットに800時間でアウトプットに400時間くらいだったと思います。結果は余裕の不合格でした。

 

 

圧倒的に問題演習が少なすぎるわけです。が予備校をせっかくだから利用しようと考えるとどうしても動画視聴が多くなります。

 

一定数の方は、予備校を利用するがゆえに、インプットに時間を取られすぎ、アウトプットができずに不合格になると思えます。

 

※アガルートさんを批判しているわけではありません。私の時間配分ミスであり、不合格は私が原因です。

 

不合格になりやすい特徴②予備校をメンタルサポートとして利用している

 

観察してたまに見かけるのが、「〇〇先生の講義、好き。癒される~♪」みたいコメントを見ます。

 

受験勉強はシンドイと思うときが多々訪れます。

 

そんなときに、いつも講義動画で見ている先生が、リアルタイムでyoutube等で応援動画を出してくれたりすると、「癒される~♪」となる気持ちこともあるかもしれません。

 

試験の直前期なんかも同様です。

 

「これまでしっかりがんばって勉強してきたんだから、後は自分を信じて、力を出し切るだけ!ファイト!!」みたいな動画があれば、元気付けられるでしょう。

 

が、個人的には「大事なのはソコか?」と冷めた目でみています。

 

大事なところは、「わからない論点をわかりやすく解説してくれること」であったり、「点数に結び付けてくれる講義をしてくれる」ことだと思います。

 

合格するのが目的である以上、合格させることが予備校側の仕事と思えます。

 

メンタル的に癒されても、不合格になったら意味がありません。

 

そこはドライに判断すべきと思います。

 

が、行政書士試験の受験において、予備校をメンタルサポート的に利用している人もいるように思います。

 

メンタルサポートもある意味で大事かもしれませんが、優先順位は高いものではないでしょう。かつ予備校に求めることでもないと思えます。

 

と言う意味で、勉強をする方向性がズレてしまっているように私は感じます。

 

ゆえに不合格になりやすいと思えます。

 

不合格になりやすい特徴③予備校のカリキュラムを全部やろうとすること

 

完全な初学者は例外で、予備校のカリキュラムを全部やるのは良いと思えます。

 

が、複数年受験生であれば、予備校のカリキュラムを全部やろうとしない方が良いでしょう。

 

なんで?と思う人もいるかもしれません。

 

それは上記に上げた①の理由にも通じます。

 

予備校のカリキュラムは、全ての人に網羅的に試験範囲を全部教えるということをしてくる場合はほとんどです。

 

勉強できる時間が限られているのに、網羅的に全部を勉強するのは「複数年受験生には」効率が悪いと思えます。

 

マトモにすべて勉強すれば、すでに分かっている論点に大量の時間を費やすことになるでしょう。そして、苦手な論点に割く時間を少なくなるでしょう。

 

その状態で本試験に突入すると、ほぼ前年と同じ点数になる可能性が高くなるはずです。

 

最初から、わかっている論点はふっとばして、苦手な論点を重点にやるべきと思えます。

 

そうしないと当然ですが、点数は伸びません。

 

そこを考慮せず、「予備校を利用すれば合格できるっしょ」と甘く考えていると、結果は不合格になりやすいと思います。

 

一応勉強したという感覚は残ると思いますが、勉強している内容が、わかっている論点の勉強ばかりになっていないか?を冷静に分析する必要があると思えます。

 

そういう意味では、せっかく高いお金を払った予備校でも、全部はやらないと割り切った方が合格率は高くなると私は思っています。

 

全部やらないという判断ができるということは、しっかり自己分析ができており、何を勉強すべきか?が理解できている状態とも言えます。

 

無策でまんべんなく勉強しようとする人よりも、合格する確率は高くなると思えます。

 

※1000時間~勉強しているのに点数が伸びない場合は勉強方法を疑うべき

 

年間で勉強できる時間が400時間~600時間である人であれば、そこまで勉強法を気にする必要はないと思えます。

 

気をつけるべきことは、理由③であげた勉強効率を意識することだけでも良いと思えます。

 

問題は年間で勉強できる時間が1000時間~取れる人の場合です。

 

なまじ時間があるために、勉強時間に満足して、点数に伸びない勉強をしてしまう場合があります。

 

そうならないように定期的に点数が伸びている勉強をしているか?チェックする必要があると思います。

 

そこで点数が伸びなければ、20万ちかく払った予備校と言えども、見切りをつけた方が良いと思います。

 

見切りをつけないとR2の私のように1200時間勉強すれども、152点で不合格みたいになってしまう可能性があります。

 

自分が点数に結びつくか?をどうやってチェックするか?は実際にR3に私が実行した方法を以下で紹介しています。

 

気になる方はどうぞ。(一部有料です)

 

【行政書士試験】勉強すれども点数がイマイチ伸びない方へ!「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」のご紹介。

 

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