一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

行政書士試験合格後は、高難易度の実務経験獲得の宝探しゲームになると思うべし。

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↑宝(実務経験)を求めて探している子供。

 

行政書士試験に合格すると、一定の達成感を味わうことができます。

なかにはその達成感を忘れることができず、合格後も下手すれば5年~10年経っても行政書士試験のことを熱く語る人もいらっしゃいます。

 

それも生き方の一つなので、批判・否定するわけではありません。

が、本来は終わった試験のことは、ほどほどにして実務へ移行すべきでしょう。

 

行政書士試験に合格しても実務に移行できない人が多いのは、実務経験が積めずに、前に進めないことがおそらく原因でしょう。

ネット必死に探しても、原則、役に立つ実務知識は私の経験上、見つかりません。

 

そのために、開業できない。もしくは開業しても業務を受けられないとなるのが通常と思えます。

 

まさに「実務経験獲得」を目指して、必死に宝探しするがごとくになるわけです。

実務経験獲得はかなり高難易度と思います。

 

行政書士事務所は基本求人がなく、あっても行政書士試験合格者は独立されるリスクがあるために採用されにくいからです。

ゆえに、合格したら、実務経験獲得を求めて、さっさと行動することを私はおススメします。

 

※行政書士合格の成功体験が実務経験獲得の宝探しでは「足かせ」になる

 

実務経験獲得するのが難しいのは、行政書士試験でした成功体験が足かせになるからと私は思っています。

 

行政書士試験に合格する人は、基本、色々な合格体験記を読み漁って、合格法をマネしたでしょう。

例外的な人も一部はいますが、おそらくほとんどの人が合格必勝法みたいものを見つけて、それを実践して合格したと思います。

 

そしてそれがその人にとっての成功体験になりやすいでしょう。

 

が、悲しいことに実務経験獲得に関しては、その「成功体験は逆効果」になってくると私は思っています。

別の方法というか、真逆の方法をやらないと実務経験獲得はできにくいでしょう。

 

私自身も、ある程度、実務経験が獲得できるルートを見つけるのに、約2年かかっています。

 

実務書みて先人たちの発信を参考にしても、ほぼ役に立たない現実

 

私はよく観察していますが、行政書士試験の合格者がする行動は、だいたい似ています。

というか基本同じことをします。(※一部の人を除いて)

 

実務書を買って読んで、先人たちの発信を参考にして・・などです。

が、それをしても、何もおきないでしょう。

 

そもそもが行政書士権を合格しても開業しない(できない)人、してもすぐに廃業する人が大半という印象を私は思っています。

 

つまりは、行政書士試験の合格者がたぶんするであろうことをやったところとて、どうにもならない可能性が高いというのは、ある意味で証明されているわけです。

 

まずは、そのことに気が付かねばなりません。

 

自分で考えて、試してを繰り返すべし

 

では、どうするの?というと自分で考えて試行錯誤して実務経験の獲得にたどり着く必要があります。

 

これには正解というか、王道はありません。

これは当然です。

 

開業する時期も違えば、地域も違います。

もっているお金、知り合いの人数、前職までの経験等の事情がまさに千差万別だからです。

 

だから自分で手さぐりで探していくことが何よりも大事だと私は思っています。

 

「これやれば、実務経験積めるんじゃねえ?」と思うことを片っ端から、効率が悪くてもやっていきます。

そうして試行錯誤をしているうちに、実務経験が獲得できる方法がわかってくる場合があります。

 

わかってしまえば、「こんなところに宝はあったのか!」みたいなことにもなります。

 

この発想は、行政書士試験の合格法とは真逆でしょう。

ゆえに、行政書士試験合格に執着すればするほど、高確率で実務経験を積めないで開業できない(できにくい)状態になると私は思っています。

 

行政書士試験は、簡単な試験と揶揄されますが、実務経験を積むのが超高難易度です。

かつ行政書士試験に合格した成功体験が、合格後は足かせになりやすいという鬼畜仕様です。

 

合格した!という成功体験を惜しげもなく捨てて、考えを180度転換できるような人が行政書士開業で成功していきやすい人だと思えます。

 

行政書士で実務経験を獲得し、一定のレベルまで事務所運営を軌道に乗せれるのは、まさに宝探しで宝を見つけるがごとく、一握りの人だけだと私は思っています。

 

行政書士試験に合格したら、合格にいつまでも満足するのではなく、その先の実務経験獲得の宝探しゲームへ早めに意向するべきでしょう。

 

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