一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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難関資格(合格率10%以下)は取得するに見合う価値があるのだろうか?

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難関資格の定義は概ね合格率が10%以下になる資格試験として私の考えをご紹介させていただきます。

 

私は難関資格といわれる中で最も簡単と言われる行政書士の資格をR3に合格しましたが、1発合格できずに2年目で合格になりました。

 

そのときに痛感しましたが、いわゆる合格率が10%以下になる資格試験は、合格させるよりも不合格にさせる試験であるということです。

 

つまりは正攻法でまともに勉強すると高確率で不合格になる試験というわけです。

 

そのことをまずは頭に叩き込まないといけません。

 

その事実を理解していないと、行政書士試験レベルでも合格までに3年~5年はかかってきてしまうと思われます。

 

もっと難関資格なら下手すると万年受験生になります。

 

行政書士試験を楽々短期1発合格した方がその勢いで次は司法書士だ!と目指し始めて、3~5年連続不合格で現在も勉強中なんて人はゴロゴロいます。(司法書士試験の合格率は4%前後です。

 

弁護士や税理士も同様でしょう。

 

そんな高い壁を突破し、開業に踏み切れたとしても、稼げるか?どうか?でまた次の壁が出現します。

 

せっかくの難関資格に合格できても、稼ぐことができずに、下手すれば普通のサラリーマンよりも低い年収の方も結構いると思います。

 

何年も勉強してやっと資格取得したのに、実際の稼ぎがサラリーマンの年収以下だったら悲惨です。

 

が現実は結構な高確率でそのような状態になると感じています。ツイッターを観察しているかぎりだとそう思えます。

 

そのため、個人的は難関資格に挑戦するのはコスパが悪いと思っています。

 

難関資格に合格するには正攻法の勉強以外の勉強が必要

 

合格率10%以下の試験だと、合格させるより、むしろ不合格にさせる試験になっているケースがほとんどです。

 

というのも合格率をみればわかる通り、合格率が10%なら10人のうち1人しか合格しません。

 

当然のごとく9人が不合格になります。

 

ということは、一般に正攻法で王道といわれる勉強をしていても不合格になる確率が高いわけです。

 

もし正攻法な王道のやり方で合格できるなら10人中9人が不合格になるなどありえないでしょう。

 

まずはそのことに気がつかねばなりません。

 

では正攻法以外の勉強は何をすればいいか?というと特に決まっていません。

 

自分で分析し、何が足りていないか?を自問自答して、それを模試の結果で検証しながら、調整していかねばなりません。

 

結構、大変です。

 

攻略する難易度がかなり高いと思います。

 

勉強時間を増やしても合格できないのが難関試験

 

勘違いしがちなのが、勉強時間が増えれば、合格するだろうと思うことです。

 

合格率10%以下の難関試験では勉強時間をいくら増やしても合格するとはかぎらない試験です。

 

行政書士試験はネット情報によれば600~1000時間で合格できるように書かれています。

 

が私は行政書士試験の初年度、資格予備校を使って、かつ1200時間勉強しても余裕で不合格になりました。

 

加えて、2年目の夏ころ、累計勉強時間が2000時間を余裕で超えてきているのに、点数が伸び悩みました。

 

この時点で気が付きました。これ以上むやみに勉強しても点数は伸びないということに。

 

万年受験生が存在する理由がよくわかりました。

 

2年目で合格できたからよかったものの、合格できなかったら、行政書士はあまり勉強しないで毎年ひたすら受験し問題運に恵まれて合格する作戦でいこうと思っていました。

 

それくらい勉強しても点数が伸びないということを感じました。

 

他の受験生をみても、180点以上で合格の行政書士試験ですが、170点台で不合格になった人は高確率で翌年も不合格になる傾向です。

 

通常170点台で不合格だと、もう少しで合格と勘違いします。

 

それからもう1年勉強すれば当然に合格だろうと思いきや、翌年も170点台で不合格になるわけです。

 

そのことからも勉強時間が多くても合格するとは限らないことが理解できると思います。

 

何千時間勉強しても合格できない試験に挑戦するのはコスパが悪くないですか?と感じます。

 

難関試験の試験問題は実務とは「かけ離れたこと」を勉強しなければならない

 

勉強したことが、実際の生活にダイレクトに役に立ってくればいいわけですが、通常難関試験の問題は実際の実務とは「かけ離れている」場合がほとんどです。

 

資格を取得するために、仕方なく覚えるわけですが、これがまさに苦行です。

 

受験の年数が長くなればなるほど、実務とはかけ離れた勉強をし続けることになるので、辛くなります。

 

この点、合格率が高い試験なら実務に直結する場合は多々あります。

 

私は現在、賃貸不動産経営管理士を勉強していますが、普段の生活に役立つ知識が学べている実感がしています。

 

というわけで、個人的に正直、難関試験に挑戦するくらいなら、実用的な実務に直結する試験を複数取得しながら実務レベルを向上させた方が有益と感じます。

 

難関資格の合格を勝ち取っても稼げるかどうか?はわからない

 

極めつけは、その難関資格を合格できても稼げるかどうか?が不明な点です。

 

今のご時世は資格さえあれば、顧客を寄ってきて稼げる時代でありません。

 

少ない顧客を奪いあうような世の中といっても良いかもしれません。

 

そうなると新規顧客を獲得するために、価格競争が起きる傾向にあると思えます。

 

というわけで、合格できても、その後が普通のサラリーマンよりも稼げない可能性も十分にあるわけです。

 

もちろん稼げる可能性もあるわけですが、わざわざ難関資格に合格するために費やした労力に見合った見返りがあるのか?といったら微妙な気がするというのが私の感想です。

 

下手に勉強をしてしまうと、「せっかく勉強したのだからもったいない」という気持ちが働き、引くに引けなくなります。

 

ということを踏まえると合格率10%以下の難関資格には安易に手を出さない方が良いと思います。

 

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