一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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行政書士と宅建はどっちが使い勝手が良い?

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↑宅建VS行政書士

 

宅建と行政書士は一般的に人気資格です。

宅建は毎年20万以上受験し、行政書士でも毎年5万人は受験しています。

 

試験の難易度でいうと行政書士の方が難しいです。

が、では行政書士を取るのと宅建を取るのではどっちがいいか?というと私は宅建をおススメします。

 

たぶん資格としての使い勝手も宅建の方が良いでしょう。

行政書士は使うのが難しいように感じます。その分、攻略のしがいもありますが。

 

観察していも、行政書士はせっかく合格しても使いこなせずに終わる人がかなりいる気がします。

宅建は、その人が使う気にになれば、誰もある程度は使えると思えます。

 

そう思っている理由をご紹介します。

※あくまで私がそう思っているという私見です。

 

前提:勉強時間・難易度の比較

 

合格するのに、どれくらい勉強が必要か?を考えます。

前提知識なしで、勉強を開始した場合と仮定します。

 

私の感覚だと以下のように思っています。

 

・宅建500時間前後(※過去問をやり倒せば合格する)

・行政書士1000時間~1500時間(※過去問をやり込んでも合格は難しい)

 

当然に人によって違いますが、平均化するとおそらく上記のようになっていると私は思っています。

勉強時間に差がでるのは、過去問をやり込めば合格するかどうかの違いよるところが大きいと思っています。

 

では宅建の2~3倍の時間をかけるだけに行政書士に価値があるというと正直微妙と私は思っています。

 

行政書士は合格しても資格を使いこなせない人が多い

 

行政書士は試験内容と実務がリンクしていない試験です。

しかも務経験を積めるところがほとんどありません。

 

わかりやすいように超極端な例でご紹介します。

言葉も通じない知らない外国の土地に、着の身着のままで連れていかれて、「がんばって生活してね!」と放り投げられる状態に近いです。

 

家は?

食べ物は?

お金は?

どうするの?

 

知らない土地に入国できる権利を取得したはいいものの、何もできないわけです。

そんな過酷な状況でも楽しんで生活を成り立たせる胆力があれば良いですが、通常は持ち合わせないでしょう。

通常は日本に帰って、普通に生活したいと思うように思えます。

 

かなり極端ですが行政書士の開業後の世界はそんな感じと思うとイメージが湧きやすいのではないでしょうか?

 

合格しても開業しない(できない)人が多いのは、言葉も通じない知らない外国の土地で、どうやって生活したらいいか?わからないので止まってしまっている状態と言えなくもありません。

 

宅建は合格し登録すれば、すぐに使える

 

一方で宅建はどうか?で比較します。

 

宅建は試験と業務が結構リンクしています。

業務をするうえでも基本的な知識を試験で勉強することになります。

業務についても、全くわからないということにはなりにくいと思えます。

 

かつ実務経験を積むための求人は鬼のようにあります。

さらに専任の宅建士登録ができる人で、報酬を低価格にするのであれば、おそらく瞬殺で入れ口状態で声がかかるでしょう。

 

行政書士とはある意味で真逆と言えます。

ただ当たり前ですが業務は不動産関連に限定されます。

 

※宅建の方が使い勝手が良いと思える

 

というわけで、どっちも合格している私としては、行政書士よりも宅建の方が使いがってが良いと感じます。

 

さらに宅建の知識の多くは行政書士業務に使えます。

 

やり方次第ですが、やりようによっては宅建を使って不動産関連の知識を習得し、その知識をもとに行政書士業務をするというのもアリと思えます。

 

というわけで宅建は現金な表現をすると即金性のある資格のように思えます。

一方で、行政書士も悪くはありませんが、使いこなせるまでに相応の時間がかかる場合が多いと思います。

その使いこなせない相応の時間を耐えしのぐことができるか?がある意味で勝負です。

 

行政書士を開業している人がで「仕事を受注したアピール」をしているのを目にすることが多いのは、いかに仕事を受注するのが難しいか?を物語っていると思えます。

 

もっと突っ込むと受注できるレベルまで「業務知識を何とかして身に着けた!」というアピールと思っても差し支えないでしょう。

 

行政書士は合格してから、本当の勝負が始まると言っても過言ではありません。

そういう意味では宅建のほうが資格としては使い勝手が良いように私は思っています。

 

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