一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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行政書士試験に勉強時間300時間前後で臨む人は意外に多いっぽいことに対する感想

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↑一生懸命勉強していますが、絶対量少なくない?と思ってしまう今日この頃。

 

R4の行政書士試験の合格発表が2023年1月末にされました。

 

色々な方の合否をかなりたくさんチェックしました。100人以上は余裕でチェックしています。

 

なんでそんなことをしているか?というと自分の行政書士試験に対する仮説が合っているか?を確認するためです。

 

私は行政書士試験に対して以下の仮説をもっています。

 

・初学者が行政書士試験に合格するのに必要勉強時間は1800時間前後である。

・180点に大きな壁があり、多くの受験生が170点台で複数年不合格になりやすい。

 

180点に大きな壁があるのは、間違いなさそうですが、必要勉強時間1800時間というのは多すぎるような気がしてきました。

 

というのも行政書士試験はサラリーマンが受験することが多い資格と言われており、サラリーマンが捻出できる勉強時間は1年600時間と言われています。

 

そして行政書士試験に合格する人が多いのが2年~3年であることを考慮すると最大で600時間×3年で1800時間だろうというのが算出時間の根拠でした。

 

が、R4の行政書士試験の受験生の勉強時間をみていると300時間くらいで受験に臨んでいる人が多いことに気が付きました。

 

となると前提計算も最大で600時間×3年で1800時間でなく、300時間~400時間×3年にした方がいいのではないか?と思い始めました。

 

がたぶん1年で300時間くらいの方は合格するには4~5年コースだと私は思っています。

 

そのくらい今回観察していて勉強時間300時間くらいで試験に臨む人が多いことは想定外でした。

 

一般的に行政書士試験は600時間~800時間で合格すると言われています。

 

私は1年目に1200時間勉強して不合格になり、2年で1300時間の計2500時間勉強して、やっと合格しています。

 

その事実を踏まえると300時間の勉強で合格しようと思っている人が多いことに、とてもビックリします。

 

なんで300時間で合格しようと思う人が意外に多いのか?自分なりに勝手に想像してみます。

 

短期1発合格者をみて「俺もワンチャンいけるかも!」と思うのだろうと推定

 

行政書士試験は何度も不合格になってしまう人が多い反面、早い人は1発で合格してきます。

 

しかも1発合格者は極めて短期間かつ短時間での勉強で合格していきます。

 

私の観察しているイメージだと、そういう方は時間がかかった人でも「約3か月で300時間くらい」で合格していきます。

 

そしてそういう方の発信は目に止まりやすいため、「じゃあ俺もワンチャンいけんじゃねえ?」と期待するんだと思えます。

 

が実際は短期1発合格者は他資格試験や仕事が法務部等でガチで法律をやっている人である可能性が高いわけです。

 

 

素直に受け入れてマネをしてしまうと大変なことに(不合格)なります。

 

単年度不合格になるだけならいいのですが、行政書士試験の難易度をかなり低いものとみなす恐れがあるため、最悪は万年受験生になるリスクがあります。

 

が、一般的に行政書士試験は他士業の試験と比べれば簡単だと言われていることを踏まえれば、知識のない方は300時間の勉強でも合格するかもと思っても仕方がないと感じます。

 

160点前後までは比較的簡単に点数が伸びるため、あと少し勉強すれば合格できそうと誤認しやすい

 

行政書士試験を「初めて勉強する」、または「2年目でも180点の壁にぶつかることなく不合格」になってしまった場合は、180点に大きな分厚い壁があることに気がつかないでしょう。

 

私は行政書士試験の「160点前後までは勉強すれば点数が伸びるステージ」と、「勉強しても点数が伸びにくい160点~のステージ」があると思っています。

 

下のグラフがイメージです。

 

 

 

行政書士試験は160点前後までの点数なら、勉強法間違っていても市販テキストと過去問をすることによって点数が比較的簡単に伸びます。

 

下のグラフがイメージです。

 

 

もっともわかりやすい例が肢別過去問数を5~10周すれば、おそらく多くの人が160点前後まで比較的簡単にいくでしょう。

 

160点前後であれば、それこそ300時間くらいの勉強で行く可能性があります。

 

本試験で実際に300時間の勉強で160点前後とれれば、もう1年300時間くらい勉強すれば合格しそうに思いませんでしょうか?

 

観察していていると、少ない勉強時間で160点前後で不合格になった多く人が試験後に、「来年はイケそうな気がする」と感想を述べています。

 

が、実際はそうはならないことが多いわけです。

 

180点の分厚い壁に阻まれて、勉強したのに翌年も同じく160点前後で不合格なる結果がたくさん報告されています。

 

ここで最悪でも、どうやら180点には分厚い壁が存在しており、ちょっとやそっとの勉強ではブチ抜けないゾと気が付く必要があります。

 

1年300時間くらいづつしか勉強しないと180点の壁にぶち当たるのが3年~4年後と思われる。

 

180点の壁に気が付づくには、「勉強しても点数が伸びないんだけど!」という事実に直面する必要があります。

 

が1年で300時間程度しか勉強していないと、そもそも勉強しても点数が伸びないんだけど!と言う事実に直面しません。

 

最低でもネットで言われている600時間~800時間を勉強して、「やっとあれ?おかしいな。点数が伸びないんだけど?」と気づき始めると思います。

 

1年で300時間程度だと、その時間に達するのに3年かかります。鈍感な方なら4年くらいして、やっと気がつくケースもありえます。

 

ゆえに気が付くのが初受験から3年~4年後になる恐れがでてきます。

 

R4の受験生をみていて、3年~4年受験しても不合格になってしまっている人は1年の勉強時間が300~400時間くらい人が多いんじゃないか?と思うようになりました。

 

3回くらい不合格になったのを受けて、どうやら180点の壁に気が付いているような印象を受けます。

 

周りに1発で合格していく人がいる中で、どうして自分は何回も不合格になるんだ!と思う人は、「そもそも1年でする勉強時間が極端に少ない可能性がある」と思えます。

 

1年で300時間前後の勉強だと、おそらく合格するまでに4年~5年くらいかかる可能性が高いと思えます。

 

どうして不合格なんだではなく、ある意味で勉強時間が不足しており、なるべくして不合格になっていると思った方が精神衛生上良いと思います。

 

一方で、勉強時間を増やせば点数が伸び合格できるという試験では行政書士試験はありません。

 

が、そうはいっても、法律の初学者の場合は、最低限1500時間は勉強しないと合格ラインに乗りにくいと思います。

 

※あくまで私の個人的な感想です。

 

もし1500時間勉強しているにも関わらず点数が伸びなく悩んでいれば、下記の記事が役に立つかもしれません。

 

私は1年目に1200時間~勉強して不合格なり、2年目になり2000時間勉強しても点数が伸び悩みました。

 

結局、累計で2500時間~勉強しています。そのときにどうしたら点数が伸びるのかをかなり分析しました。その経験を書いています。(一部有料です)

 

・勉強すれども170点前後に止まる方、必見の点数の結びつく勉強をしているかチェックする方法

 

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