一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

アマゾン物販の最大のメリットは自動化にあり~他より高く売れることではない~

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※私は2017年~2021.6月までアマゾンで物販をしていました。その経験に基づいた知識です。

 

アマゾンで物販をするうえで最初に浮かぶメリットが「他よりも高く売れる」ということだと思います。

 

物にもよりますが、私の扱っていた商品だと、アマゾンでは売るとメルカリやヤフオクで売るよりも利益を20%~50%上乗せすることができていました。

 

が本当のメリットはそこではないと私は思っています。本当のメリットは「自動化」にあると思っていました。(あくまで私は)

 

自動化について話す前に、アマゾンがなぜ高値で売れるか?私なりに解釈していることをご説明します。

 

なぜ同じ日本で販売しているにもかかわらず、アマゾンだとこんなに高く売れるのか?理解するのに苦労しましたが、ジーっと観察して、比較していると「なるほどそういうことか!」と解釈できるようになりました。

 

高く売れる理由①30日の返品保証がある

 

 

メルカリやヤフオクや他のネットショップで商品を買う場合の一番の不安は、商品の品質だと思います。

 

匿名取引も可能でかつ、ヤフオクであればノークレーム、ノーリターンを明示しておけば、一切キャンセルを受け付けないといったストロングスタイルをとっています。

 

メルカリは返品不可は規約でNGですが、返品すると、相手とやり取りをしなければなりません。

 

いい人ばかりでないので、微妙な人であった場合には金額以上に精神的に大きなダメージを数日にわたり受ける可能性があり、実質できない・できにくい状態だと思います。

 

ネットショップの場合も大手以外は基本メルカリと同様な対応をされることが多いと思います。

 

つまりはアマゾン以外で商品を買うときにいつも、「この商品本当に大丈夫か?」という不安を覚えつつ買うことが多くなると言えます。

 

がアマゾンでは、どんな状態であれ100%返品に応じてくれます。

 

悪意がある人は、使い倒して返品するという人もいますが、それでも返品に応じてくれます。

 

アマゾンは超性善説でお客様の言うことはすべて正しいという考えをとっているからです。

 

というわけで、商品を買う方にとっては、買って失敗したというリスクがありません。

 

そのため多少高くてもアマゾンで買う方が安心という人がいるのだろうと高い価格でも売れる理由の一つになると思います。

 

高く売れる理由②:即配送してくれる

 

アマゾンは、即配送が売りになっています。

 

メルカリやヤフオクでは、買っても出品者によっては発送に1週間かかる人がいます。

 

急いでいなくても、必要だから買うわけなので、早く届いた方がいいのが通常です。

 

そう思うといつ届くかわからないメルカリやヤフオクよりも確実に早く届くアマゾンで高くても買おうという人がいるのも理解できます。

 

高く売れる理由③:出品者が少ないので価格競争が起きない

 

メルカリで出品する人が多いですが、アマゾンに出品する人は極端に少ないです。

 

イメージではメルカリで出品する人が10人いるとする、アマゾンにも出品する人は1人です。

 

アマゾンは高く売れますが、後述するアマゾンFBA(自動化)できるようにするには、月額5000円超かかります。たいした金額ではありませんが、ちょっとしたお小遣いを稼ぎたいレベルの人は、気軽に参入しにくいと思えます。

 

自然と価格競争が起きにくいので、高値で売れやすくなります。

 

そうはいっても少ない出品者の中で価格競争は起きますが、それなりに商品を縦に積んでいるとライバルはすぐに在庫がなくなり、いなくなるので高値で売ることが可能になる場合がほとんどです。

 

 

がしかしこの物が高く売れるということが、アマゾンの一番のメリットではないと私は思っています。

 

アマゾン物販の最大のメリットは自動化にあり

 

 

一番のメリットは物販をある程度「自動化」できるということだと私は思っています。

 

通常は自動化というと、人を雇ってやってもらうということが必要になります。がそうなると人を雇うコスト、教育コスト、辞めないようにフォローするコスト等で諸々費用がかかってしまいます。

 

1人では難しいわけですが、アマゾンのFBA(アマゾンに発送業務を委託する)を利用すると可能になります。

 

アマゾンのFBAを利用するとざっくり、売上15%くらいが手数料として取られます。

 

が、上記で説明したようにアマゾンは他で販売するより、利益で20%~50%増しで売ることが可能であることがほとんどで費用は問題になりません。

 

メルカリなどの他で売ると発送や購入前後のやり取りがでてきて、結構面倒です。

 

月間200個以上売ると、正直、かなりめんどくさくなってきます。

 

実際にメルカリで売る時のステップを説明します。

 

メルカリで商品を売った場合にする作業

 

メルカリで商品を売った場合の作業は、私の場合だとざっくり以下の11ステップをします。

 

出品する

即購入OKですか等やり取りが要の場合多い

落札される

お礼メッセージを送る

入金を待つ

入金確認する

商品を梱包する

発送する

発送連絡する

商品の受取を待つ

入金される

 

特に②⑧が面倒です。⑤⑩もその次に大変です。

 

事務作業としては⑧の発送をするがとても作業量が多く大変です。ゆうパケットポストができて劇的に楽になりましたが、それでもまだ大変です。

 

私は1日30件以上発送する場合になると、とても疲れます。1日発送し続けているような作業してる感満載になります。

 

※まとめて発送する人もいると思いますが、メルカリは匿名取引なため、まとめて発送すると誤発送リスクが高まります。ミスったら余計面倒になります。そのため、可能な限り即発送をしています。

 

加えて②即購入OKですか?などのやり取りが多いのは、地味にイチイチめんどくさいです。細かくスマホをチェックする必要があるので結構大変になります。

 

⑤入金を待つも精神衛生上悪いです。

 

入金がしっかりされるかチェックしていかなればならないからです。あやしい人であれば、入金期日を待たずにキャンセルさせて商品を再販しなければならない微調整も必要な為細かいチェックが必要になります。

 

 

⑩商品の受取を待つも面倒になる時がでてきます。

 

200件に1件くらいは、届いているのに届いていないと言ってくる人や、受け取らず返送させてくる人など、めんどくさい人にあたり、対応をしなければならなくなるためです。

 

以上のような作業があることもあり、常に私が動いていないと成り立たないことが多いです。

 

アマゾンで商品を売った場合にする作業

 

アマゾンにおいてやることは以下だけです。

 

①出品する(アマゾンに商品を納品する)ヾ(≧∀≦)ノうひょひょ 

 

その後のことはすべてアマゾンがやってくれます。

 

よってアマゾンに先に商品を納品してしまえば、そのあと海外に1週間行って遊んでいても、在庫がなくならない限り、ずっと売り続けてくれます。

 

私がいなくても、動いていなくても、アマゾンがガツガツと商品を売ってくれるわけです。

 

 

金持ちになるためのバイブルである金持ち父さんでは、資産家になるためには自分が動かなくても収入が入ってくる仕組みを作らないとダメだと提唱しています。

 

お金で仕組みを作るインベスター投資家(I)かビジネスで仕組みをつくるビジネスオーナー(B)になることが必要と言っています


 

逆にメルカリのように自分が動かないと仕組みが回らないことをやっている人をセルフエンプロイー・自営業(S)と言って、最もつらいお金の稼ぎ方と言ってます。

 

つまりは、アマゾン物販では自分が動かなくても稼げる仕組みであるビジネス収入(B)を作ることが可能になるということです。

 

 

☆まとめ☆アマゾンは自動化できるメリットがあるが…それ以上にデメリットが・・。

 

以上を踏まえまして、アマゾンで物販をする最大のメリットは自動化であることをお伝えさせていただきました。

 

自動化の威力はすさまじいです。

 

通常なら人を雇わないとできないことを、アマゾンがやってくれます。

 

人を雇わずに自動化できれば、自分は他のことに時間を使うことができるからです。

 

がそんな唯一無二の販売チャネルのアマゾンですが、決定的というか致命的な欠陥(問答無用で正規品を正規ルートで販売していてもアカウント停止・閉鎖させられるというシムテム上の欠陥)が存在しています。

 

特に商標違反・意匠権違反という嫌疑でアカウントが問答無用で停止することがおきます。

 

アマゾンは利用規約に「疑いがあればアマゾンの裁量の範囲内でアカウントを停止・閉鎖する」と明記されていることを盾に強権を発動してきています。

 

これは民法90条の「公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。」に該当する行為で、高確率で法的に無効であると思われます。

 

が今や小さな国よりも資金力のあるアマゾン相手に法定論争を用いるのは愚策なので、おとなしく従うより仕方がありません。

 

自動化で大きな利益が取れるメリットといきなり売上金全額留保のアカウントバンされるリスクをそれぞれがどう考えるかになります。

 

私はリスクの方がデカいと判断して、2022年6月にひとまず撤退をしています。(対策ができれば、再度の参入も考えています)

 

知財検定を受けたのも、アマゾン対策の一環でもあります。

 

 

以上、アマゾン物販の最大のメリットは自動化にあり~他より高く売れることではない~でした。

 

 

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